映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ピーター・グリーナウェイ監督「英国式庭園殺人事件」3932本目

タイトルが私好みだしピーター・グリーナウェイには興味があるので、この作品には過去にも何度か挑戦したのですが、集中して見ることができずにいました。でも、U-NEXTに入るたび(というかライセンスが更新されるたび)お気に入りに入れる、ああでも苦手だったやつだっけ、と気づいて外す、というサイクルを何度か繰り返してもうこれ以上同じことをせずにすみたくなったので、本腰入れて見てみます。

ブリティッシュ・イングリッシュは好きなほうで、毛を借り忘れた羊みたいな冗談めいたカツラやおおげさな衣装も、笑っていいんだったら喜んで見るけど、この作品の場合どこから笑えばいいのかわかりません。肝心の殺人とか謎とかミステリーはどこにあるのかよくわかりません。何より、お高く留まった登場人物たちが誰もかれもなんともイヤで、感情移入ができません。外国人にわかりやすい美しさをあえて全く演出せず、むだに全裸だったりして。これがギャグや皮肉ならツボが合わない。という意味で「難しい」作品でした。