映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

田中征爾監督「死に損なった男」3951本目

「メランコリック」が面白くてわりと好みだったので、楽しみにしてた第2作です。水川かたまり、空気階段…あ、相方は鈴木もぐらか。(グループ名も二人の芸名も好きだな)

前作の主役はすごく濃い存在感だったけど、水川かたまりって、暗めで神経症的で、押し出しが強すぎず、身体弱そうな役がすごくうまくて、いいキャラだなぁ。このおじさん最高。まごうことなき、明るくてちょっとすっとぼけたおじさんだ。よく見るけど正名僕蔵っていうんだ。それと唐田えりかってやっぱりすごく可愛い。

それにしてもこの監督、前作もスプラッターだったし、ひょうひょうとしたユーモアに似合わず「死」がつきまとうところがあるな。そこが迫力になってると思うけど。今回は血の量がだいぶ少なくて、そこが物足りない…とか言ったら血に飢えた悪い映画ファンと言われても仕方ないけど。

それにしても「娘」が優柔不断すぎるなぁ、水川かたまりもだけど。でも、巻き込まれがたのお人よしがいないと話が進まないもんなぁ。

この作品は、役者さんたちがとても良いけど、無理やり持って行かれるような迫力が前作ほどはなかったですね。面白かったし好きだけどね。

死に損なった男

死に損なった男

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