胸がいっぱいになるな~。こういうの「胸熱」っていうんですかね。
フーは昔からほんとに好きで、キース・ムーンが1978年に亡くなったときに既に私は2枚組のベストアルバムを愛聴してました。だからこの映画で使われてる曲も、ほとんどソラで歌えるほどです。高校に入学したての1年のクラスの自己紹介で、フーやキンクスが好きですと言ったのも覚えてる。彼らは私の親といってもギリ通るくらい上の世代で、そういうの聴いてるちょっとオマセな自分を演出しようという、あざとい考えだった気がします。。。最後のスタジオ・アルバムは、地元にできた初めての”貸レコード屋”でレンタルした。トミーの舞台は2000年頃にロンドンに行ったときに見に行った。音楽を聴いてるかぎりはフーを聞いてたけど、もう遠ざかって久しいな。それでも胸熱だ。毎日毎晩聴きまくってたから。大好きだったから。
なのに、当時彼らの映像って全然見てないんですよ。ストーンズやビートルズやデヴィッド・ボウイはたくさんドキュメンタリーも映画もあるので、あとになってからたくさん見たけど、ライブ映像ってMTVで細切れに少し見ただけで、こんなにキース・ムーンが叩きまくってる表情とか、ギターを壊す前のピートとか、全然見たことがなかった。もうこのキースの可愛さといったら。素のままの子どものままの人だな。昔真剣に片思いしてた人のビデオがどこかから出てきたのを見てる、みたいな気持ち。
フーの何がすごいって?エネルギー量がストーンズやビートルズと全然違うんですよ。ピートも言ってたけど、、音楽の良さやルックスの良さじゃない(両方大好きだけど)。音量も大きいけど爆発的にエネルギーが大きい。そこがいい。フーは永遠に、エネルギーを持て余した若者の音楽の爆発で、だからパンクスから見たレジェンドなんだよな。
このポスタービジュアル、サウンドトラックのアルバムカバーも同じ写真だけど、この写真だけで胸熱です。悪ガキどもの天使の寝顔。まだキースもいる。ジョン・エントウィスルもいる。今もう80歳を超えたピートとロジャーがまだ30そこそこの若造で。
この映画を見て思い出して、また会いたいと思っても、もうこの頃の彼らはどこへ行ってもいないんだよな…。最近こういうこと思うことが多いけどな。3枚組のベストアルバムも、実家に残したままどこかへ行ってしまった。いつか天国に行けたら、キースは遠すぎて会えないと思うけど、あのアルバムをもう一度手に取ることができるんだろうか。やり場のない胸熱を抱えたまま、今夜はSpotifyでフーを流しまくることにします。
ところで。リンゴ・スターは何度も登場してたけど、キース・リチャーズとリック・ダンコはどこに出てました?