映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

今敏「PERFECT BLUE」4043本目

改めて見てみると、名作だなぁ。

インターネットもまだ普及しきっていない1998年の作品。「推しの子」とか、汚されたり辱められたりするアイドルがテーマの作品は、この作品や実際のいくつものストーカー殺人事件を経たうえで作られた作品、って気もします。ベタ塗りの多い従来のアニメーションだけど、画質が上がると、絵が美しいなぁと改めて思います。AKBは2005年が最初だし少女時代も2007年。今のこの空前のアイドルブームを今敏は予想できただろうか?(できたかもなぁ、なんかすごい鋭敏な天才肌の監督だったから)

当時は今よりも、若い女性タレントをひどく蹂躙していたと思うし、その中で自分を見失って辞めていった人もたくさんいただろう。そんな世界のなかで、狂っているのは誰か?怪しい警備員?関係者たち?それとも本人?…前に見てるので犯人は知ってるけど、やっぱり独特の怖さがあります。

ああ、いい作品だった。4Kリマスターに感謝します。

PERFECT BLUE

PERFECT BLUE

  • 岩男潤子
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