映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

橋本忍監督「幻の湖」4060本目

犬殺しはそれなりに重い犯罪だと思うけど、恨みに人生を焼き尽くされてしまうのはよくない、こうなってしまうよ。という映画なんだろうか。

脚本家が撮った映画といわれても、人間性が浮かび上がってくるような気がしないし、ストーリーがむちゃくちゃだし、荒唐無稽で…っていうと映画を専攻した学生の卒業制作みたいなんだけど、それにしては他の部分の完成度が高すぎます。

こういう荒唐無稽なストーリーは、シリアスに作ろうとすると難しいのかな。アニメだけど時や場所を超える共通点のある「千年女優」は素晴らしいと感じました。もっとテンポよく、壮大なフィクションをドライブする気概で作れば…なんて、素人が想像するような簡単なものだとも思えませんが。(しかも、やっぱりカルトムービーと呼ばれるだろうと思う)