「アジアンドキュメンタリーズ」にとうとう加入してしまいました。半年以上前からXをフォローして、もう少しU-NEXTの作品を見終わったら…など思っていましたが。
インドの内政問題は、今も”カースト制度”が残ってるのかな、いや、そういえば「インド三大カーン」の一人、超スター俳優アーミル・カーンが主演した「PK」では現実にはムスリムの彼が、ヒンドゥー教とイスラム教の対立を仲介する宇宙人を演じてたな、ていどの知識しかなかったです。たくさんインド人の生徒さんを教えてるのに。
放送で真実を流すことが、禁止されてるわけじゃないけどできなくなっていく。日本も同じだと思ってる人も多そう。分断をあおり、自分たちに有利な世論へ導こうとする与党。それも聞いたような話です。
この作品の中心人物であるラヴィシュの所属するNDTVではヒンディー語でしょうか、インド国内の言葉が使われていますが、別の局のニュースは英語だったりします。インドは多民族国家で、同じ言語を解しない人たちがたくさんいるので、英語を共通言語として使っている、ということでしょうかね。ならなぜNDTVは、ラヴィシュは、英語を使わないのかな。その辺が、英語圏を味方につけてイスラムと自分たちを分断しようとする人たちに、有利に働いてしまっているのかな。
「PK」はすごく友好を志向するあたたかい作品だったけど、作られたのは2013年。このドキュメンタリーの公開は2022年9月(Wikipediaによると、撮影は2018年から2020年)なのでそれより5年以上あと。公開後の2022年11月にラヴィシュ氏はNDTVを辞めたとのこと(これもWiki情報)。理由は局が政府に近い大企業グループに買収されたからだそうです。「PK」後のインドは、分断の度合いを深めているということなのかな。
今はYouTubeチャンネルで自分の主張を公開していて、チャンネル登録者が今日の時点で1450万人です。(でも話し言葉も字幕もヒンディー語なので、映像から想像するしかないです)
大企業グループが分断をあおるのは、戦争はもうかるから、という理由が避けて通れないんじゃないかと思います。最近少しずつ半藤一利「B面昭和史」という本を読んでいて、第二次大戦に至るまでの日本、戦争中の日本、戦争が終わったときの日本、の普通の人々の生活について学ぶところが大きいのですが、実際のところ、世論操作をしようとする大本営があったとはいっても、戦争へと盛り上がっていった大衆の存在感はものすごく大きくて、人間ってよほど気を引き締めて暮らしていかなければ、あっという間に悪に飲み込まれてしまうと切実に感じています。
日々の生活にどんな問題があっても、大声をあげることがどんなに気持ちよくても、あおられた分断に乗っかって誰かを傷つけたらそれは自分の責任だ。と、一人一人が気を引き締めていなければ、おもいのほか簡単に戦争が始まってしまうのかもしれません。
本当に、もっともっと、勉強しよう。たいがいのことのヒントは歴史の中にあると思う。