映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ニコラス・ブナム 監督「真夜中のパリでヒャッハー!」1674本目

2014年のフランス映画。
ひとことで言うとフランス版「ハングオーバー!」+「ホームアローン」かなぁ。楽しい映画でした。相当のバカ騒ぎをしてるけど、なんとなくスケール感はアメリカより小さめ。

主人公がマンガを描く人で、タイトル&テーマが「Babysitting」だから、「子守」なのね。マンガ好きなフランス人は日本のが好きなのね。

フレンチコメディなら「奇人たちの晩餐会」の方がずっと好みだけど・・・。
さて、一緒に借りた「世界の果て・・」の方も見てみよう。

ニコラ・ブナム 監督「世界の果てまでヒャッハー!」1675本目

こっちが続編。原題はシンプルに「Babysitting 2」。今回は子供じゃなくておばあちゃんシッター?
で、こっちの方がスケール感があって、ますますバカバカしく楽しかったです。
”ジャングルの未開民族”の、今どきハリウッドでは見ないような政治的不適切感も、たいへん興味深い。おばあちゃんがアラブ系の青年をいちいちテロリスト扱いするのも。
思うに、これはフランスの文化が”先進的”と言うより、アメリカほど大きなコンフリクトを経験しないまま今に至ってるからじゃないかなーと、この映画を見て思いました。

でもこの映画の中では少なくとも、色々笑っちゃえばOK、という鷹揚さを感じたので良いと思います。
またさらに続編って出るのかなー。

フランシス・ローレンス 監督「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」1676本目

こういう映画も、Amazonプライムのおかげでちょっと見てみようかなと思う。
あっフィリップ・シーモア・ホフマン 。この時はまだご存命だったのですね。
ストーリーは、まぁ前のから次のにつなぐ内容で、前のを見てないとわからないし、次のを見ないとわからない。
それはそれで良いのだけど、シリーズ物のドラマとか長い映画としてまとめて公開してもかまわないんじゃないかなぁ、映画として見るとむしろコマ切れ感が強くなるんじゃないかな、と言う気がします。

私がこのシリーズを見る理由は多分、ジェニファー・ローレンスの演技を見るためですね・・・。
フィリップ・シーモア・ホフマンジュリアン・ムーアも一緒に見られて嬉しい。
そんな感じです。。