ヨーロッパ映画(90年代以降)
最高に美しく純真な世界。ベルギーの小さい女の子の目で見た1960年代の日本郊外の美しさを見て、日本の私たちは心が洗われるような思いを抱きます。すべてにわたって繊細な色使いと表現。ユニークで不遜でちっちゃい女の子の観察の確かさ。それを見ている私…
アマプラにアクセスしたらおすすめされたので、見てみました。A24か。不思議な味わいの作品です。 賢いベリーショートの15歳、チューズデイは、何の病気か語られないけど、非常に重篤で、いつ命が尽きてもおかしくない状態。母はめちゃくちゃ強気な女性なん…
これも「アジアンドキュメンタリーズ」から。 製作国はインドとフランスだけど舞台はオーストラリアのタスマニア。C型肝炎の特効薬が地元ではべらぼうな値段で売られているんだけど、特許権がおよばないインドではバカ安で売られていると知った男が、並行輸…
タイトルだけ見て「フランシス・ハ」みたいな作品かな、面白いだろうけどもっと時間ができたら見よう…みたいな気持ちで後回しにしてました。が、「センチメンタル・バリューがとても良かったので、優先順位を上げて鑑賞。 まず訂正。「センチメンタル・バリ…
とても評判がいいので見てきました。スイス映画で言語はおおかたドイツ語ですが、フランス語も混じってます。スイスでは両方の言語が使われているので、ナースは2言語できる必要があるのかもしれません。(移民の話すトルコ語は、わかる人を待たなければな…
実にいい映画でした。沁みた。 ヨアキム・トリアーは、こんなにいい作品を作るようになってたのか。過去に「テルマ」「母の残像」を見たけど、ここまで打たれなかったので、それほど期待してなかったけど、深い円熟の境地って感じました。 長年映画を撮って…
犬殺しはそれなりに重い犯罪だと思うけど、恨みに人生を焼き尽くされてしまうのはよくない、こうなってしまうよ。という映画なんだろうか。 脚本家が撮った映画といわれても、人間性が浮かび上がってくるような気がしないし、ストーリーがむちゃくちゃだし、…
クリステン・スチュワートが、「トワイライト」やそれ以降の作品とは違ってナチュラルで素敵。男を相手にしなければならなかったときは違和感があったのかな、今のほうがいい。 この作品って、タイトルがコメディみたいだし、ケイティ・オブライエンの筋肉が…
近未来のアメリカ内戦を想定した作品、か。わりと唐突に、”みんなもうすでに内戦に慣れている”状態で映画はスタートします。場面によって、スピーディに、あるいはあえてゆっくりと進む。やけにおしゃれな音楽、ときどきドキッとする残虐さ。…この感じ、「28…
これだけは映画館で見ようと、公式サイトを何度もチェックしてきたけど、遠すぎたり終わったばかりだったりして、ここまで来てしまった。やっと再来週また都内で上映されるので、チケット購入のための会員登録も済ませて… と思ったら!VODについに出た!我慢…
シビレる…(死語) 元パンク娘としては、こういう歴史ものはたまりません。一時期ほんとうに音楽ばかり聴いて暮らしてたけど、今みたいに情報が氾濫してなかったので、たまたまロッキン・オンに載ってたり渋谷陽一がラジオで流したり(※この2つ情報ソース同…
最近、子どもの教育について考えることがあって、モンテッソーリ教育についてちょっと調べものをしていたところなので、こんな映画があると知って見てみました。 苦労したんだな~。世界は古今東西、保守的なもので、先駆を容認できる場や人は多くない。立派…
2022年のルーマニア映画。 ルーマニアってどんな国だっけ。第二次大戦では日独伊と組んでソビエトと戦っていて、つまり旧ソ連ではないんだけど、1989年の革命までは共産主義国だった、らしい。その前はオスマン帝国から”ローマ化”が行われた、というのが国名…
これもNetflix。この監督の作品はこれと別の1本だけがKINENOTE登録ありですが、そもそもイタリア映画の新作を見ることなんて全然ないなぁ。スペイン映画やスペイン語の中南米映画はずっとたくさん上映されてるのに比べると、イタリア映画、日本では斜陽時代…
〈結末に触れています〉 「サスペリア」のダリオ・アルジェントが出てるんですよね。そういう興味からも、見てみたかった作品です。が、ギャスパー・ノエ監督作品は、よほど元気なときじゃないと引き込まれてウツになってしまいそうなので、ずっと寝かせてし…
そうかこれは日本未公開だからKINENOTEに載ってないのか…。面白いのに。感想を読んだり読んでもらったりしたいのに。 原作はジェーン・オースティンで、エマは私のイメージではエマ・トンプソン(エマだけに)みたいな、長女っぽいお堅い役が似合う女優さん…
イザベル・ユペールの金髪は違和感を感じてしまう、長年ブルネットの彼女を見続けてるからなぁ。 この映画、鉄の女が政敵から暴行を受けたが、自作自演だと言われて四面楚歌に陥る、という話で、これを演じられるのって彼女くらいしかいないなぁと思います。…
これはまたハッピーな映画だなぁ! ミセス・ハリスを演じるレスリー・マンヴィル、昨日までやってたNHKドラマ「母の待つ里」(原作浅田次郎。すごく面白かった)でおばあさんを演じた宮本信子のきれいな笑顔を思い出します。でも見たことあるなーと思ったら…
みんな年取ったなぁ(私も)。レネ・ゼルウィガーは現在56歳。あたりまえだ。なんとなく、50代の女性に当然のように求める若さがエスカレートしてきてる。50代でも独身なら恋をしなきゃ。整形までは求めないけど、なんとなく若々しくなければ。元気でなけれ…
民族的にはパレスチナ、出身はナザレで国籍はイスラエルらしい。パレスチナ系(アラブ系)イスラエル人。だけど名前はユダヤ人に多い「~マン」でキリスト教徒とのこと。すでに私は混乱しています。 髪も髭も白く、帽子を深くかぶって縁の太い眼鏡をかけてい…
どういうわけか、ゴルチエってイギリス人だとすぐ思いそうになる。名前がジャンポールゴルチエなのに。 この映画は、見始めてすぐにギャスパー・ノエ「CLIMAX」を思い出して勝手にぞっとしてしまう。ダンサーのルックスやタイプのバラエティがあの映画を思い…
スペイン語の付け焼刃の勉強のため再見。 1999年、もう26年も前です。どうりでセシリア・ロスもまだ若い。これが2012年の私とアルモドバル監督との出会いでしたね。今回が3回目。まず母子のキッチンの色彩があざやか。息子が持つ鉛筆を、紙の側からアップで…
また見ました。3回目。今回は、11月にスペイン語の検定試験を受けようと思って…というか本気で勉強を始める前に申し込んでしまったので、スペイン語の映画をいっしょうけんめい見るのが目的です。 3回目にして初めて気づくことがたくさんある。 サルバドール…
フローレンス・ピューの悪女っぷりが見たくて見てみました。 シェークスピアの「マクベス」に出てくるマクベス夫人は2023年に新国立劇場でバレエを見たことがあります。バレエは珍しいのかな?すごく良かったんですよ。ダンスだけで十分にストーリーも感情も…
このあと「28週後」という映画が作られてたことは知らなかったけど、今3作目「28年後」が公開中ということで、1作目から見直してみることにしました。最初に見たのは2013年、今から12年前です。 ダニー・ボイル、大好きだったんですよね。トレインスポッティ…
<ネタバレあります注意!> やっと見ました。これも公開から(そして現実のコンクラーベから)まだ半年たってないんだな~。 カトリックという宗派は、崇高で美しいステンドグラスやマリア像のような教会美術(その粋がバチカン)を思い浮かべて陶酔しそう…
ジャック・オディアール監督作品って「パリ13区」「ゴールデン・リバー」「ディーパンの闘い」と、いまひとつ監督の意図を汲めたかわからない感覚のままだったのですが、この作品はずいぶんエンタメ要素が強そうです…というか、そもそも舞台が麻薬とサボテン…
コロナ明け、ふたたび旅を始めた私としては、この映画の話を聞いていてもたってもいられず、劇場に見に行ってきました。 パスポートやESTAに不備もなく、仕事か短期間の観光で入国したことしかないけど、出張前にバンクーバーで二泊することにして、シアトル…
Blur好きだったなぁ。OasisよりBlur派で、30過ぎてまたバンド組もうって話を翻訳仲間としていて、Blurのスコア買ってベースライン練習したりしてた。(だから聴いてると指が動いてしまう曲がいくつかある) 過去形でいうくらい今は音楽を聴かなくなったけど、…
KINENOTEのトップページに「YOYOGI」ってポスターがあって、代々木公園で過ごす人たちや鳥たちを、ただそのまま撮ったものだといいます。これは見なければ。代々木公園は以前の職場にも近く、花見やらコロナ禍のピクニック、散歩やイベントでよく行くなじみ…