2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
内田百閒の伝記映画、なのかな。「ノラや」でやっと気づいた。私も相当うちの猫を溺愛してるけど、この先生には負ける。映画のなかの内田百閒は子どものように純真で、ひたすら愛されるだけの存在といってもいい。まるで頼りないけど愛される末っ子気質。な…
この映画が公開されたころはもう、私は一日一本くらい映画をみる生活に突入していて、この映画のことも覚えてる。井浦新や若松監督をやる、ということしか覚えてない。でも主役は吉積めぐみという、実在した女性の助監督なんだな。見てみないとわからないも…
パゾリーニ監督作品は、キリスト教の悪い部分を描くことになってるんだろうか? 世界の終わりを告げる使徒のようなテレンス・スタンプ(不吉なジュード・ロウという感じ)がある邸を訪れると、邸の人間はみんな、彼に自分を与えずにいられなくなる。彼が急に…
この前にU-NEXTで配信されてるCNNの「ハリウッド映画の一世紀」っていうシリーズもののドキュメンタリーを見ました。時代を区切って84分間×6本。主役級の俳優や監督が、自分以外の俳優や監督に感激した経験を語る(自分たちのことも話すけどね)のが、見てい…
なるほど。全然”名作”ではないけど、なんかすごくいい。私は、こういうどこかボーっとした人のいい女性が大好きなんだ。なんでだろう?と考えてみたら、私なら肩ひじ張って、バカじゃない振りをしたり、バカだと思われないように努力したり、そういうセコイ…
<結末に触れてますが、昔の作品だからいいよね?> U-NEXTで「ハリウッド映画の一世紀」っていうドキュメンタリーシリーズを配信していて、~1950年代、60年代、70年代、80年代、90年代、2000年以降という6回に分かれているのですが、これが映画好きの魂に…
「11ミニッツ」が”犬死に”を描いた不思議な映画として強烈な印象を残したスコリモフスキ監督。今度はロバ??ロバってすごく可愛いけど、どうもちょっとおまぬけなイメージがあります。この子を彼はどうしようというのか。「バルタザールどこへ行く」で泣い…
この監督の「ヨーヨー」を先に見たんだけど、パリのしゃれっ気あふれる素敵な作品でした。可愛くて可笑しくて優しくて。この作品も、成長した少年がまだうまく大人の男になりきれず、失敗ばかりするのが愉快です。 とにかく、世界中の女子が憧れる華麗なパリ…
教習所で見せる事故映像のように、この映画(ダイジェストでいいから)をすべての高校生とかに見せたら、好奇心で薬物に手を出す人が激減するのでは・・・(具合が悪くなって保健室に駆けこむ人もいそう)。副題「ダメ!ゼッタイ」、としたい。 そんな中毒映…
すごく美的にこだわった作品ですね。たのしく、うつくしく、ちょっと切なく、完成度が高い。ジャック・タチを思い出すなと思ったら、実際エテックス監督はジャック・タチのスタッフだったんだ。この作品の権利関係をクリアして再発するための運動には、ゴダ…
日本に住んでいる外国人の友人が遊びに来ていたんだけど、このあとニューヨーク・バーに行くというので予習(?)として、一緒にこの映画を見てみました。楽しい酒になってくれるといいんだけど。 外国人としてこの映画を見るとどんな気分なのか聞いてみたら…