1954年の作品。私は娘時代の原節子の、悪い子の演技や怒った怖い顔が見たい。でもこの映画では冒頭から「いやぁねお父様、ウッフフフフフ」という、完成された”原節子美”を見せています。・・・えっこのお父様、実の父じゃなくて義理の父なの?で、夫は平然…
<ネタバレあり> ジム・キャリーがコミカルな演技をしない作品には、だいたい期待します。(私は「エターナル・サンシャイン」がすごく好きなのだ) これは、アメリカの郊外の普通の町で戦地へ旅立った地元の人気者の青年が、記憶を失って戻ってくる・・・…
ジョン・ベルーシ好きだったなぁ。なんともいえない愛嬌があった。ブルース・ブラザーズの最後に、黒いサングラスをずらして見せる目がとってもきれいだった。 奥さんや親せき、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス(最初のゴースト・バスターズでトリオ…
グッゲンハイム美術館のグッゲンハイムだ。でもニューヨークの美術館を作ったのはペギーじゃなくて伯父のソロモンらしい。あの美術館もユニークだけど、ユニークな姪がこんな強烈な一生を送っていたのか。 いちいちお付き合いしなくてもいいと思うけど、自分…
エンディングが感動的だ。ヌレエフがおそらく最盛期の頃に公開インタビュー番組に出演したときの、彼の登場で、鳴りやまない拍手に彼が陶然とした表情を浮かべる。その後はエンドロールとともに、この映画で取り上げたバレエ公演の映像ダイジェストを、出典…
すごいなと思うけど「いいな」と思ったことのないシュヴァンクマイエル作品をまた見てしまうのは、”怖いもの見たさ”以外の何物でもない。木でできた赤ん坊って…「アネット」かよ!(ちょっと違う) チェコスロバキアのスロバキアのほうは絵本の国、ファンタ…
<ネタバレご注意!> いくつ続くんだ「シン・」シリーズ。でも盛り上がってるみたいなので、何度でも乗ります!・・・というわけで見てきました。 いろいろ笑えたなぁ。Twitterに流れてくるいろんな情報をすでに見てたけど、「巨大な桜井浩子」はそういう意…
昨日も病院で悪玉コレステロールをなんとかしろと言われたばかり・・・。衝動的にステーキをUBERしたりしないよう、食後に見ました。 まあまあ長く生きてきたので、神戸のとろける霜降りステーキも食べたし、フィレンツェで柔らかくて味のいい赤身のTボーン…
<ネタバレあります> この監督の「ミッション8ミニッツ」は見てたけど、デヴィッド・ボウイの息子の、あのゾーイだとは知らなかった。「8ミニッツ」も良くできた面白い作品だと思ったけど、これもまた引き込まれました。 サム・ロックウェルの、普通にや…
「ランナウェイズ」の映画は見たけどソロのジョーン・ジェットのドキュメンタリーは見てなかった。本物はやっぱりカッコいいわ・・・。 ランナウェイズは本当にいい音楽をやってたけど、下着姿はセンセーショナルすぎた。彼女が「アイ・ラヴ・ロックンロール…
タイ沼にはまっている友達が家に遊びに来たので、「タイ・フェスティバル・ジャパン2022」というオンラインイベントが始まるまでの時間にこれを見ました。(見終わってからタイ料理食べに行った)BL多いな、タイ・・・。 で、この映画はむかしの日本のドラマ…
小松左京だしパンデミック関連だし、いつか見たいと思っていたらこれもU-NEXTに入ってたので見ました。 草刈正雄、まだ演技かたいな。見たことのあるハリウッド俳優たくさん出てるけど、ものっすご日本映画だな。南極ロケとマチュピチュロケ、すごすぎるな!…
インパクトの強いポスタービジュアルに見覚えがあるけど、見るのは初めて。 ピストルズというムーブメントのことは、「シド&ナンシー」などでも見てるので(いやそもそも当時からけっこう好きだったし最近まで「The Best Punk Album」とか買って聴いてたじ…
ああ、なんかいいなぁ、おバカで。 ビル=アレックス・ウィンターは能天気な感じで年を重ねてる一方、テッド=キアヌ・リーヴスは「…辛いことたくさんあったんだね」と言いたくなるような憂いも感じられます。でも、こういう映画を作ることで、おバカな楽し…
「ディアボロス」見たらこれが見たくなりました。 キアヌ・リーヴスっておバカ役をやってるときも好きだな。私の大好きなケヴィン・クラインも、イケメンなのにおまぬけな役が多い。若い頃の近藤正臣のきょとんとした顔も好きだったな…(割と系統が近い人た…
キアヌ・リーヴスとアル・パチーノの対決。でも妻と二人の場面も多い。最初は童顔の可愛いお嬢ちゃんだと思ったけど、シャーリーズ・セロンじゃないですか!なかなか迫真の演技。 この頃のキアヌ・リーヴスの美しさ。ジョージ・クルーニーみたいな知性派で熱…
タイトルは日本で報道されたときには「男女対抗試合」となってたようだ。これだといまどきの洋画として人気出なさそうだから、原題のままにしたんだな…。この試合のとき、私はもう生まれてるし、クリス・エバートあたりから記憶があるのに、ビリー・ジーン・…
NHKBSでやってたのを見た。1981年の作品ってことは、撮影したのは前年くらいか。映像を見た記憶はないけど、これと同じ構成のライブを録音したカセットテープをよく聴いてたので、細かいところまでよーく記憶してる。 この間見たRCサクセションの1983年のラ…
早期退職~貧しいけど楽しい隠居生活…のつもりが、暇すぎて日本語教師の勉強を始めてしまって、今ちょうど教育実習中。お金を取る自信はないので、まずボランティアで教え始めることになったのが、ベトナムから来ている技能実習生の男性。この映画をたまたま…
この原作を読んでたら、映画化されてたことを知ったので、見てみました。マーティン・フリーマンやサム・ロックウェル。ビル・ナイ、マルコビッチ、豪華キャストじゃないですか。アマプラになぜか吹き替え版だけありました。やけに複雑なストーリーなのでそ…
これもソフト化をずいぶん長いこと待ってました。(名前だけ知ってて楽曲は全然知らないんだけど) 私の父も2011年のお正月にアルツハイマーが発覚して(その前にも、おかしいな~と思うこともあったので、発症はもっと前だろう)、2013年に亡くなったんだけ…
公開時に見そびれた、こういうバンドもののドキュメンタリーがたくさん見られるのも、VODのいいところ。DVD化されなかったものも多くて、これもずっと「見たい」に入れたままになってました。 シカゴ好きなんですよ。洋楽を初めて聞くようになった小学生のこ…
間違って別の戦争映画をレンタルしてしまったかと思った! 若き日のポワロが戦争で体験したことが、冒頭モノクロで描かれています。この作品は愛の物語だからね。去年1978年の映画化作品を見なおしたばかりなので、筋がガッツリ頭に入ってて、最初から「そう…
やっぱり見直すでしょう、これは。 2019年作品も俯瞰から入るけど、これもそうだったんだな。1961年のニューヨーク島。 プエルトリコ系のシャーク団のメンバーは肌の色を少し浅黒く眉を濃くしてあって、黒髪。アイルランド系のジェット団は、金髪の人が多い…
1961年の「ウエストサイド物語」は見たのがだいぶ前なので、今は比較できませんが、この作品だけに限っていうと、禁酒法時代の内部抗争を描いた一連のギャング映画の若者版という感じもします。みんな若くてまだ初々しいんだけど、違うグループに対する敵意…
とても、説明的な映画だった。後日譚を描き始めるための前提となる設定を、さまざまな人たちが口頭で詳しく説明してた。だいたいは把握できたけど、感覚じゃなくて頭で一生懸命ついていかないといけなくて、バカのように口を開けてただただ見入ってしまった…
国際線の機内で見られる映画からおすすめ作品を紹介する「空中シネマ」。第1回はANA国際線プログラムガイド5月号の表紙にもなっている、ギレルモ・デル・トロ監督の「ナイトメア・アリー」です。 半魚人と人間の女性が恋に落ちる映画、覚えてますか?あの「…
これは、ジャン・ピエール・レオを見出したトリュフォー監督ではなくて、宿敵(ともみなされる)ゴダール監督の作品。ゴダールの男たちの例にもれず、レオ演じるポールは、なんだか政治的なメッセージのような哲学のようなものをつぶやいています。 常に、め…
<ストーリーに触れています> 原作がとても好きなんだけど、こんなお話だったっけ? 冒頭、暗いスタジオの上階からフロアで踊るリナ(芳根京子)を見下ろすエマ(寺島しのぶ)。トランスっぽい音楽の感じもあって、ギャスパー・ノエの「CLIMAX」の冒頭部分…
「キネマの神様」を見たあとに、たまたま見つけた山田洋次監督の唯一のサスペンス映画を見てみる。なかなかの本格サスペンスで、寅さんシリーズの監督って気がしないけど、そういえば渥美清にも「拝啓天皇陛下様」という名作があるし、山田監督は「砂の器」…