2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
せっかく映像があるのに、自分の考えを伝える上で何か図示するわけでも別の映像をはさむでもなく、ただひたすら「モバイルハウス」を作りつつある映像と、彼の主張が続く映画でした。なんか違和感があるのは、最初から最後までこの坂口恭平という人がしゃべ…
見ようと思ってるうちにだいぶ時間が経ってしまった。公開当時はけっこう盛り上がってたと思うけど、評点はそれほどでもなく、感想は「失速」みたいに書いてる人が多いのね。(それでも見る) 脱出船の中でまた感染が発生して、近隣諸国のどこでも受け入れて…
これもずっと見たかった。島尾ミホ原作「海辺の生と死」の映画を見たときからかな?この作品にしろ「智恵子抄」も、本当に純真に生きてきた女性が夫に裏切られて(必ずしも女性関係とは限らない)深く傷つくと、狂おしくなっていくのかもしれない。こんな言…
Amazonプライムにだけはもう出てた。 草彅剛が「青天を衝け」で徳川慶喜をやってるのがとても良くて、やはりこの作品を見ておかないわけにはいかんだろう!ということで。 …見始めてすぐ「プリシラ」を思い出した。あれ見といて良かった。男っぽいのに女らし…
宮崎あおいが出てる、悲惨な内容の映画…と思ってちょっと敬遠したまま今まできてしまったけど、いろんな映画をその後たくさん見てきたから、もう耐性が付いたかなと思って、見てみることにしました。 阪本順治監督だから、露悪的じゃなくて怖くはなかった。 …
ヒッチコックとトリュフォー?なんでそんな比較できそうな点が少なそうな二人を対比したんだろ?…見てたらすぐわかった。トリュフォー31歳がヒッチコック63に対するリスペクトを最大限形にしようとした本があって、この映画はその本を回顧しつつ今活躍してい…
これも、いま見る人いないだろうなー 1968年の作品。歌は面白くて覚えてるけど、なんで大島渚が映画化したんだ?はしだのりひこはドラマによく出てたし 「花嫁」は「はしだのりひことクライマックス」がテレビで演奏するのを見た記憶があります。(当時「夜…
大島渚が作るような作品って監督自身のわだかまりをぶつけたような感じで、今はそういうのをまんがにしたものが多いような気がする。この映画が作られた1965年当時のまんがは、大人向けは仁侠ものとか侍ものとかポルノとか、子ども向けは青春スポーツもの全…
幅広いです、ワイズ監督。でもどの映画も、どこか観客をくすぐるエンタメ性があっていいですよね。 この作品も、今見るとハリボテ的なUFOや宇宙人なんだけど、衣服の表面が艶消しでつるんとしていたり、UFOへの入口が無音で布みたいにスーッと伸びてスーッと…
いきなり結論をいうと、彼女が私にとってのミッシング・リンクだったんだな。英国的カルチャーとビートルズの間が、途切れてたのだ。 ロンドンの語学学校にちょっとだけ通ってた頃、ロンドン大学の学食でナイジェリアからの留学生の男の子がまだ英語がよく聞…
重たそうなやつも見てみる。U-NEXTに入っているということは、家にTSUTAYAがあるようなものだ。そういえばTSUTAYAから太っ腹な「新作も旧作も5本無料!」っていうハガキが来てた。もう長いことTSUTAYAでレンタルしてないからな…。 「娘は戦場で生まれた」は…
原作者の押見修造に浦沢直樹がインタビューする「漫勉」って番組をたまたま見たら、この映画を見てみたくなりました。映画かNHKばっかり見てる。 吃音って苦しいと思う。私はいつも、あたまで考えることが先走って口がついていかないから、何か言いたいこと…
「町山智浩のアメリカの今を知るTV」で取り上げてて面白そうだったので、さっそくU-NEXTで視聴。「トラウマ映画」とかの本は読んでるけど音声配信とかは聞いてないので、あまり映画に関しては追っかけてないんだけど、これはサッチモとビリー・ホリデイが出…
むかしの映画で18世紀~19世紀を舞台にしたものって、賑やかだけどそれほどきらびやかでなくて、ちょっと入り込みづらい。この作品が、制作当時の1960年代のロンドンを舞台にリメイクされてたら、きっと「アルフィー」みたいな、今見るとまさにオシャレ!な…
U-NEXTでリメイクが公開されたり、「100分de名著」で取り上げられたりしたばかりなので、見てる人も多いかな。「~名著」講師が番組で「映画が素晴らしかったので研究を始めたが、読んでみたら原作より映画の方がよかった」とぶっちゃけトークをしてたくらい…
今こういう映画見る人少ないだろうな、という作品ばかり見ている。 公開は1982年、ミッキー・ロークが俳優人生最高に二枚目でケビン・ベーコンは最高におバカでみんな若い。「See you at the Diner, OK?」ってカッコイイよなぁ。いつもの店で、あとでな。(…
これ実は見てなかったんだ。VODは音楽ものの作品が多くてありがたい。当時プリンスの良さはあまりわからなかったけど、あれほど世界を沸かせて、ふっと消えるようにいなくなってしまったアーティストのことは知りたいです。 王子様のような服装、やけにきれ…
多部未華子が両親を急に亡くしたかわいい編集者で、岩田剛典が人気急上昇中のイケメン俳優で、二人とも「誰もが憧れるタワーマンション」に住んでて、エレベーターで出会ってなんとなく付き合い始める…韓流ドラマか?最近は日本のドラマでここまでベタな設定…
「パラダイス・ナウ」の監督の作品。あの作品は見る前かなりビクビクしてたけど、恐ろしすぎない演出でした。これもそうだな。ただ、恐怖をあおる演出じゃないとはいえ、若いオマールの巻き込まれ度は「パラダイス・ナウ」にも匹敵します。彼、なんも悪くな…
アヌーク・エーメの若かりし姿。彼女が「男と女」で見せる「んふ」っていう笑いが素敵だったのですが、この作品ではちょっぴり若すぎるかな。日本のタレントのローラに似てるかも、目鼻立ちが大きくて話すと子供っぽい感じが。この作品ではむしろ、少女セシ…
1962年の作品。林芙美子を高峰秀子、その母を田中絹代。 高峰秀子は若い娘の役だけど38歳か。「張込み」で生活に疲れた主婦を演じた4年後。明るい役をやるときのはじけるような笑顔はなく、世間の垢にまみれたぱっとしない娘です。うまいよなぁ、こういう演…
面白く見ました。1980年の「2本のコーラ、飲み比べてみて好きなのはどっち?」キャンペーン、強烈に覚えてます。一般の人がCMに登場するのって、日本では石坂浩二が街行く女性に声をかけて髪の水分量を測らせてもらうのがありましたね。あの頃は本当に素人が…
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」を思い出しながら、1971年のこの作品も見てみました。 内容はほぼ同一。この映画もそうとうブラック。原作にかなり忠実なんだろうな、なにしろ1971年版は原作者ロアルド・ダー…
1971年に、当時の若者たちがイキがって撮った前衛映画。 私は若いとんがった人たちが何かにもがきながら生み出した作品には好きなものが多いけど、若い人はバカで無鉄砲だから愛しいわけで、こざかしい若者はめんどくさいのだ。この作品は、「あらかじめ失わ…
こりゃ参ったな。 バンドの解散後やアーティストの死後にファンになって、「彼らが活動してた時代に生まれたかった」って思ったことが何度もある。ストーン・ローゼズは、私が音楽をまだ聴いてた頃、ロッキン・オンをたまに読んでた最後の時代のアーティスト…
これ見てなかった気がする。1988年に作られたドキュメンタリーで、ジョンの生い立ちからビートルズ、ソロになってから、シンシアとの出会いと別れとジュリアン、ヨーコとの出会いとショーン、そしてあの運命の日。亡くなったのは1980年だからこの映画は8年後…
スペインの「ヒターノ」、ジプシーの出自をもつフラメンコダンサー、ラ・チャナのドキュメンタリー。ヒターノのつづりはGitano、そういえばジタンっていうフランスの煙草の箱にはフラメンコを踊ってる女性の絵が描いてある。ヨーロッパ地続きだもんな。どん…
この作品あんまり聞かないけど、「死ぬまでに見たい映画1001本」に載ってて、U-NEXTにあったので見てみます。ジュディ・ガーランドって朗らかなスター感と深みのある声のギャップが好きです。この作品ってさすがに髪型(女子がみんなかつての「ツッパリ」み…
私こういう、裏方のプロフェッショナルな人々の話って大好きです。表面に姿は現れないけど、たしかな技術と感覚で、作品を別物のように素晴らしくしてしまう、魔法使いみたいな人たち。私、はずかしながら映像制作会社にいたときに数分の番組を作らされたこ…
やっとVODに降りてきた。フランス映画なのね。 先生を取り囲んで、キャンバスに彼女を描いている少女たち。教室の後ろに、暗くて美しい海の絵が見える。…この様式的で端正な美しさ、萩尾望都とかの時代の日本の少女マンガみたいですね。同性どうしで出会って…