2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧
2008年作品。原題は「The Visitor」。 「The Reader」は「愛を読む人」。日本語はコンテクストがないとだめらしい。アメリカのアパートの空き部屋のにおいがしてくるような空気感。 最近同じ空気を見たような・・・。「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」と「ト…
1953年作品。「次郎長三国志」ってのは連載小説の映画化で、9作も作られたうち、これは3作目だそうです。この作品では、森の石松=森繁久彌と、旅の途中で知り合っていっしょに旅をするようになった二枚目の三五郎=小泉博と、賭場の女、お仲=久慈あさみが…
1976年作品。どんな映画でも見てみようということで、テレビでやってたので見ました。 山口百恵&三浦友和が主役。二人とも初々しいです。松平健が、出征してすぐ戦死してしまう学友役。あの頃のテレビドラマを見ているような懐かしさがありましたが、主役を…
1941年版、ハンフリー・ボガードが出演してる有名な作品です。ボギー・・・なんか、コメディ好きの私には彼のハードボイルドっぷりがギャグに見えて仕方がありません。悪役「カイロ」役は、「M」に出ていたピーター・ローレ!一見善良そうに見えて、得体が知…
2008年作品。 黒ーい映画だなぁ。正義の味方がバンバン人を殺したり、愛する人を見殺しにしなければならなかったり。日本の最近の悪い映画・・・バトルロワイヤルだの悪の教典だの、の仲間という感じがします。あまり必然性なく残酷なことが多発して、見てい…
2006年作品。もう7年もたつんだ!とってもいい映画でした。素朴で、ときに思い切ったことも起こるけど、ハワイアンセンター設立に賛成の人も反対の人もみんな根っこはあったかくて、辛いことや悲しいことがあっても、がんばるぞ!って笑って泣ける。実際にあ…
「鍛冶屋」が1922年、「空中結婚」が1923年。両方とも無声映画です。20分ていどの短編。キートンの作品、初めて見ました。無表情でバカばっかりやるのがおかしい。鍛冶屋では、怠けて炭火で目玉焼きを焼いたりしてるんだけど、ボスが来たらすっとぼけて目玉…
1931年作品。フリッツ・ラング監督の「メトロポリス」1984年版はその後VHSを買ったくらい好きだったので、同じ監督の作品で名作と名高い「M」もずっと見たかったのです。ソフトが全然なくて、見る機会はないのかもと諦めていたので、これもコスミック出版さ…
1919年ドイツ作品。音楽つき無声映画です。これずーーっと見たかったんです。やっと手に入って本当に嬉しい。町にやってきた移動遊園地の出し物、「カリガリ博士の箱」。中には25年間眠り続けている「眠り男」。(ゾクゾク)そして、出し物が町に来た日の晩…
1937年作品。大好きなんですよ、マルクス・ブラザース。20数年前にVHSで映画を借りまくってた頃、店にあるマルクスものは全部見ました。そして今・・・コスミック出版の「DVD10枚で1980円」シリーズを我慢できずに購入。「爆笑コメディ劇場2」には、これと…
2011年作品。カラオケ映画・・・。 普段バラエティ番組を見ないし、CMも見ないからか、こういう展開にすなおに入っていけないな〜、自虐的になることもあるし、心の中で気まずくてずっと独り言言ってることもあるけど、なんか・・・そもそもこの主人公嫌いか…
2008年作品。どっかでタイトルだけ見てレンタルリストに入れといただけで、まったく事前情報なしで見た。これがよかった。韓国映画だったんだー。すごい荒れた人たちだなぁー。こういうやくざみたいな人たちって、韓国にもいるんだー。という感じで見てた。…
1954年作品。とてもとても貧しい長屋に流れ着いた、頭が弱いけど気立てのいい女、ツル。というか乙羽信子。彼女が転がり込んだ先は殿山タイちゃんと宇野重吉、どっから見てもいい人たちなんだけど、この映画では麻雀ばっかりやってるズルくて困った奴ら。 だ…
1915年作品。今までに見たうちでいちばん古い映画だ!(興奮) もちろん無声映画だけど、映画音楽というものはトーキー以前に存在した。 レコードをかけながら別に映像を上映してたんでしょうね。アメリカ南北戦争を、奴隷解放反対論者の側から描いた映画。 …
1958年作品。オシャレなイラストのタイトルから始まる、軽妙で現代的なコメディです。 (といってもそこに流れる音楽は民謡ふう)つい最近NHKドラマ「メイド・イン・ジャパン」で、高度成長期の頃の夢を忘れられない巨大電気会社の会長なんてのを見たばかり…
1930年のドイツ映画。 ひとりマレーネ・ディートリッヒ映画祭、開催中。これは彼女のドイツ(ワイマール共和国)時代の作品で、ドイツ初のトーキー映画だそうです。この映画で彼女はハリウッドに注目され、その後世界進出を果たした・・・という。当時の彼女…
1990年作品。アマチュアフィルムな感じです。VHSで借りたこともあり、聴きとりづらい。ストーリーはるようなないような、伝えたいことがあるようなないような、ちょっとまだ「自殺サークル」で爆発するまで間がある、導火線をちょろちょろ火が走っていた頃の…
1957年作品。 カラーで、そこまで古いと感じさせない画面(戦争映画ってわりとどれもそう)。日本軍の捕虜となった英国軍人たちが、日本軍が進軍するための橋を建設させられる話。斉藤大佐という役は、実際こうだったろうと思われる、日本語アクセントで堂々…
2010年作品。中井貴一演じる東京のエリートサラリーマンが、リストラした同期の友人に事故で死なれ、自分の母も病気で倒れたことをきっかけにして、故郷で小さいころの夢だった電車の機関士の募集に応募する。・・・というストーリー。中井貴一は、エリート…
2007年作品。「極限状態」を描く映画をいくつか作っている監督ですが、これは太陽を再生させて地球を救うために、太陽に向かってマンハッタン島ほどの大きさの核爆弾をぶち込みに行く宇宙船の船内の映画です。映画の世界ではよくこの「極限状態」という言葉…
1977年のロシア映画。ヨーロッパ映画は難解だ。・・・なんて決めつけるようなことを言いたくなってしまう。 この映画の基本は、「ソラリスという惑星では、星を覆う海が意識をもっていて、人の記憶の一部を物質化する。ある心理学者がそこで、死んだはずの妻…
1931年作品。面白かった!私の大好物、おおむかしの映画です。トーキー第一弾とかで、今の映画とおなじように見られるのですが、さすが音質が悪くて、聴きとりづらい。画質も悪いんだけど、意外と気になりません。仕事嫌いの劇作家が、あちこちで身勝手でユ…
1953年作品。ビリー・ワイルダー監督は名作を多数生み出した人らしいけど、作品を見るの初めてです。とても面白かった。私は外国の映画を見るとき、登場人物の区別がわかるようになって、性格や役割がつかめるようになるのに時間がかかってしまう方です。だ…
2013年公開作品。1990年から2000年まで活動したロックバンドのドキュメンタリーです。私はファンクラブに入っていたほどこのバンドが好きだったので(別にグッズを集めたりするわけじゃなくて、入ってないとチケットが取れなかった)、およそ客観的な感想が…
1963年、スウェーデン作品。私の好きなSparksという変態兄弟が、この監督のオマージュみたいなアルバムを出していて、興味はあるんだけどなにしろソフトが入手困難で、毎日TSUTAYAの貴重盤コーナーに行ってやっとひとつ借りました。しかし・・・難解というか…
あまり、面白くなかったです。「武士の家計簿」というネタは面白いけど、有名な俳優さんでなくてもいい、時代考証はそれほど正確でなくてもいい、大河ドラマやスペシャル時代劇のように作らないで、時代劇らしい作りを忘れて、思いきった娯楽大作にしてほし…
2005年アメリカ作品。正常と狂気の瀬戸際にいる人の出てくる映画はどれも、見ると緊張する。不安でなんともいえない気持ちになる。自分がそうならないとも限らない、と思うからです。精神をわずらった天才数学者に、こんなに丸丸とした姿を初めて見たアンソ…
1991年作品。かなり昔に大阪のUSJに行ったときに、バックドラフトのアトラクションに入った記憶があるので、なんとなく古い映画だと思ってました。22年も前だから十分古いか。この映画は“すぐれてアメリカ的”だなぁ、と感じます。好きな人は好きなアメリカ、…
1993年作品。白黒で、静止画のような映像が多い。 「The Room」って掲示が出てからトイレに行って戻ってきたら、まだ同じ画面だった!その後、麿赤児による詩の朗読のような言葉が続きます。 どういう部屋をお探しですか?と洞口依子の不動産屋に聞かれて、…
1986年作品。80年代の匂いがぷんぷんします。 音楽も、フィルムの色合いも。ファッションも。ディスコも。最後のエンドロールなんて、むかしのカラオケの映像みたい!大学教授で文芸評論家の藤竜也が、店に出たばかりのホステス黒木瞳をひっかけて、少女のよ…