2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
2002年に作られた前作はKINENOTEに載ってるけど、2019年制作のこの作品は載ってません。USでは映画館で上映されたあと、なんとYouTubeの無料サービス映画として公開されたとのこと。(日本は対象地域外になってます)私はAmazon Primeで見ました。 前作がマ…
(ネタバレあり) 1948年、マレーネ・ディートリッヒ御年47歳のときの作品。彼女の恋敵である女性議員を演じるのはジーン・アーサー48歳。昔からけっこうシニアな女性の恋愛映画って作られてたんだなぁ。 監督はビリー・ワイルダー。マレーネ・ディートリッヒ…
ぜったい自分で借りそうにないDVDが届いたので、何百枚もレンタルしてるけどTSUTAYAがとうとうミスったかと思いましたが、ググってみたら、タランティーノやエドガー・ライトが子どもの頃に狂喜した映画とあった。私が選んで借りたんだわ。 見始めてみたら面…
これ、瀬々監督だったんだ。トレンディドラマの流れで妻夫木聡と檀れいを主演に作られた映画っぽいけど。 12年前の作品。12年って長い。妻夫木くんはまだ高校生でも通りそうな初々しさだし、佐藤浩市も壮健な感じだ。 この映画では、感染者のうち数割という…
(ネタバレあり) レジェンドであるタル・ベーラからメッセージ届いてるのに、彼より先に死んじゃうなんて。せっかく傑作ができたんだから、せめて褒められてから行けばよかったのに。…なんて生き残った者たちが何を言っても無駄。そういう繊細な神経、「海…
冒頭から出てくる施設には老人とダウン症の若者が一緒に暮らしてる。いろんな年齢、いろんな状態の人が触れ合う機会があるのはいいけど、ダウン症の若者はザックだけなのかな? シャイア・ラブーフはいつからこんな肉体派になったんだろう?ちょっと前までテ…
前評判が良すぎるくらい良かったけど、実際いい映画でした。でも私は騒ぎ立てない。特に女性の中には、「これは自分のことだ」と感じた人もけっこういたんじゃないかな。私も、忘れかけてた時代のことをじわじわ思い出しながら見たので、涙なんて出ませんで…
今回はティモシー・シャラメにウディ・アレンが憑依します。お相手は可愛いエル・ファニング。大都会の社交界に飽き飽きしている「ギャツビー=シャラメ」vsアリゾナ出身の田舎の令嬢「アシュレー=ファニング」。尺は92分と短いけど、いつものように全員が…
チャールズ・ディケンズがロンドンの貧富の差の悲惨さを描いた名作の映画化。すでに何度も映画化された原作を、なぜ2005年にポランスキーが監督することになったんだろう?2002年に映画賞を総なめにした「戦場のピアニスト」と2010年の「ゴーストライター」…
舞踏家の大野一雄が1993年に横浜赤レンガ倉庫で行ったパフォーマンス。 彼の動きを見てると、「目的をもって筋肉を動かす」動きとまったく違うのに驚きます。何物かに動かされているような、内なるものに操られているような。なんという饒舌でやわらかい筋肉…
タイトル素敵じゃないですか。MGMのライオンが途中からイラストの吸血鬼になって、その牙から垂れた血液が上へ流れていくタイトル文字にずっとポタポタと落ちていく。文字そのものも、ティム・バートンのアニメみたい(こっちのが古いけど)な手書き文字。ポ…
Netflixがリコメンドしてきたので見てみました。NetflixにしてもAmazonにしても、リコメンドしてくる作品は「ほかで既に見た作品」が多い。ということはかなり正確なリコメンドをしてくれてるってことだ。 原題は「Cuba and the Cameraman」、監督(兼ジャー…
これもずっとまた見たかったんですよ。大友克洋の単行本は大学生の頃むさぼり読んだものでした。映画はいつどうやって見たのか思い出せないけど、VHSをレンタルしたのかな。 AKIRA COMMITTEE(アキラ製作委員会、ですね)という文字が冒頭に表示されて、逆輸…
1964年の作品。一世を風靡したらしく、その後に生まれた私でも「甘えてばかりでごめんね」という歌を覚えてます。(あれは実は映画より前に出た、関係ない歌らしい)小さい頃、姉とマンガのようなものを描いて遊んでたときに、姉が”骨肉腫で顔の半分を取るこ…
この作品は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 の半年後に公開。両方とも1920年代の禁酒法時代の、華やかで血なまぐさいアメリカが舞台で、公開当時私はこの2本の映画の美しく刹那的な人々にうっとりしたのを覚えてます。両方とも好きだったけ…
なんてこった。この映画もAmazonオリジナルで、日本の映画館で上映もDVD発売もされていないのでKINENOTEでは非映画扱い、未掲載だ。 前作で故国カザフスタンをコケにしたために、レポーターの職を追われ島流し(のようなもの)にあったボラットは14年後の今…
「セプテンバー11」でボスニア・ヘルツェゴビナ代表で短編の監督を務めた人の作品だた。私は某英語学習教材の中でネスレの粉ミルクの問題に触れているのを見たことがあって、レンタルしてみました。 清潔な水がなければ使えない粉ミルクを、汚い水しか入手で…
映画史の中で語られる「化け猫女優、入江たか子」について、一本くらいは見ておこうという趣旨でレンタル。でも本当は、戌年生まれで猫嫌いの父が、母に内緒でこっそり「小さい頃に見た化け猫映画が怖かった」と話してくれたことが忘れられなかったこともあ…
トリュフォーもゴダールも、評価できるほど多く見てない。この映画は、この二人の作品、影響を受けた先人たちの作品のクリップがたくさん入っていてすごく参考になるんだけど、一生懸命見てもこの二人の関係性や「ヌーヴェルヴァーグって何」とかが、あまり…
これは10年以上計画し、制作し、配給の段階で初めてNetflixの手に渡った映画。配給権5600万ドルって60億円近いです。興行収入は10万ドル、わずか1000万円か。つまりほぼ100%配信印税で利益が出せる自信があったわけだ。いったい何人がNetflixで見ればいいん…
テレビドキュメンタリーと同様、監督の名前は探してもなかなか見つからないのね。(英語のWikiでやっと見つけた)これはNetflixのドキュメンタリーです。50分強×3本。このインタビュアーは誰だ?Steven Levy?彼はマイクロソフトの社員だったんじゃないか? …
ロッテの新しいチョコレートか何かみたいなロマンチックなタイトルだけど、中身は全然ロマンチックじゃなくて、少し成長して女狂いになってしまったアントワーヌと美しいパリの女たち、でした。いつも思うけどフランス映画のヒロインたちって、なんで揃いも…
これはオムニバスなんですね。で、トリュフォーが監督したこの30分しか今は入手困難、なのかな。 何年も前に見た「大人は判ってくれない」はけっこう胸をえぐる映画だった記憶があるけど、そのときの少年がなんか更生して就職して恋をしている。好きな女の子…
リンドグレーンのジュブナイル小説みたいな(それにしちゃ下世話か)、少年のころの冒険を描いた、夢いっぱいの素敵な作品。 原題は二人のあだ名なのに、エスプリのない邦題だな~。英語だし。この邦題をつけた人は、過去の作品を見たことがないのかも。せめ…
世界中の監督がそれぞれ挑んだ短編オムニバス映画。911って2001年、もう19年も前なんだ。だからまだ今村昌平も生きて映画を撮ってた。私はまだ映像制作会社に転職していなくて、日常的に映画を見始めていない。というか、あの日のことはよく覚えてる。アメリ…
ケヴィン・コスナーとスーザン・サランドンとティム・ロビンスが出てる1988年の映画?なんでこれ借りたんだっけ?いなかの野球チームの、力はあるけど不器用で実力が発揮できていないピッチャーがティム・ロビンス。彼のコーチとして雇われたのがケビン・コ…
バート・レイノルズ、ジョン・ボイトなどが出演。アメリカの1970年代の、フォントにこだわりのないタイトルが冒頭に流れる映画、山の中、と来ると、最近私がよく見てる「エンディングが信じられないほどむごいB級カルトホラー」の類いか。 なんか、海外で不…
主役のダニーは女性だったんだ。演じるのはフローレンス・ピュー。先日見たばかりの「ストーリー・オブ・マイライフ」でシアーシャ・ローナンが振ったティモシー・シャラメを射止めた妹エイミーを演じた、あの子ですね。すごく質量感のあるどっしりとした女…
連続ドラマは見ない(映画を見るのに忙しすぎて)のでこれもよく知らなかったけど、三浦春馬と竹内結子の姿を見たくてレンタルしました。 みんな、特に長澤まさみが楽しそうに演じてて、ひたすらテンション高くバブルな感じ。ダー子、ボクちゃん、リチャード…
塚本晋也自身が主演で、彼の実弟のでボクサーの塚本耕司が共演。二人で争う女は藤井かほりが演じます。3人とも存在感が濃くて、異常に熱くわだかまるマグマみたいなものが体の中に詰まっている感じ。塚本作品って変わらないなぁ。マグマはどこから来るのか、…