2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
2000年の作品。香港もう中国に返還されてるよ。 でも昔の美しき香港を描くために、マギー・チャンは日々、夜な夜な、目をみはるほどのチャイナドレスに身を包んでいます。いったい何着作ったんだ! たまったま見たばかりの、梶芽衣子「修羅雪姫」に匹敵する…
1978年の作品。 上映当時、ファンだったチープ・トリックの音楽が多数使われていると聞いて、地元の映画館にはかからなかったので都会に旅行した時に父親に連れて行ってもらいました。 こんな不良どもが世間に反抗する映画を一緒に並んで見て、父は一体何を…
1973年の作品。 藤田敏八監督作品は、もれなくどれも暑苦しくて、ちょっとtoo muchな感じがする。 小池一夫原作作品もそうだ。だからこの映画は、もれなく暑苦しすぎるんだけど、なによりとにかく梶芽衣子が美しかった。 こんなに若くてキレイなのに"可愛い"…
新宿御苑? じつは中はちゃんと入ったことなかったなぁ。今度雨の日に行ってみようかな。この監督は、絵を描くことがすごく好きなんだろうな。ますます美しく精密で、なにかを目指して恐ろしく遠いところまで行こうとしてる感じがする。今回は水の表面の表現…
1972年の映画。新藤兼人作品のなかでは特にアートに走ったほうの作品です。 時代劇かと思ったら、現代と古代を行ったり来たり。女の執念はいつの時代も同じです! 趣向もおもしろいけど、短めのカットが次々と入れ替わるのに、だんだんなんとなく飽きてきま…
もうアメリカに渡ってからの映画なのに、なんでこれだけイギリス映画なんだろう。なんで白黒なんだろう。 制作後しばらくしてから公開されたのかな?制作年が気になるのは、大好きなマレーネ・ディートリッヒが出ているから。初々しさが残る頃が一番好きだけ…
2011年に、なんとフランスで製作された、英語のミャンマー映画。 アウンサンスーチーを演じてる女優さん、きれいで凛として素敵で、ミャンマー系?と思ったら、ミシェル・ヨーですって?確かに同じ顔だけど、役作りがかっちりしていて、ミャンマーの女傑に見…
1970年に作られたアメリカ映画。 ただ、ビリー・ワイルダー監督はベルリンで映画製作に関わるようになった後で、ナチスを逃れてアメリカに亡命したユダヤ人だから、ヨーロッパの映画人と言ってもいいんだと思う。ベルリンのフィルム・ミュージアムに「ビリー…
細部がきれいで、レンズを通したような光の反射とかは、不必要なくらいキレイに表現されてる。 偏執狂的なくらい。 ロボットがいて、心がまだ幼い少年少女が地球を代表して宇宙に旅立つっていう設定を、まだロマンチックだと思える人たちには、うっとりする…
1991年のフランス映画。 タイトルがずっと気になっていて、やっと見ました。 ミシェル・ピコリが老練の画家役、彼が昔、妻ジェーン・バーキンをモデルに描こうとしたけれど中断してしまった娼婦の像「美しき諍い女」を、新しく若い娘をモデルに描きなおそう…
2001年のフランス映画。 チェコのアニメーション映画作家(だと思う)、シュヴァンクマイエルっていう人に興味があるんだけど、まだ作品を一つも見たことがないので借りてみました。。。作品かと思ったら、監督に関するドキュメンタリーでした。 怖いような…
面白かった。短編?というくらいの小品の印象だけど、二人の役者さんがすごく良くて、なんだかこっちも巻き込まれていきます。敬愛するアメリ・ノートンの「殺人者の健康法」もこれと同様、一室の中で繰り広げられる会話だけの作品で、片方が相手を追い詰め…
DVDを流してたら、たくさん派手な予告編が流れて、静かになったなーと思ったらいつの間にか始まってた。 余計な音楽もなにもない映画。アナフィラシキーの神ってw ムーっていう、私の学生の頃みたいな長いスカートの女の子が出てくるけど、最初だけ。花が登…
1961年、前作と同じ年に出た続編です。なんというスピード! ほぼテレビドラマの感覚で作られてたんでしょうね。 前回カタツムリ、マムシ、カエルの缶詰を開発したこの会社は、こんどは浜名湖の業者のうなぎを買い占めにかかります。 技術とか営業力とか、イ…
1961年の作品。 だいたいにおいて森繁久彌が主役の映画は、日本の高度成長期の楽天的な世情がよく出た明るい映画が多いです。森繁社長の狸っぷりもすごいし、脇を固める小林桂樹、加東大介、三木のり平・・・そして森繁演じる三沢社長を「三沢ちゃ〜ん」と呼…
1944年のアメリカ映画。かなり昔だな〜、というか戦時中ですね。 美しきイングリッド・バーグマンが主役のサスペンス映画で、疑惑の夫を演じるのがシャルル・ポワチエ、しぶとい刑事を演じるのがジョセフ・コットン。この3人が素敵です。 バーグマンは美し…
もともとアニメ映画は好きなほうだと思うけど、これなんかは、見ると自分のコドモくらいの年代の人たちの気持ちが少しわかるかな?とか期待しながら見てしまう。主人公の男の子のまなざしと声が暗いな。表情とかは、男の子も女の子も、大人になってからも、…
ウルフ・オブ・ウォールストリートは、面白かった。 けど、これは今ひとつな感じかな・・・。 デカプリオvsダニエル・デイ・ルイスの決闘は見どころだけど、キャメロン・ディアスの”名うての女スリ”は、当人がなりきれてない感があります。全体的に、なにも…
2000年の、ハネケ監督のフランス語作品。 ジュリエット・ビノシュ、いい映画に出てますよね!若くて可愛い不思議ちゃんの頃より、中年以降はぐっと深みを感じさせるいい女優さんになったと思います。「ミヒャエル・ハネケの映画術」によると、ビノシュ自身が…
「光のノスタルジア」は流して見てしまいましたが、こっちはむごい過去のできごとを見せつけられて、ずっと苦しい気持ちで見ました。2本のドキュメンタリーをこの順番で見られてよかったんだと思います。チリは日本から見てまさに地球の反対側の国。 過去に…
第7の大陸、オーストラリアのことかな?6番目は南極らしい。 AustriaとAustraliaが「al」しか違わない、間違えられやすい遠い国ってところも、どこにもない楽園っぽくていいと思ったのかな。・・・と思ったら「ミヒャエル・ハネケの映画術」で監督が実際そ…
テレビ東京の「午後のロードショー」。 アントニオ・バンデラスとジョニー・デップの対決!ギターを持った演奏隊のふりをしてるけど、ケースの中は本当は銃!だったりマシンガン!だったり爆弾だったりします。笑えってことだよね?そうだよね?? これだか…
1974年版、ロバート・レッドフォードとミア・ファローのほうです。このあいだデカプリオとキャリー・マリガンの2013年版を見たので、対比でますます面白い。あっちは美術映画といえるほど、きらびやかで華やかでうるさくてゴージャスだったけど、こっちは「…
2000年の映画かぁ。つまり、パルコの「おいしい生活」ってCMに監督が出てたバブル期よりずっと後。当時のキャッチコピーの栄光にあやかって映画の邦題をつけたわけですね。原題は「Small Time Crooks」。ケチな泥棒たちが、銀行強盗をやるために、銀行の隣の…