2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧
面白かった!センター街の居酒屋で夜明かししてるようなその辺の子たちを、適当に撮ったドキュメンタリー、かのような映画。 一見フリーダムな彼ら彼女たちの、みょうに細かい気配りや空気読めない感じ、愛憎と性欲のすれ違い、秘密、裏と裏の裏、といったど…
1970年の作品。 東京都写真美術館リニューアルのこけら落としで、杉本博司の「ロスト・ヒューマン展」というのをやっていて、その中に、廃墟になった映画館でさまざまな映画を映写して、その間スチルカメラを開けっぱなしで撮影した「劇場」シリーズの連作が…
うう、難しい。でも、時折カメラ目線で“xxでもわかる”的な解説をしてくれる登場人物(または、無関係なセレブw)のお陰で、なんとかかんとかついていきました。こういう映画は、録画やDVDで家でゆっくり見るのがベスト。用語がわからないときにポーズをかけ…
コーヒーが飲みたくなる映画。 シングルオリジンのスペシャルティコーヒーは、昔から日本の「純喫茶」で追求されていたものだけど、日本のメンタリティだと産地各地に赴いて現地の作業者たちとコーヒーを酌み交わして談義したり、一緒に極めていこうというコ…
吉永小百合がまたお母さん役だよ〜、いつまで日本のお母さんとして彼女が映画にでなければならないのかしら。。杉良太郎とか高橋秀樹がいつまでもいつまでも剣豪をやるのと同じで、後を継ぐ女優さんが手薄なんだろうか。<以下ネタバレ> ストーリーは大体見…
面白かった。「ファーゴ」のパロディかな。 わざと、本気じゃないよこんな映画なんて、って言いたくて言いたくてたまらない感じ。 この監督の、俳優のかっこわるいところをとことん追求するかんじ、この映画での三浦友和は、若いころイケメンだったのに今は…
1995年といえば21年前! ジョニー・デップ若い。 でも、たまたま選ばれた会計士にしては立ち回りができすぎ。 ”ただものじゃなかった”根拠、たとえば実はジュージュツの達人で試合から帰ってきたとか、なんかそういうのを仕込んでおいてもよかったかも。見て…
エディ・レッドメイン、憑依型の名優だなぁ。最初は、ええー女には見えないーと思ってたのが、だんだん見えなくもなくなってくる不思議。しかしこの映画で重要なのは妻の愛、または強い母性本能(どっちにしても愛)だ。ベン・ウィショーとプーチン顔の幼な…
カンヌでパルムドールを取った、ということを知っているのといないのとで、印象が変わるかな?評価を変えずにいられるだろうか、私は?3時間ひたすら、昔の名画みたいに美しい農村と美しい人たちが画面のなかでふつうに暮らしている。美しくあろうとしていな…
いくつもリメイクがあるけど、これは1946年の作品。 こういうひねりの効いた、人間を深く掘り下げる原作の映画は、白黒の昔の映画を輝かせます。 見てて胃の具合が悪くなるような、いや〜な感じ。 ヒッチコックやオーソン・ウェルズだけじゃなくて、この時代…
わかりにくいような、逆に説明的なような映画。 ちゃんとセリフを追っていれば、インニャンが刺客だということや、彼女がかつて慕っていた男の事情もわかるんだけど、ちゃんと見ないでわかる映画じゃない。 すごく、すごーく間が長くて、その間美しい風景を…
変な、おもしろい映画だ。 ポニョのアダルト版。 むかし、エロチシズムって究極的にはなんだっけ?と妄想した老文豪がいて、それを現代の映像作家がもっと妄想してみたのが、これ。赤子が金魚ダンスするときの音楽が、明るいのに夜の雰囲気で、ナイトクラブ…
あいかわらず、すごい詩情だなぁ。 完全に引き込まれてしまって、騙されてさらわれた花嫁のような、騙して儲ける男のような、登場人物に自分が化体して悲しく、切なく、愚かで無垢な気持ちになってしまっています。黒木華ってこんなに可愛かったっけ。 彼女…