2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ユアン・マグレガーとスカーレット・ヨハンソン。思わず見てしまう二人だけど、映画の主人公にするのは、不思議だけどあまりよくない組み合わせのような気がする。本当っぽくないというか…。二人ともノリで突っ走っちゃう感じがあって、攻めと抑えとか、強い…
遠くの親戚より、近くの他人。 本物の孫と娘も、それほど冷淡というわけではなく、それぞれの感覚で気にかけてはいるんだけどね。 ルードウィヒ青年は、優しすぎて人付き合いが下手という設定だから、彼の優しさは特別なのかもしれません。 こういう人って介…
娯楽として単純に楽しめました。 大リーグから日本の野球チームに来る”外人選手”たちって、都落ち感があるのかな〜と思っていましたが、がっかり〜恋愛〜住めば都〜帰還、という流れをポジティブに描いてくれました。アメリカ映画だけど、名古屋ロケも多いら…
イギリス映画。 なんかお正月に機内で見た「しあわせはどこにある」(これもイギリス映画)と同じジャンルだなぁ。「青い鳥」系で、じたばたした後に家に戻ってくるという物語。好きだけど、そういう幸せへの需要がこんなに高まってるイギリスってなにか社会…
86分と短いのがいい。若干パワーあふれ気味で、空回りしがちなフランシス。繊細というより大物。 マンガ的な彼女と、哲学者みたいなルックス(美人なのになぜ大きすぎるメガネ?)の女友達。 二人の友情は永遠なのか、と思ってたら意外と早く別の道へと向…
島の台風なめんなよ!? 妖怪たちが助けてくれなかったら、悲劇の物語になるところでした。 内海だからそうでもないのかしら。主人公や妖怪たちのかわいさがちょっと足りなくて、がっつり感情移入できなかったのですが、島の自然や人々のやさしさが伝わって…
面白かった。アメリカ映画が最高に火薬や飛び道具を使いまくってた時代の作品って感じ。 これでもか、これでもか、とたたみかけてくる、よくできたジェットコースターのような映画です。 実際のホワイトハウスのセキュリティはこんなに甘くないだろう・・・…
面白いけど物足りない? スティーヴンキングが原作、ジョニーデップが狂気の小説家、ジョンタトゥーロが謎の男。って面白くない訳ないんだけど、私たちの感性はすっかりスレちゃっていてこの映画も途中というよりほぼ最初から筋が見えてしまって、普通にしか…
20年前かぁ。 ショーケンはだんだん立川談志みたいになってきたけど、この頃は山口智子や室井滋と夫婦なのか。この二人、両方ともいいですね。オバさんっぽいようで細やかな女らしさのあるしず子と、明るくて元気だけど、どこか影のある里子。脇を固める三宅…
おお、懐かしのメンバー! しかしテレビを見慣れていると、前半が引き伸ばしにしか感じられないのが残念。「にせ黄門さま事件」と「悪代官事件」をやるなら2本立てのつもりでもっとテンポよく作ってもよかったのでは?といっても、にせ黄門さま一行がクレイ…
不思議な映画だった。映画の中の彼女が作る短いフィルムみたいに、感性だけで長編作品を作るとこうなるんだ。 感性で作ってるから、なんか気持ちいい。感性で作ってるからそれ以外何も残らない。そういう映画もあってもいいんじゃない? 日常って多分そんな…
戦争ってのは人を大量殺戮することなんだ、と改めて気づく。 改めて気づく前は、頭のすみに追いやって忘れた振りをしている。それをカツーンと思い知らされる。 その一方で、ジュード・ロウ演じるヴァシリとレイチェル・ワイズ演じるタニアの再会に「あぁよ…
なんだろこの女の子、相当変だけどなんか可愛いなぁ、と思ったら、「ローラーガールズ・ダイアリー」の子だ。 実際、若くて幼い男の子と女の子が好奇心でセックスをして、子どもができちゃったよ〜ってのは古今東西あまたあることだけど、この解決がいちばん…
面白かった。 なんで借りたか、いい具合に忘れてて、最初の”トリップ”で大爆発が起きたときに驚いた。 そんな感じで真っ白な状態で見られたのがよかった。ずっと映画にあおられてドキドキしながら楽しめました。 ジェイク・ギレンホールって、確かになんとな…
あまりにも途中で終わってしまった。 続編があるみたいですね。当時の香港ロケは、映画2本は取らなきゃ元が取れなかったのかな。森繁社長、加藤営業本部長、小林秘書にフランキー観光ガイド、新珠おかみ等々の安定感があっても、この映画の中身の薄さは隠せ…
面白かったけどテレビっぽい。 感動のしどころとか組み立てとかが、わかりやすくてひどすぎない。 悲惨さや冷酷さ、絶望とか無情みたいなものが一切出てこず、阿部ちゃん刑事の熱い人間味で安心して見られました。 (ちょっと、東野作品っぽくないな)
よその国でもこどもの虐待はよく起こっていると言われるけど、暗い事件として取り上げる映画ばかりで、そこからどうやってふつうの、愛のある生活へと進んでいけるのかわかりませんでした。この映画は、心を開くのが苦手な日本の人たちにも共感できるところ…
物心つく前に生きる・死ぬ・殺す・殺されるという状況におちいると、人生のプライオリティは愛とか豊かさなどでなく、生きることだけに集中するんだろう。 こうやって世界の紛争地域で少年兵たちが続々と誕生する。身近な人たちの屍を文字通り乗り越えながら…
かぐや姫の物語が体に染み付いてる人が見ないと、なにも伝わらない映画だと思う。大人の女性の結婚、生きること、愛と性、というものを真っ向から描くには、ジブリというところは純粋培養すぎる。バカにする人も多いけど、アナ雪はそこをわかった大人の女性…
私は猫好きだけど、猫マンガとか猫映画のクセの強さはわりと苦手かも。 市川実日子のどっしりとした存在感は好きだけどね。それにしても草村礼子って俳優さんは、あらゆるテレビや映画で、「上品でやさしいおばあさん」として、あまりに便利に使い回されてな…
中国の「右派」がおいやられた「改造農場」を描いた映画。これは事実なんだろうか。 当然ながら、中国でこんな映画は作れず、香港とフランス、ベルギーの合作映画です。「壮絶」とか「生理的に耐えられない」というような感想が多いけど、個人的には「サラの…
NYのブルックリンで実際に行われたラップミュージックのパーティの、ドキュメンタリー。 これをフランス人のミシェル・ゴンドリーが監督するんだ。意外。 しかし彼のいつもの、人間愛、無邪気さに対する愛、などはここでもひしひしと感じられます。私がMTVを…
あ、出た。ゴンドリー監督のヘンな映画。 おかしなガジェットがどっさり出てくる、やさしくて手づくりでイカれた世界。安心して、堪能させてもらいました。なにしろ主役がガエル・ガルシア・ベルナル ですよ。「天国の口…」で惚れました。面構えもいいけど、…
ミシェル・ゴンドリーの映画は、ほんわかと明るくて、ちょっと愉快。 この監督こんな映画も撮るんだねー。というかプロデューサーはなぜ彼に頼んだんだろう。不思議。 彼が撮ると、ヒーロー物なのに主人公が小太り(笑)。助手の日本人のような中国人のよう…
1968年のイギリス映画。 マーク・レスターはとてもかわいいけど、「小さな恋のメロディー」の方が吸引力が強い気がします。 この人ってカワイイだけじゃなくて、どこか芯が強い感じがして、スクリーンに負けないですね。まなざしがまっすぐなのです。 ジャッ…
とても美しくて、視点の優しい映画なんだけど、見終わってからしばらく、鬱になりそうだった。もっと残酷な映画も、もっと辛い映画もあるけど、これほどトラウマが残る映画って見たことないです。まず、フランスでかつて起こったことをみんなの前に出して見…
重い映画を見たあとに、ウディ・アレンをさらっと1本。 この人の映画に出ると、ケイト・ブランシェットもオーウェン・ウィルソンもラリー・デヴィッド も、みんなウディ・アレンになってしまう。小心者で饒舌で知的でインチキ。この映画では、「カイロの紫…
1992年の作品なんですね。 設定が昔だし、カトリーヌドヌーヴがきれいすぎて年代を見誤ってしまいました。ベトナムでカトリーヌドヌーブが暮らしてるのって、最初すごく違和感あります。ベトナムはフランス領だったってことはよく知ってるつもりだったけど、…
何でこの映画を見ようと思ったんだっけ。 確か「ハリウッド白熱教室」か何かで取り上げられたのかな?イーサン・ホークって、ハンサムでもないし普通にいそうな感じなんだけど、この人の出てる映画には説得力がある。だから見ようと思ったんだ、多分。ユマ・…
アカデミー賞を総なめした作品と聞いてる。 「サンセット大通り」とか「マルホランドドライブ」といったハリウッドの影を描いた映画を明るい映画に作り直した、という意味で、人魚姫と「崖の上のポニョ」の関係と似てる。みんなずっと、ハッピーエンドならい…