2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ルイス・ブニュエル監督の大問題作品、どこに行ってもレンタルしてない作品、ということで私にしては珍しく購入しました。タイトルが怖いし、同様に買って見た「ビリディアナ」はシリアスな作品だったのでビクビクしてましたが、これは…ギャグだな。「ブルジ…
パルムドール受賞作のリストを見てレンタルしてみました。 1987年作品。ジェラール・ドパルデュー若い。(この人いったいどれくらい映画に出てるんだろう、いつも出てる) 自主的に苦行に励む若い神父。まだ10代で妊娠してしまい、精神不安定のままこどもの…
1967年のイギリス映画。クリスティの作品はイギリスの映画化がいちばんしっくりきます。原題は小説通りの「Ten Little Indians」だけど、この直訳はもう二度と使えないだろうな。インド人じゃなくてアメリカ先住民族のことをインディアンって呼ぶのはもうみ…
原題は「Standing in the shadows of Motown」。ヒット曲「Standing in the shadows of Love」にひっかけてあるので、ラストあたりで流れるかと思ったら一度も使われてませんでした。タイトル通り、モータウンの裏方をやっていたファンク・ブラザーズの映画…
「ブックスマート」とのカップリングでギンレイホールで見てきました。こっちも俳優が初めて監督として撮った作品で、男の子版のグローイング・アップ・ストーリー。(ちっちゃいままだけど) サニー・スリッチ君の水色の目、笑うとまるで子どもで可愛いんだ…
これもフランス映画。フランスでクリスティブームがあったんだろうか。フランス語の語感、フレンチな雰囲気って、軽いようで皮肉っぽくてスタイリッシュで(普段あまり見てないからかもしれないけど)まだまだ新鮮に感じます。原作はKINENOTEには書かれてな…
ひとりアガサ・クリスティ特集はつづく。 これはフランスで作られた、という点が異色で、いろんな面がいかにもフランスらしくて良いですね。 色男ランベール・ウィルソンは先日「9人の翻訳家」を密室に閉じ込めた出版社の人だ。確かに、女なら誰でもふらっと…
1985年作品。まるで「男はつらいよ」みたいな雰囲気で始まります。これは名古屋の沖縄集落が舞台なんだ。 担任の先生を誘拐して身代金で儲けようとする不良高校生、ヌードダンサーが町に帰ってきて原発ジプシーと結婚するという。これって1985年のリアルかも…
萩尾望都のマンガを最近読んで、そういえばこの映画見てないなと思ったのでレンタルしてみました。 少年たちっていう設定にしては中心となる姉弟がちょっと老けて感じられるのは先にマンガを読んだからだろう。実年齢はみんな20代で、仕事を始めたり結婚した…
なかなか見る機会がなかった作品。カラー映画のはしりくらいの時期かな、冒頭の山の風景のカキワリ背景が、Eテレの幼児番組の人形劇みたいにのっぺりとしていて、ほぼ絶え間なく浄瑠璃が流れる。つまりこれは「日本昔ばなし」なんだ。 老婆役を演じる田中絹…
イタリアン・ホラーだけど、明らかにイタリア語吹き替えで口がパクパクしてるので、音声を英語に切り替えて見たら口と台詞が合いました。でもときどきイタリア語になります。英語版が現存している「インターナショナル版」は「インテグラルハード完全版」よ…
バーホーベンといえばあの「トータル・リコール」の「ルドガー・ハウアー危険な愛」の「氷の微笑」の監督。どれも暑苦しいくらいの”けれん味”が持ち味です。どんな熱い男だったんだろう。この映画の主役もかなり濃いジェローン・クラッペですが、相手の女性…
ひとりアガサ・クリスティ特集、とびとびに継続中。定番のピーター・ユスチノフがポワロです。 死海ってヨルダンにあるんだよね?パレスチナの話ばかりしてるのは、死海はじつはイスラエルとヨルダンの国境にあるから…と思ってよく調べてみたら、このときイ…
なんだか濃い始まり方。被験者(アシスタントと博士は呼ぶけど、会ったこともないらしい)として選ばれたエレナは神経質でいつもちょっと怒ってる。「サイコ」で悪いことをした女性がさっそく被害者になったのを思い出していや~な予感がしてきます。もう一…
宅配レンタルのリストに入れてたけどなかなか届かないので、久々に店舗でレンタル。旬を逃した感、けっこうあるな… さて。前作は「プリンス・チャーミングを振る」という斬新な結末で楽しませてくれたけど、それがオチではちょっと座りが悪いわけで、「二人…
これもやっと借りられた。みんなスコットランドなまりがキツ過ぎて聞き取れないや。言葉だけじゃなくて、あまりにローカルなコミュニティの中の日々なので、普遍化して自分にも関係があると思うのが難しい。多分、九州の田舎からイギリスの田舎町に留学して…
この映画はとても素朴ですね。隣のトレーラーの子が撮ったドキュメンタリーみたい。演技も過剰にならず、すべてが普段着。喜怒哀楽の表現はしない。ひたすら、なんとか生きようとしてる。生活保護ギリギリかそうでないか、健康で若い子なら見た目ではわから…
イザベル・ユペールがイカれたおばちゃんの役をやる映画は、とりあえず全部見たい。この映画は英語。英語をしゃべってる彼女は、少しキツさが和らぐけどやっぱり怖いものは怖い(笑)。 なんというか、彼女がただそこに立ってるだけで怖いのは、(私の場合)…
「フレンチアルプスで起きたこと」の流れで見てみます。これパルムドール取ったんですね、きっとこっちの作品の方が有名なんだろうな。 「フレンチアルプス」と同様、気弱なところのある男がまんまとバツの悪い状況に陥る、というパターンが繰り返されます。…
恒例の原題トークいきます。「FORCE MAJEURE」は英語の契約書にいつも出てくる「不可抗力」のことですね。(←もと法務部)こんなタイトルの映画、シリアスな殺人・法廷ものかと思っちゃったじゃないですか。 この映画は公開当時、予告編を何度か見て怖そうだ…
知らなかった、こんなバンドがあったなんて。アイルランドの北と南の両方のメンバーで構成された平和のバンドだったのに。かなりショックです。小さなダブリンの町に住む、こんなに明るい人気ポップ・バンドのメンバーを虐殺するなんて。それは、どんなテロ…
ブルースに興味のある人なら誰でも、この伝説のミュージシャンのことは気になるはず。「クロスロードで悪魔に魂を売って才能を得た6本指の天才ギタリスト」。 男たちは酒場に入り浸って、教会には女しか来ないので、牧師が「ブルースは悪魔の音楽だ」という…
エドワード・ノートンが自分で脚本を書き監督し、主演も務めた作品。”チック症”の演技がすごく自然で、さすが演技派。めちゃくちゃ記憶力も推理力も行動力もあるのに、突然、連想した言葉を叫ぶ癖を止められないので、オールマイティの探偵にはなれない。本…
<ネタバレすぎ注意> これは映画として編集したものが上映されたので、KINENOTEに載ってるんだな。私が見てるのはNetflix版だけど感想をKINENOTEにも書かせていただこうと思います。 1話25分くらい×10話ってことは全部で250分くらいか。映画版は151分だか…
もっと早く見るべきだったけど、去年はNetflixに加入してなかったからね~。 ユーロビジョン・ソング・コンテスト(歌合戦って言われてもピンと来ない)はヨーロッパ全体、さらにはオーストラリアやアフリカ大陸の国のような南半球の国々からも代表が出てオ…
「Stay」って洋楽の歌詞によく出てくる。(もう誰も覚えてないと思うけど、1990年代にシェイクスピアズ・シスターっていうグループが歌った「ステイ」って歌が好きだったなぁ)「そばにいて」とか「一人にしないで」って訳すことが多いんだけど、I want you…
これは英語だけで字幕もない。そういうのも日本で見られるってありがたい。Amazonに映像を出すとき(電子書籍もだけど)、ライセンサーの意向で対象地域:全世界って簡単に選べるのが、視聴者・読者としてはありがたいですね。Amazonはあと、どんな映像でも…
私の大好きなナオミ・ワッツとティム・ロスが出てる。というだけで絶対見ようと思ってました。ナオミ・ワッツは息子と先生の間でゆらゆら揺れる養母、ティム・ロスは厳格でいようとする養父。息子は内戦の激しい国で苛酷な状況から逃れてきた少年で、学校で…
VODってリコメンドのせいもあって、音楽映画を見始めると片っ端から見てしまうな。 ザ・ランナウェイズ。みんな覚えてるのかな。1970年代に人気だった、下着姿で歌うアメリカのガールズバンド。来日して歌番組にも出てたよね?その後自分のバンドで成功した…
Amazonプライム限定ドキュメンタリー、デヴィッド・ボウイの最初の5年間と最後の5年間を取り上げた2本立てです。(最初の5年間のほうは監督のクレジットなし) 公開は「最後」が2019年、「最初」が2016年という順番だけど、やっぱりここは時系列順に見たいで…