2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
2006年のイギリス映画。 アクセントがみんな強いな〜〜。字幕がないと相当キツイ。 「THIS IS ENGLAND」ってのは、監督の視線で「英国万歳!」とか「Born in the USA!」みたいな意味じゃなくて、極右の人たちが仲間たちをアジテートするときに言う言葉だっ…
マーティン・スコセッシが監督で、しょっぱなからデカプリオ。大作っぽいおもむきだけど。 船の甲板に彼といるのはマーク・ラファロ。こんなに貫禄あったっけ?デカプリオの妻のミシェル・ウィリアムズ、さいきん好きです。「ブロークバック・マウンテン」に…
1962年の作品。 一言でいうと、弁護士が西部で銃に対して法律を説く映画。かな。いやもっと深い。<ネタバレ中心> けっきょく、法律とか議論とかでは暴力に勝てないってことなのか。 それとも、本当にリバティ・バランスを射った人が「忘れられた人々」ある…
1967年の作品。 頭から攻めてきます。白黒の硬質な映像(スヴェン・ニクヴィストって、芸術家ですよね〜!)、写っているのは動物や人間の虐待なのか。音楽もクラシック音楽の楽器をランダムに鳴らす感じの現代音楽がタイトルに被さります。巨匠の若かりし頃…
1966年のアメリカ映画、だけど、舞台はオリンピック前夜(本当に2日前)の東京。 50年前ってこんなだったのか・・・。本当にこれ日本かなぁ?と思うところもあるけど。なんか、昭和の町並みを再現したテーマパークみたいなセット。(おもしろい・・・!) …
週末にちょいと旅行したので、空いた時間に見てきました。 地方の映画館って空いてて好き。見終わったとき、ちょっと物足りない感じがした。 思い出していたのは例えば「誰も知らない」。あの映画はドキュメンタリーかと思うくらいリアルで、胸が締め付けら…
イタリア・フランスの映画だけど言語は英語。ドイツ人がイタリアのベニスを訪ねているという設定なので、英語になるってことかな。1971年、思ったほど昔の作品ではなくて、美少年を演じたビヨルン・アンドレセンは現在まだ65歳らしい。 というか原作者のトー…
「かくも長き不在」を見て、アリダ・ヴァリの若い頃の映画をもっと見てみたいと思った。 そういえばヒッチコックの中で、この作品はまだ見てなかったし。 冒頭から画面いっぱいのアップで登場するヒロインがアリダ・ヴァリ。スクリーンに負けない堂々とした…
1989年の作品。結構古い。 ウディ・アレンの映画かなと思って見始めたけど、4人の監督のオムニバス映画だった。 (1)第一話、最初のアーティストたちの短編は、プロコル・ハルム「蒼い影」、誰が演奏してるのかわからない「ライク・ア・ローリング・ストー…
1977年の作品。 なんで借りたかというと、シャーリー・マクレーンかなぁ。「ハリーの災難」とか「アパートの鍵貸します」の可愛さと現在の姿の間に何があったのか知りたくて。35を過ぎても踊り続けていることろ後悔し始めているエマ。演じるアン・バンクロフ…
1997年とは、もう21年も前の映画だ。 テッドでのキャスティングをなるほどと思わせるマーク・ウォルバーグ。 平凡な小太りの大学生みたいなフィリップ・シーモア・ホフマン!(後ろから見ると女性みたい)この後ずいぶんすごい俳優になったんだなぁ。 ヘザー…
1974年の映画。 なんでレンタルしたか思い出せないけど、送られて来たので見た。 秋吉久美子、当時20歳のはずだけど、その年の割にはうんと幼い。ちっちゃい女の子って感じです。 京王新線の幡ヶ谷駅あたりに「女子学生会館」がある設定らしいけど、駅舎の古…
1939年に作られた映画。 舞台はパリ、登場するのはロシアからの使節とフランス人という設定だけどアメリカで作られた英語の映画です。34歳のグレタ・ガルボ。表情が硬いけど、ロシアの高官っていう設定なのでそれがまた可愛い。 (社会主義バリバリなんだけ…
2003年の作品。「グエムル」の3年前、「スノーピアサー」の10年前。 ミステリーというより暴力刑事ドラマでした。今では完全にアウト!(おそらく韓国でも)な、容疑者を殴る蹴る自白させる取り調べ。見応えがあったし、韓国の農村の暗い風景が忘れられない…
再び見てみた。1940年、ヒットラーが進撃してる真っ最中の作品。 でもこの時点でまだUSは自分たちが参戦するなんて思ってなかったんだなぁ。この映画の関係者は、開戦と聞いて青くなったかも。1940年という昔だし、コメディだから書き割りみたいな背景かと思…
1960年に作られたフランス映画。 冒頭からスタイリッシュ。無駄がなくスラッとしてる。 リマスター版といっても60年近く前の映像なのに、すごくクリアで本当に綺麗です。そのフランスの街角に今自分がいるみたい。そんな生々しい映像の中のアリダ・ヴァリは…
1968年の作品。 「ブレージング・サドル」が面白すぎて、続けてレンタル。「史上最悪の監督」の秘書のキャラが新しすぎる。髭面でキレイ目で日焼けしてて、あごひげが「ミッツ・カールくん」みたいだ(※Eテレの今やってるキャラクター)。そしてヒットラー役…
偶然か必然か。”因果応報”って概念はここでは出てこない、多分。 でも「ザ・マスター」みたいな執拗な宗教の呪縛がなんとなく示唆されてるようで、ゾッとするような幕開けです。 様々な人々が生命の危機を迎えて焦っている。窓の外にはなぜかいつも雨がだら…
なんとなく、新海誠が昔作った実写映画があったらこんな感じなんじゃないかと思った。 隙間が多くて、異常に画面が暗くて、音声レベルが異常に低くて、みんな気持ちを表現しない。2006年頃って、イメージビデオみたいなこういう、隙間だらけでロマンチックな…
2008年、10年前の映画です。DVDに収録された予告編が時代を感じさせます。「花より男子ファイナル」とかwなんかこの映画見たことあるなぁ。深津絵里がいい女だったことと、妻夫木くんが弱虫だったことを思い出したぞ。虚構の中の虚構がいつバレるかと、ハラ…
これは「ナコイカッツィ」と同じ時期に作られたのね。見る順番まちがえた。 日本未公開ということで、Kinenoteには2018年6月8日現在、レビューがまだ一つも載っていません。一番のりの快感。というか作品情報がほとんど載ってなかったので、英語版のWikiped…
「コヤニスカッツィ」に不思議な趣があったので、関連映像2枚もレンタルしてして見た。 「ナコイカッツィ」は人と人との争いがテーマみたいです。 バベルの塔をズームしていくと、その内部と思われる廃墟が映し出される。・・・その辺の映像美は印象に残る…
レンタルDVDが安くなってたときに、かなりランダムな感じで借りた中の一枚。 タイトルが”なんとなく怖い映画っぽい”と思ってたけど、始まったらいきなりの荒野、おめでたい感じのミュージック。大草原の小さな家か?・・・そうか、このタイトル「燃え上がる…
「シネフィルブック」という本を買って沖田修一監督のインタビューを読んだら、この映画のことが書いてあったので見てみることにしました。役所広司のゾンビ最高すぎる・・・!ひょうひょうとした映画を撮る若い監督って、なんとなく、たくさんいると思うん…
(メキシコ映画は「その他の国」の分類になってしまうんだよな。) 「アンダルシアの犬」でルイス・ブニュエルのイメージを持ってしまうと、この映画などは社会派の作品に見えてギャップを感じてしまいそう。かなりきっちりとストーリーを追って作られたドラ…
こんな新作撮ってたんだな、クストリッツァ監督。 相変わらず、冒頭から動物たちの演技が天才的。天才ロバ、天才ヘビ、天才ガチョウたち、天才熊、天才羊たち、 天才猛禽類も。(笑) そして珍しく監督本人が出演しています。もしかしてモニカ・ベルッチと恋…
すっごいロンドン訛りのインチキ物売りトークで、ある程度英語が得意だと思ってる人たちの自信がズタズタになるところから始まります。 たまりませんね・・・「Trainspotting」好きの元パンクスの私としては、もうこれだけで評点80は下らない感じです。エデ…
1999年、およそ20年前の作品。 人情派というか叙情派というか、そんなデリケート表現にいつも心打たれるテレンス・マリックの作った戦争映画、とは。 若くて感受性の強い兵士の心の中の独白で、「男の全部は一人の人間でできていて、その中の一部が戦ったり…
1999年の映画、是枝監督の「幻の光」に続く2作目のコマーシャル作品。この映画の設定が、是枝監督のこの時期の「ドキュメンタリー観」を表してるんだろうな、と思うと面白い。 自分の人生で最高だった時を、感動をもって語れる人だけが、ドキュメンタリーに…