アメリカ映画(90年代以降)
「オッペンハイマー」見たら、ノーラン監督レトロスペクティブやりたくなりました。まだ見てないのが何本かある。 この作品は、悪徳警官アル・パチーノと、柔和に見えるけど実は冷血な大作家ロビン・ウィリアムズ…と聞いただけで、込み入った心理戦が予想さ…
やっと見た―!めちゃくちゃ出遅れた。 で、感想です。つい最近、まるでこの映画のパロディのような村田喜代子の「新古事記」という小説を読んだばかりで(※実際はパロディではなく小説のほうが先。すっごく面白かった)、フローレンス・ピューが出てることも…
ヒッチコックに関するドキュメンタリー。イギリス時代から晩年に至るまで、彼が世情に影響されつつ、さまざまなプロデューサーやスタッフたちと映画を作ってきた状況が伝わってきます。 すごい映画を作る人は人心の操作に長けているので、”人が悪い”感じがあ…
懐かしい!田舎の子ども(私)は、この番組をただぼーっと眺めてるだけで英語が話せるんじゃないかと思ってたっけなぁ。テキストを買ったこともあるけどまったく何もわからなかった。でも洋楽はもう聞き始めてたから、カーペンターズ、レイ・チャールズ、サ…
「X」がサイコならこちらは「マルホランド・ドライブ」のような面がある。田舎のちょっと可愛い子がオーディションを受けても通らず、だんだん狂おしくなっていく(パールは最初から壊れてるけど)。それでも家を出てしまえばいいじゃないか、テルマ&ルイー…
ミア・ゴス出てるだけで不穏だ。それに、シチュエーションが「悪魔のいけにえ」みたいでもう怖い。奴らがゾンビじゃなくて人間なのが怖い。いかにも、やられてしまいそうな、ちょっと無軌道なアメリカの若者たちを見てるだけで、ハラハラする。 その後の成り…
DUNE機内で鑑賞。スクリーン小さいけど、10年前とは雲泥の差。 Part2ではティモシー・シャラメ=アトレイデスが悪く成長した姿を楽しみにしてましたが、なかなかの迫力でしたね。声はエフェクトかけてるんだろうか。ゼンデイヤも野生の迫力が生きています。…
切なくて優しい気持ちになる映画だったな。ヤンが繊細で、ミカが無邪気。パパは熱くてママは包み込んでた。この映画も画面が暗くて(うちのTVほんとに壊れてないかな)、あえて個人を際立たせないための工夫なのかなと思ったりした。父にも母にも似ていない…
これまだ見てなかった。ビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」は、ポップ・ミュージック歴代名曲ベストテンに入るくらいの名曲だと思ってます。短い曲のなかに、理屈でなく感覚だけに訴える緩急が詰め込まれていて、今でも聴くたびに鳥肌が立つ…
「チャイナタウン」の二匹目のどじょうだそうです。どこもチャイナ出てこない・・・と待って47分経過後にやっと現れるチャイナマン、めちゃくちゃ見覚えあると思ったらやっぱりエブエブのジェームズ・ホンですね。前作「チャイナタウン」も、彼の存在と、ジ…
この映画は私とほぼ同世代だけど、1993年のこの映画のことはまったく記憶がない。「マイ・シャローナ」とか、ピーター・フランプトンのカバー曲とか、懐かしい曲も多いけど、思い出せないものもある。私はこの時代たぶんアメリカよりUKと日本とワールド・ミ…
教習所で見せる事故映像のように、この映画(ダイジェストでいいから)をすべての高校生とかに見せたら、好奇心で薬物に手を出す人が激減するのでは・・・(具合が悪くなって保健室に駆けこむ人もいそう)。副題「ダメ!ゼッタイ」、としたい。 そんな中毒映…
いい映画でした。ウド・キアー演じるパットのちょっと崩れた色気、素敵です。なんでこう、MtoFの人たちは、妬みや悔しさをストレートに出せるんですかね。 腕もセンスも良かったけど毒舌で身勝手で客が離れて行った、往年のカリスマ美容師。彼の最上客を奪っ…
みなさんも書いているように、切れ切れのこのテンポが妙に集中力を削いで、最後まで見るのに疲れてしまいました。超天才少年少女たち(今回は人数が多い)の話し方に抑揚がないのと、「ActX SceneXX」で流れがちょくちょく止まるので、やっと慣れたこの調子…
(結末に触れています) この原作(の翻訳)を読んだとき、「アメリカでベストセラーなんだ、すごく独特の世界で美しいけど、どこか拙くもある」って感想を書きました。著者は69歳の動物学者の女性。カイアの緻密な人物造形と比べて、二人の男の造形がゆるい…
完全に出遅れた。やっと見ます。 これは実話ベースなのか?どうも違うみたい。女性指揮者で高名な人っているのかな。ステージで司会者と話すときは「我々女性指揮者」って言ってるけど、カプラン氏との会食のときは、「女性指揮者ではなく、我々と同性の若者…
タイトルを見ただけで緊張します。まず、誰がお金を出して誰が監督した映画なのか? 監督は日本人の名前。製作国は日本・アメリカとなってる。監督は長年アメリカで日本に関連した映画の仕事をしてた人なんだな。442部隊に加わった日系人たちの痛みを身近に…
バカ正直に全作見直すシリーズ。どうも一つ前あたりから、私が勝手に感じていた”ハリポタ・マジック”、キラキラとして胸躍る世界から遠ざかってきたような気がします。多分私は魔法グッズ大好きな幼児の精神年齢から成長してないのかもしれません。 今回注目…
この作品から監督がマイク・ニューウェル。アルフォンソ・キュアロンよかったと思うけどなぁ。。。なんとなくこの作品ってあまり響かなかったんだよな。 ハリーたちが普通のティーンエイジャーみたいなスウェットとか着るようになったからかな。魔法の恐ろし…
暑いし忙しいし映画の日だし、何かスカッ!とするものを見ようと思って行ってきました。結果・・・めちゃくちゃスカッとしました。娯楽映画ってこういうのですよね。 身体張って命がけのアクションに挑むトム・クルーズを見るたびに、「要心無用」という昔の…
2022年のキネマ旬報ベストテン入賞作品のうちまだ見てなかったものが、U-NEXTにいくつも入っていると気づいて片っ端から見てる。 イーストウッド監督作品を5本も10本も見た人なら、サムネイル写真と短い解説を読んだだけでこの作品がわかるような気がしてし…
これもまだ見てなかった。1980年代に韓国からアメリカへ移住して農業に従事した人々の物語。1980年代なんてつい最近だ。Windowsだってバージョン1と2は1980年代の発売だ。私が中学~高校~大学と通学してた時期の話。「ジャパン・アズ・ナンバー1」が売れ…
映画のデザインセンスやテンポが変わってる。往年のソール・バスの焼き直しみたいなタイトルとか。それと、強烈に豪華なキャスティングがまず印象的です。 彗星を発見した主役の二人はジェニファー・ローレンスとレオナルド・デカプリオ。切れ者の若い女性と…
これ公開されたら見に行こうと思ってたけど、映画館では上映されなかったのね。他で見られない作品がだいぶ溜まってきたので、とうとうNetflix加入しちゃいましたよ。(見たいの全部見たらすぐ解約するかも) そういえば、前作もすごく楽しかったけどトリッ…
「スイス・アーミー・マン」で一度呆れているので、何の期待もしないで見ました(笑)。なんか旬だし。で、前作同様、子どもの心を持ち続けてる人たちが作ったと感じる部分も多いけど、どこか汎世界観というか汎次元というか、タイトル通り一瞬はすべてです…
〈若干、結末にもふれています〉 映画館で見ておくべき!という声をちらほら見て行ってきました。20:30開始、終わったら午前0時の歌舞伎町・・・席もけっこう埋まってたし、そんな時間でも街に人があふれてて、コロナ心配だけどその活気が嬉しく思えてしまい…
どうもオリヴィア・ワイルドとトニ・コレットを混同してしまいがちな私ですが、ワイルド監督の第二作がこんなサスペンス・スリラーだったりすると、ますますトニ・コレットの驚愕した顔が浮かんできてしまいます・・・ にしても、良い。映像のセンスがとても…
久々に「ビッグ・イシュー」売り場に立ち寄ったらスティーヴン・キングのインタビューが載っている号があったので買ってしまい、どんどん見たくなってしまいました。 この作品では、呪われたホテルの一室に取材に行ったジョン・キューザック演じる”超常現象…
ジャコ・パストリアスが亡くなったのは1987年だから、36年も前だ。彼のことを知らない人も多いだろうな。でも彼はギターでいうところのジミ・ヘンドリックスに匹敵する天才中の天才ベーシストだったのだ。(だってみんなジミヘンみたいにジャコパスって呼ん…
ボブ・ディランのバックバンドがザ・バンドで、リンダ・ロンシュタットのバックバンドがイーグルスか・・・。アメリカ音楽の黄金時代だなぁ。 リンダ・ロンシュタット、小さい頃すごく好きでした。「お願いだから(How Do I Make You)」のドラムロールから…