アメリカ映画(90年代以降)
映画のデザインセンスやテンポが変わってる。往年のソール・バスの焼き直しみたいなタイトルとか。それと、強烈に豪華なキャスティングがまず印象的です。 彗星を発見した主役の二人はジェニファー・ローレンスとレオナルド・デカプリオ。切れ者の若い女性と…
これ公開されたら見に行こうと思ってたけど、映画館では上映されなかったのね。他で見られない作品がだいぶ溜まってきたので、とうとうNetflix加入しちゃいましたよ。(見たいの全部見たらすぐ解約するかも) そういえば、前作もすごく楽しかったけどトリッ…
「スイス・アーミー・マン」で一度呆れているので、何の期待もしないで見ました(笑)。なんか旬だし。で、前作同様、子どもの心を持ち続けてる人たちが作ったと感じる部分も多いけど、どこか汎世界観というか汎次元というか、タイトル通り一瞬はすべてです…
〈若干、結末にもふれています〉 映画館で見ておくべき!という声をちらほら見て行ってきました。20:30開始、終わったら午前0時の歌舞伎町・・・席もけっこう埋まってたし、そんな時間でも街に人があふれてて、コロナ心配だけどその活気が嬉しく思えてしまい…
どうもオリヴィア・ワイルドとトニ・コレットを混同してしまいがちな私ですが、ワイルド監督の第二作がこんなサスペンス・スリラーだったりすると、ますますトニ・コレットの驚愕した顔が浮かんできてしまいます・・・ にしても、良い。映像のセンスがとても…
久々に「ビッグ・イシュー」売り場に立ち寄ったらスティーヴン・キングのインタビューが載っている号があったので買ってしまい、どんどん見たくなってしまいました。 この作品では、呪われたホテルの一室に取材に行ったジョン・キューザック演じる”超常現象…
ジャコ・パストリアスが亡くなったのは1987年だから、36年も前だ。彼のことを知らない人も多いだろうな。でも彼はギターでいうところのジミ・ヘンドリックスに匹敵する天才中の天才ベーシストだったのだ。(だってみんなジミヘンみたいにジャコパスって呼ん…
ボブ・ディランのバックバンドがザ・バンドで、リンダ・ロンシュタットのバックバンドがイーグルスか・・・。アメリカ音楽の黄金時代だなぁ。 リンダ・ロンシュタット、小さい頃すごく好きでした。「お願いだから(How Do I Make You)」のドラムロールから…
<結末にふれています> ジョーダン・ピール的異世界にまた足を踏み入れます。 最近よく(※仕事で)見ている”超常現象”だの”UFO目撃”だのといった世界をアフリカン・アメリカンの兄妹を中心に描く、という設定がまずもって新鮮。ドリー・パートン的ブロンド…
ロシアの人たちってほんと面白い・・・って最近も友達と話したばかり。ドストエフスキーからは高い知性と思いこみの激しすぎる性格、さまざまな歴史書では大ざっぱな、雑といってもいいような行いを見て、バレエやクラシック音楽からは至高の繊細さを感じた…
「トラスト・ミー」が低予算っぽかったのに比べて、この作品は冒頭からなんだか豪華です。アメリカ映画だけどユペール先輩が主演だし。彼女は10か月まで尼僧だったけど今はポルノ作家になったという女性。・・・「天国の門」とか出てたからか、こういう色情…
そういえばハル・ハートリー作品って見たことがなかった。(ハル・アシュビーと混同してたかも) エイドリアン・シェリーが自分で監督した「ウェイトレス」を見たら、アメリカの普通の、ちょっとアケスケな女性たちが懸命に生きていく、いい感じの作品だった…
ニューオーリンズのジャズ&ヘリテイジフェスティバル、今年が50周年なのか。ジャズフェスの話をいつも聞かされてたのは、30年くらい前。周りのロック少年少女たちがローリング・ストーンズからさかのぼってメコンデルタ発の泥臭いR&Bを熱心に聞いていて、彼…
最近バラエティ番組の「衝撃事件」のコーナーで、この映画の監督・出演者のエイドリアン・シェリーのことを取り上げていて、見てみたくなりました。今すぐ見られるのはAmazonプライムの吹替版だけなので、それを見てみます。 感想としては、みんな書いてるよ…
KINENOTEに感想を書いた人がまだ一人もいないのは、この作品がVODで提供されていなくて、TSUTAYAで借りたDVDもハードディスクレコーダーで再生できなかったりするからかな。(最後の砦の携帯用DVDプレイヤーで再生できました。画面ちいさい) 救急隊員が連絡…
冒頭にオーソンウェルズふうに登場するジョン・グッドマン。映画館の子どもたちが彼が紹介する恐怖映画の予告編に戦慄する・・・。さっき見た「ラスト・アクション・ヒーロー」の続きみたいだ。この劇中映画「MANT!」(アリ人間)が「ザ・フライ」ばりの、こ…
シュワルツェネッガーが映画の中の世界を生きる本物のアクション・ヒーローで、大ファンの少年が魔法のチケットで映画館から映画の中へと転生?するというアクション・コメディ。1993年がどういう時代だったか簡単には言えないけど、これからどんどん良くな…
前情報ゼロで見始める。マギー・スミス、ジュディ・デンチ、ジョーン・プロウライト(「クレアモントホテルに泊まってた)と見ると「ハワーズ・エンド」みたいないにしえの英国文化を称える映画かと思うけど、タイトルがムッソリーニだ。そして戦争の足音が…
よくD社が差し止めないなぁ。弁護士費用もかけたくないのか・・・。どういう論点になるのか見てみたかったな。 映画の学校の卒業制作みたいなクオリティ。それに「黒いファミリー向けテーマパーク」なら、ティム・バートンとかの高品質な作品がたくさんある…
犯罪ものの映画みたいだけど、悪のわらしべ長者?みたいに、お金の一部を預かったり渡したり、バーでつい女にひっかかったあとで同僚に見られてしまったり・・・。悪の連鎖がどんどん高まっていく感じ、「ラルジャン」みたいで怖いですね。 主人公が、強欲だ…
面白かったなー。ロバート・デ・ニーロの腹の座った演技、ジョー・ペシのインチキな軽さ、シャロン・ストーンの壊れた美しさ・・・。3時間近くの長尺を飽きさせずに見せてくれます。 ただ、多分みんな思っただろうけど、なんとなく既視感があって新しい感じ…
どこかでこれこそが史上最低の映画だと聞いて、わくわくしながら見てみました。 感想:まったくその通りだ・・・想像を超える最低さ・・・見なきゃ良かった・・・。豪華すぎるキャストが嬉々として演じるバカどもに、むかっ腹が立ってきます。膨大な命が失わ…
<結末にふれています> ゼメキスといえばバック・トゥ・ザ・フューチャーにフォレスト・ガンプ。きっと楽しませてくれるに違いないと思ったら、辛い辛いお話だった。私はいつも人に「1日30時間あるんでしょ?」とか「いつ休むの」とか言われるほうで、何も…
RCサクセションの大昔の名盤と同じタイトルだな。あれも孤独を感じさせる名作だったけど、これもまた全く違う観点で素晴らしい。 どう素晴らしいかというと、トム・フォードの作品って「ノクターナル・アニマルズ」もそうだけど、徹頭徹尾が彼の妄想によるも…
2005年というと今から17年前でダコタ・ファニングがまだこんなに小さい。でもトム・クルーズは「トップ・ガン」(1986年)の20年後で落ち着いた父親役。 家族ドラマのようなはじまりが、突然の巨大ロボットのようなものの出現で、世界はパニックに襲われる。…
これも「テレビ映画」だからKINENOTEに載らないのか。希代のヒットメーカー、Wall of Soundのフィル・スペクターの映画で、アル・パチーノとヘレン・ミレンが出てるのに。 フィル・スペクター。「レット・イット・ビー」は名盤だけど「ロング・アンド・ワイ…
フリーメイソンは”友愛会”でイルミナティはそれより悪に傾いた信条を持ってるんだっけ、くらいのイメージしかない状態で見ました。・・・どういう団体なのか、いいのか悪いのかよくわからなかったけど、かつて超こまかい階層があって古代文化をとりいれた儀…
途中まで違う映画を見ているのかと思った。アンリ・ジョルジュ・クルーソー監督のを見たときの印象が、ドライバーの募集から始まってすぐにトラックが走り出したような印象だったから。 この映画では、4人のドライバーたちが命がけで大金ゲットを狙う背景を…
<結末近くの内容にふれています> クリント・イーストウッドの監督作品は片っ端から全部見る価値があると思うけど、これはそれに加えて、私の大好きなラウル・ジュリア(いつ見てもギョロ目)が出演していて、しかも明日でU-NEXTでの提供が終わるというので…
<結末にふれています> 最新作の「リコリス・ピザ」を見たら、改めてこれが見たくなった。あの映画で、私はこんな感想を書いた。 『この監督のほかの作品は重いものも多いけど、どれも”どうしようもない人間のサガ、あるいは運命”を描いてるように思える。…