2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
図書館にときどき「ご自由にお持ちください」という放出本が置いてありますが、先日そのコーナーでこの前日慱「マスカレード・イブ」をもらって帰って読んだらわりと面白かったので、映画も見てみたくなりました。 そのとき、主役の新田刑事はキムタクっぽい…
とってもとってもロマンチックでセンチメンタルな、昭和30年代の少女マンガみたいな映画。初期のアメリカの無声映画とかも、このくらいロマンチックなものってけっこうあったんじゃないでしょうか。淀川長治が「キレイキレイ」と表現したような。リリアン・…
この作品はKINENOTEではまだ「映画」と認められてないようだ。「エターナル・サンシャイン」からずっと注目してる映画界一の変人(失礼!)チャーリー・カウフマン監督作品なのに、感想を他の人たちとわかちあえないなんて! 主役の女の子が知的で健全な感じ…
これも、やっとNetflix加入したので早速見てみます。3時間半の長尺。資金もふんだんに提供され、何でも好きなものを作れ、とNetflixは言った(のではないかと想像)。一度映画館で上映しないと賞はもらえないのか?テレビ番組は映画ではないけど、BBCのテレ…
いつまで待ってもレンタルされないし、名画座にも降りてこないので、とうとうNetflixに加入しました。キュアロン監督作品、久しぶり。 このローマはメキシコにあるローマという地名なのね。「パリ、テキサス」みたいな。白黒のメキシコ映画というとルイス・…
<ネタバレあり> 予告編や前評判や他の方々の感想をたっぷりインプットしてから見ましたが、一言でいうと「すごく面白いエンタメ大作」と感じてしまった。ほぼ実話で、人の命がやすやすと奪われる映画なのに。007シリーズのサム・メンデス監督、大量のエキ…
<ネタバレというかネタ推測あり> 北欧ホラー、しかもアイスランド。レイキャビクは島の中では南西にあって比較的温暖で明るい街だったけど、この映画を見ると、アキ・カウリスマキの映画の中のル・アーブルみたいに陰鬱だ。しかも悪趣味。遺体から取り出し…
1926年の作品。まあなんと昔の映画。昭和の初めです。精神病棟らしい、窓にパイプの入った小さい個室で、いかにも狂女然とした人たちが狂態をさらしています。音楽はあるけど台詞はない。サイレント映画だけど、画質が悪いことを除けば少しも古さは感じませ…
タイトルが良すぎて借りてしまった。私は赤羽で時々やります(笑) ここまでではないけど、私もわりと無計画に旅行するほうなので、無為にバス停で何時間も過ごすのとか、なんとなく共感します。 それにしても、この画質の悪さは?「フロリダ・プロジェクト…
終身雇用ってものに縁がないアメリカのセールスマン。たいがいの人が、年を取れば商売のカンも鈍る。息子たちが一人前にならないうちは、それでも自分が真剣に稼がなければならない。妻の性格が良すぎて、そんな夫に明るくやさしい。 だんだん見ているうちに…
ひとりジェーン・オースティン特集。この映画を見てなかったのは不思議。今から15年も前の作品だ。 キーラ・ナイトレイ、ロザムンド・パイク、その両親はドナルド・サザーランドとブレンダ・ブレッシン(「秘密と嘘」の!)、ジュディ・デンチにキャリー・マ…
英文学の授業では「ノーザンジャー・アビー」と習った気がする。ノーサンガー・アベイはコックニーっぽくないか?舞台はイングランド南部のバースだということなので、ロンドンとそう遠くないけど。 主役の純朴な女の子を演じるのは、スター・ウォーズ ロー…
図書館にこの映画のDVDがあったので借りて来ました。この監督の「聖なる酔っぱらいの伝説」でルドガー・ハウアーに惚れたのはわりと最近のこと。この映画の、学問を全否定して田舎に引っ込んだ教授は「女性生徒がみんな惚れる」二枚目です。日本でリメイクし…
<ネタバレあり> この映画は上映まもなく見たはず。ジェニファー・コネリーが大きくなったらエリザベス・マクガバンになるのが納得いかなかった。怖くて悲しい映画だったなという記憶はあるけど、デニーロだしギャングだからぜったいシチリアマフィアだと思…
今村昌平の映画でまだ見てないのが何本かあったので、順次見て行こう。 これは坂口安吾の原作があるんですね。今村昌平作品なので、人間の皮をはいだようなむき出しのドロドロの性とか死とかがあります。どの人の家もめっちゃ散らかってます。 柄本明は年齢…
私は素人だけど「日経アーキテクチュア」を購読してたこともあるくらい建築が好きなので、冒頭からこの何でも完璧に揃った機能的アパートにぽーっとなってしまいます。ベルリンの「ヴァイセ・シュタット」みたいで。でも監督が監督なのでこのあとの展開は覚…
これ、面白い。 アニメ映画なんだけど、絵の動かし方がとてもユニークで飽きない。主人公の「迂遠な男」の声を謎の実力派ミュージシャン星野源がやってるのも、奥が深くていい。舞台が歌舞伎町とか六本木とかじゃなくて京都の先斗町ってのもいい。先斗町には…
(ネタバレあり)(他の映画の結末まで書いてる) ギンレイホールでカップリングされていたもう片方の「リンドグレーン」と比べて、やっぱりハリウッド。(こっちはフィクションだという違いも大きいけど)時系列が行ったり来たりするのがわかりにくいけど、…
「長くつ下のピッピ」「カッレくんのぼうけん」子どもの頃愛読したわ~。めちゃくちゃヤンチャで賢い子どもたちが大活躍する、ワクワクドキドキな物語でした。 その作者、そういえば女性だっけ。日本人の場合、まあまあ読んだ覚えがある私ですらこんな認識な…
本当は仲良くなれそうだと思った子たちが、”子どもなら誰でもやってしまうささやかな意地悪”に満ちた教室で、生き延びるために姑息で必死な争いを続ける。 誰かひとりが無謬のかわいそうな主役になったりしないところが良いです。誰も開き直ってガキ大将にな…
この監督の作品は初めて。ニコラス・ケイジがしょっぱなからアルコール依存症の借金魔で、この最低な男をこれからどうするつもりだ、という気になります。 彼が出会ったチャーミングな娼婦エリザベス・シューの元締めはジュリアン・サンズ。「眺めのいい部屋…
マーケティング的には、タイトルに「マリメッコ」を入れたほうがいいと思うけど、NG出たのかな?まさかね。 マリメッコって確かに、他のどの生地よりセンスが鋭くて素敵なんだけど、びっくりするくらい高い。綿の布を縫っただけ、って意識があるからそう感じ…
イタリア資本があったのでイタリアふうのエロティックコメディを作ろうという趣向だったのか。タイトルとジャケットを見ると、おどろおどろしい老人が次々に若い女性をいけにえにするような映画化と思ったけど、原題は「何?」だと聞いて、もっと軽くてチャ…
この監督の作品、意外と見てました。「ソイレントグリーン」は覚えてるけどあとはあまり記憶にない…。この映画は1954年なのでセンスが古くても当たり前なんだけど。「ロリータ」や「邪魔者は殺せ」のジェームズ・メイソン、「M」や「罪と罰」の癖のある悪役…
グザヴィエ・ドランは美しくてなんだか特別な子供みたいな不思議な監督であり俳優なのですが、このドキュメンタリーでは彼の現場での様子や、突然脚光を浴びるまでのことが俳優やプロデューサーによって語られます。つかみどころのない人だけど、誰から見て…
小さい頃大好きだった「オズの魔法使い(私のはシェリーが出る、ホンダがスポンサーだったやつね)」のジュディ・ガーランド版を見直したとき、彼女の壮絶な薬物中毒のことも知りました。この映画では、晩年の彼女にはダメなこともあったけど、素直で可愛い…