<結末に触れています!>
ひとりチェコスロバキア特集の続き。こちらは冒頭の”イケてない同級生”が「オースティン・パワーズ」に近いおバカっぷり。歌とダンスで軽やかにストーリーを運びます。主役の女の子、美人。女子グループはメガネっ子の文学少女、不良っぽい女の子も加わって大変チャーミングな3人。(この不良のブギナちゃんをもっと突き詰めた不思議ちゃんにして人数を2人にしたのが「ひなぎく」かな)途中から加わる脱走兵チームもハリウッド主役的キャラの男の子、ちょっとジェームズ・ウッズっぽい射撃の天才、キュートなメガネ男子、の3人。(誰と誰がくっつくか、ルックス見ただけでわかる)
このキッチュなミュージカル、アメリカを意識して作ってるんだろうけど、どこかヨーロッパ感もあって、東ドイツ時代のカラフルな生地のペラペラのワンピースとか思い出したりもします。
うまくいきそうで、なかなかうまくいかない3人の恋のかけひきはとっても甘酸っぱいけど、なんといっても相手が脱走兵で、ソビエトが侵攻してくるというご時世なので、いとも簡単に引き裂かれてしまいます。
この作品が作られた2001年の若い人から見れば、この時代はお祖父さんお祖母さんの若い頃で、今はこういう映画が作れる自由が生まれているわけなので、獄中の彼も隣国へ逃げた彼女らも、数年後には元の場所でまた出会えたんじゃないか…と思いますが、この町で自由の息吹と弾圧を一気に経験した人たちにとっては、この頃のことは永遠に記憶に刻まれるのでしょうね。
今のプラハはどんな町なんだろう。なんとなくヨーロッパの美しい古都だと思い込んでるけど、すごくカラフルなプラハ発のファッションブランドがあったり、若い女の子たちはポジティブで強かったりするのかな。やっぱり行ってみないとわからないな~。


