映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本多猪四郎監督「マタンゴ」4

1963年の作品。 裕福で享楽的な若い男女7人の乗ったヨットが難破し、食糧のほとんどない無人島に漂着する。 (この辺で「電波少年」を思い出してしまう) 内訳は、男性5人、女性2人。女性2人に男性たちの目が集まる。 (この辺で「東京島」を思い出…

浦山桐郎監督「キューポラのある街」3

浜田光夫と吉永小百合でとっても有名な、1962年の作品。キューポラ=煙突がにょきにょき生えてる、鋳物工場の多い埼玉の川口が舞台です。このところブログで「昔の映画は女優さんが可愛い」と続けて書いてるので、今回も「吉永小百合が可愛い」と書くつもり…

小津安二郎監督「浮草」2

1959年の小津映画。 旅芸人一座がある街に着く。座長は女のスター芸人と夫婦同然だが、彼が街に残していた昔の女と息子の家に足しげく通うのを見て、女芸人は・・・。(以下ネタばれ)座長の息子はもう一人の若いほうの女芸人と駆け落ちしてしまうし、あまり…

川島雄三監督「幕末太陽傳」1

「映画」の新ジャンルを追加してみることにしました。 TSUTAYAディスカス、つまり郵送でDVDを借りるのを始めたところ、こういう大昔の作品はほかに借りたい人があまりいないのか、あっという間に送られてきました(見たいDVDのリストを登録しておいて、在庫が…