2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧
1923年作品。 NYのFilm Forumというところで見ました。映画保存・振興活動をしているNPOで、1970年からずっと活動をしてるそうです。最近ロイドの映画を数本見たのですが、「ヒューゴの不思議な発明」の中にも、この映画のなかの、時計の針にぶら下がるロイ…
これも機内で見ました。12時間も閉じ込められてるような場合に、こういうおバカ映画はいいですね。 「ハングオーバー2」のほうを前に見て面白かった記憶があったので、これも迷わず見ました。なにがこんなにスリリングで面白いかというと、教師とか歯科医と…
NYに向かうデルタのフライト内で見ました。こういうときに3時間の映画はちょうどいい。 エコノミークラスでも、8インチくらのタッチパネルディスプレイで、50くらいはありそうな映画の中から好きなものを選んで見られます。食事は相変わらずまずいというより…
心地よい気もするけど、なにか違和感がある。 これを見てあかるくたそがれた気分になるくらいなら、一泊二日でもいいから与論島とか宮古島とかに行きたい。毎朝毎晩スーツ着てぎゅうぎゅう詰めの電車に乗って、ときどき会社辞めようかと思ったりしながら、が…
1961年作品。オープニングが好きだな。 西部劇らしい明るくて壮麗な音楽がスローダウンすると同時に、おおらかな町の風景が現れる。 わくわくする劇が始まりますよ、という感じ。「大草原の小さな家」みたい。 そして、ジェームズ・スチュワートが悪徳保安官…
格式だかなんだか知らないけど、大変だなぁ、公爵とか公爵夫人ってのは。 男も女もカツラ被って盛りまくって…、全部脱ぎ捨てたときの姿が現代映画と同じなのが不思議に思えたくらいです。 それにしても衣装やインテリアの美しいことったら。 キーラ・ナイト…
冷徹な忍者の世界と、その中での復讐や愛情を描いた、司馬遼太郎の小説の映画化。 クールで美しい高千穂ひづるは、最高に「ざーます」言葉が板についてるなぁ。 魅力的なそのころの役者さんをたくさん見られてうれしいけど、演技が忍者マンガみたいで、画面…
1979年の日本映画、というか日活ロマンポルノの傑作と呼ばれている作品。 つってもレイプを撮影したビデオが裏で出回って、自殺未遂、その後何人もの男にもてあそばれて、落ちるところまで落ちていった女の話、ってそれ犯罪被害者以外の何ものでもないでしょ…
「恋愛適齢期」につづいて、手術着のジャック・ニコルソン。 主役のふたりの人生の重ね方が充実してるから、というのもあるだろうけど、テーマに負けない映画でした。 しかしタイトルと設定を見た時点で想像したことを、それほど超えてはくれなかったかな、…
ダイアン・キートンとジャック・ニコルソン、人間関係が入り乱れたり熟年の恋愛関係が描かれたり…何も知らずにウディ・アレン作品かと思って見てたけど、違ったんですね。自分の恋愛を脚本にして舞台にするところまではいい感じに皮肉っぽかったけど、結末は…
今より少し昔、ヨーロッパの小さな町で、一見素朴な人たちが一見平和そうに暮らしています。そこには冷酷な領主と何も言えない使用人たち、厳格すぎる親たちとはけ口をもたない子どもたちがいて、事件が1つ、また1つ、と起こっていきます。 誰かがつまずい…
1994年の作品だけど、出演者もなにも知らずに初見です。 トム・クルーズ演じる金髪のヴァンパイアがブラピ演じる栗毛の若者をヴァンパイアにする。 彼らは美しい少女キルスティン・ダンストも仲間にして3人で暮らすが関係に亀裂が生じ…というストーリー。 …
2008年作品、もう5年前か。 主役の啄郎と本江の、パステルカラーのダサファッションがとっても可愛い! プクプク、つるつるのお肌のこの二人の満面の笑顔が、この映画の中で一番すてき。 いや、美しい人たちのカラミもすてきだけど。 というか…美しいのはい…
DVDがまだ人気がありすぎて届かない、という時期にもう地上波で放送しちゃうんですね。宣伝含みとはいえ、ありがとうございます。面白かった。 けど、冗談っぽさはマンガの方がちょっと上かな。初めて読んだときの衝撃は「聖☆おにいさん」に近いものがあった…
日本でいう「ゴジラ対キングギドラ」のような、二大怪物映画。(大胆すぎるまとめ) 人間が考えだした架空の怪物どうしを戦わせるなんて、闘牛のようで人間って野蛮だなぁ。 エイリアンがきもちわるいといっても、なんか、ハンズで買いそろえた清潔な材料で…
1998年作品。冒頭から引き込みますね。無駄がない。脚本家と監督の頭が情緒より理性に傾いてる、合理的ってかんじです。 スカっとする快さがあります。最初に不良天才少年を見つけたスウェーデン系の教授。一見堅物だけど内側がものすごく熱い、どこかで見た…
2000年に製作されたイギリス映画。サッチャー氏の訃報を受けて、彼女の政権時代の労働者たちのことがよくわかる映画ということで借りてみました。 テレビドラマっぽいなと思ったら、これもBBC。T.REXの曲がこれでもか、これでもか、と使われた映画。 冒頭のC…
1995年作品。 これが岩井俊二の映画デビュー作なのか。 叙情派だなぁ。じわーっとくるなぁ。ジブリの世界のようでもあります。 登場人物たちは、胸に思いをいっぱい溜めてるんだけど、感情をあらわにせず、淡々、というより、おそるおそる暮らしてる。だから…
1956年作品。 小林旭の歌が始まりそうなイントロ、でも歌い方は尾藤イサオだった…って言っても若い人にはわかりませんね。 日本のロカビリーのおおもとは西部劇だったんでしょうか。出てくる人たちが大変な乱暴者ばかりなのは、日本の任侠映画と同じです。新…
この映画が退屈だと思う人がいたら、まだ愛を知らないか、苦悩を知らない人なんじゃないだろうか? 老々介護の映画はたくさんあるし、ストーリーに新しいところは何もないけど、それをどう描くかというところでこの監督は天才だと思いました。これは介護の映…
1987年か、もう25年も前の作品なんですね。名取裕子が初々しいです。ほかの女優さんもみんなキレイだし人情味があって魅力的。 しかし日本には昔から、女を財産として扱う歴史があって、(男も下級侍が切腹するのが当然のようなところがあったり)女性がみんな…
ベッドで男が目覚めて、壁紙を破ってドアを開けるとそこは人生という名の(←ここ私による脚色)映画館。 映画のなかでは、朝どこかの家で起きて、巨大なリムジンのお迎えの車に乗って、それから指示に従って9つの「アポ」を遂行していく。アポは汚れ役ばっ…
1962年作品。勘違いしてました。デヴィッド・ボウイとかドアーズとかがカバーしてる「アラバマ・ソング」が使われてる映画だと思ってた。なんかエキゾチックで派手で美人女優が出てるのかな、と。全然違いました。「12人の怒れる男」みたいな陪審員もの、…
去年の映画。メリエスを見たのはヒューゴの影響か?という話が出たので見てみた。 ものっすごい全面3DCGで、目が疲れそうなくらい、広い画面いっぱいの複雑な風景全部にピントが合っていて、2D画面で見ても酔いそうです。感想:最新型「ニューシネマパラダ…
1950年作品。これもずっと見たかった1本です。 理由1:大好きな怪作「マルホランド・ドライブ」がこの映画のオマージュだから 理由2:巨匠ビリーワイルダーの名作と呼ばれる作品だから 理由3:今までに見たこの監督の作品はみんな暗いけど、コメディの巨…
とっても3Dな映画ですね。 テレビでもちろん2Dで見ましたが、無駄にヨーヨーを振り回したり、坑道がジェットコースターになって一気に降下したりします。私はこむずかしい映画も見るけど、ハリポタやアバターを劇場で見る人間ですから堪能しましたよ。最近…
漫画もドラマも見たことないので、この映画だけ見てもわからないことが多い、というか、「最終回スペシャル」であって初めて見る人のための説明すらなかったです。。 野球のことあまりよく知らないこともあって、かなり流して見てしまいました。ドラマのファ…
1957年作品。 とてもよく作られた映画です。 ストーリーもきれいに伏線を仕込んであるし、浅草の劇場や日光の名所、楽しみをたっぷり盛り込んだおなかいっぱいな映画。浅草の寿司屋の看板娘を中心に、寿司屋+ストリップ劇場を舞台に、母と歌手、脚本家=長…
面白かった。医療現場の、人間関係でなく技術的なミステリーというのは、それだけで未知の世界。 テレビでもやってたというので見てみたら、映画のほうが先なんですね。 竹内結子に阿部寛、田口浩正に佐野史郎、平泉成に國村隼、というテレビドラマにありそ…
メリエスの「月世界旅行」といえば、世界初のSF映画の制作者として知られています。この映画では彼の生い立ちや、現存する初期の作品を紹介しつつ、90年代に発見された手彩色の「月世界旅行」を人力とテクノロジーで、非常に傷んだ状態から上映できる形へ…