映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アジア映画(80年代まで)

ホウ・シャオシェン監督「恋恋風塵」2623本目

幼なじみとの初恋は、風の前の塵のように消えてしまいました… 台湾映画って、昔の日本のような風景や人物たちの素朴さですでに60点は確保してるんじゃないだろうか。あまりによくある、さりげない、何もない若者たちのはかない恋。 少女アフンがどんどん綺麗…

ホウ・シャオシェン 監督「冬冬の夏休み」2596本目

冬冬って名前は冬生まれなのかな。その子の夏休みのお話なんだ。 トントンとティンティン。お兄ちゃんはしっかりしてて妹は幼くて可愛い。見てるだけで顔がほころびます。 卒業式から始まるんだけど、授業とかの思い出をひとつひとつ読み上げていくのって、…

ブライアン・デ・パルマ監督「スカーフェイス」2204本目

デ・パルマ監督の映画には、ものすごくいい映画とダメダメな映画があるけど、ものすごくいい映画にも、とてつもなくB級感が漂う。これは、B級感に満ちた傑作のほう。最悪に悪趣味で、最高に痛快。娯楽、エンタメってことの安っぽさをわかってる、あるいは染…

サタジット・レイ監督「大樹のうた」1915本目

「大地のうた」は悲しくなるような映画で、幼い子供のいる家族の物語で、しんみりしながら見た。「裸の島」とか「自転車泥棒」のようなモノクロの画面。 <ネタバレあり> この後に、まだ見ていない(レンタルもしてないし、、)「大河のうた」があって、こ…

エドワード・ヤン監督「恐怖分子」1687本目

複雑に入り組んだストーリーを、すっきりと無駄なく撮ってるなぁ。 デジタルリマスター版を見たので、1986年(今から31年前!)と言われてもピンとこないくらい、そのシンプルさを新しく感じます。思い込みが強く純粋な主人公の医師が陥っていく暗闇。 ナン…

サタジット・レイ監督「大地のうた」1060本目

1955年にこの映画がカンヌで受賞して、ラヴィ・シャンカールがビートルズにもストーンズにも多大な影響を与えた…ということはわかる。一方ボリウッドでは美男美女が踊り歌う超エンタメ映画が毎日作られてるのも事実だ。…その間いったい何があった?? サタジ…

ブルース・リー監督「最後のブルース・リー ドラゴンへの道」997本目

つまらない、どうしようもなくつまらない映画に、史上最高にカッコよくて史上最強のヒーロー。 映画1本ごとに、ますます引き締まって一分の隙もないブルース・リー。ただ、演技として戦うのが上手になってしまって、もはや「当たっちゃった、ゴメン」という…

ロー・ウェイ 監督「ドラゴン危機一髪」983本目

ブルース・リーが「グリーン・ホーネット」とかのアメリカのテレビでそれなりに活躍した後、香港に戻って黄金期を迎えようとする主演第一作です。彼のアクションや存在感は圧倒的だけど、すごく昭和な感じで、全体的には「昔のテレビでやってた仮面ライダー…

ジョン・ウー監督「男たちの挽歌」534本目

カンフー映画に比べればノワールかもしれないけど、昔の日本の娯楽ヤクザ映画みたいで楽しいよ。 「仁義なき戦い」の、仲間。(なんか、戦闘シーンの音楽の使い方が、同系統な感じ)チョウ・ユンファのちょっといかつい顔構え、レスリー・チャンの優しい美青年…

ホウ・シャオシェン監督「非情城市」452本目

なかなか借りられないのでVHSを借りてきたんだけど、画質悪いし画面乱れるし、なかなか見づらいですね〜。内容は、第二次大戦が終わってからの台湾の歴史を、ひとつの家族を中心に描いたもの。 誰が怒鳴っても泣いても、誰にも寄らずにずっと引いたままのカ…