2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
<ネタバレあり> 「西部魂」を見た流れで、U-NEXTに入ってるこの作品も見てみます。 真面目一本で来た初老の男と、ワルそうな若い美女。これは「嘆きの天使」「ロリータ」ものに決まっている。だいいちこの男の、堅そうでありながら夢に憧れる少年のような…
「メトロポリス」と「M」のフリッツ・ラングが西部劇なんて…(ショック) でも、けっこう面白かった。さすがフリッツ・ラング。 この映画の原題からして「ウェスタン・ユニオン」。実在の会社の名前の映画って、スポンサーで宣伝映画なんだろうか。今はどこ…
16年も前の作品なんだ。ペ・ドゥナは当時でも大人だったはずだけど、童顔で高校生に見えるなぁ。彼女と香椎由宇、前田亜季、そして本物のミュージシャンの関根史織、この4人が可愛くてエネルギーにあふれてて、それだけでこの映画は成功してる。ペ・ドゥナは…
テーマ曲がすごく有名。オルフェウスとユリディスの古典をカーニバル中のブラジルに置き換えたらしい。オルフェウスの軽妙な好青年ぶり、ユリディスの清楚さ、彼を愛するミラの妖艶さが魅力的。 それにしても、ブラジル人って日系人がいたりアイルトン・セナ…
<ネタバレあります> この作品はいつ見たんだろう…ジム・ジャームッシュとか見てた頃にイキがって見たのかな。今見ると、なにか気づくことがあるだろうか。 唐突な始まり。デニス・ホッパーが監督した「ラスト・ムービー」という作品を見たときも、構成が雑…
いい映画だった。「巨匠の晩年の作品」感(達観したような透明感)があるけど、ここでいう巨匠は主演のバート・レイノルズ。 ナッシュビルの映画マニアたちが勝手に始めた「プチ映画祭」に、かつての名優が招待されて、何も知らずにうっかり出かけてしまう。…
ブルーノートのドキュメンタリーを見た流れでもう一本。これもいい映画でした。映画をみるとき、音楽がウルサイと思うことのほうが、音楽がいい!と思うことより多いかもしれない。それは、多分、自分が音楽に動かされてることに気づかないくらい、映画の重…
ジャズが大好きだけど自分では演奏しないドイツ人たちが始めたレーベルなんだって。知らなかった。その属性だけ見ると、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を撮ったドイツ人映画監督ヴィム・ヴェンダースを連想します。ドイツなまりの若者たちがやってき…
これ実はずっと見たかった。1978年、43年も前にドナ・サマーやマイケル・ジャクソンをフィーチャーして作られた、黒人版「オズの魔法使い」です。 親密で暖かそうな謝肉祭のファミリー・ディナーの場面から始まります。同じ場面でもミヒャエル・ハネケだと絶…
がんばって見なくていい作品、と思って見てみた。 野生の生き物たちを至近距離で臨場感たっぷりに写してて、見ごたえがあります。私、珍しい地形とか奇観も大好きなので、滝を上から(ドローンだよねきっと)写すのとか喜んで見てしまいました。命がけで食う…
西部劇に、アラスカが舞台のものもあるんだなー。西部といえば西部。あんな雪だらけのところ(イメージ)なのに、みんなアリゾナにいるときと同じ格好だ。ただ、砂漠ではなく地面はぐちゃぐちゃなのが違う。 ディートリッヒとジョン・ウェインの共演はすでに…
グイ・ルンメイがきれいでフー・ゴーがかっこいい。この二人は、どんなヨゴレた格好をしても存在感が透き通ってるような感じがするなぁ。 バイク泥棒のグループの仲間割れから、誤って警官を殺害してしまった男。こうなったからには警察からの報奨金を妻に残…
ジョン・フォード監督がジョン・ウェインを主役にした映画に、西部劇以外のものがあるって知らなかった。舞台はアイルランドか。出演者の名前には「オなんとか」「マクなんとか」「フィッツなんとか」が並んでいて、アイルランド系勢ぞろい! ウェイン演じる…
だいぶ前に見て面白かったやつ。U-NEXTの視聴期限がまもなく切れるのでもう一度見てみます。冒頭の「なんで撃っちゃったの!」でまた吹き出してしまった。真面目なスパイ映画だと思いながら見るとこの意外性で笑えるんだけど、だんだん笑いを期待しながら見…
何かの「おすすめ映画リスト」に入ってたのでU-NEXTで鑑賞。 これ昔テレビか何かで見た気がするな。この映画の頃はハウスって言葉が存在した気がするし、最近のマネキンは顔がないものが増えてるけど、この時代はしっかりメイクのマネキンが主流でした。 ア…
こういう映画って、あまり旅をしないとか、ホテルに興味がない人が見てもつまらないのかも。幅広くどんな観客も楽しませるために作る映画とは違う。 私はこの映画は、デザイナーや画家のドキュメンタリーと同じジャンルのものとして見て喜んでるのだ。一生泊…
ネタバレあり。 意外といい映画だった。今でいう「毒親」の映画だとか、子どもの虐待の場面が執拗に続くと書いてあったのでちょっと心配だったけど。毒親ファーストジェネレーションは生き延びていて、セカンドジェネレーションはもっとマイルドで、サードジ…
なぜか見ないままきてました。先日映像業界の人たちとおしゃべりしたとき、「細田守はこの作品がピークだった」で盛り上がってたので、さっそくVODで見てみます。やっと夏らしくなってきたし。 結論。すごく面白かった。人物たちもOZの世界も、なんだかウキ…
「A」に続いて2001年に公開された「A2」に、さらに編集を加えて2015年に公開された作品。(続けて見ると、ますます重いな…) 今度は上祐氏が出所してきたり、信者たちの居所があらゆるアンチの人たちに取り囲まれて反対運動の標的となります。…森監督は冷静に…
U-NEXTに入ってたので見てみます。いつか見ようと思ってたやつ。1995~1996年の映像らしいんだけど、元気だったころの教祖や見覚えのある人たちの姿を見るのってちょっと怖い。選挙活動をしてたときのこととか思い出してしまうなぁ。 今ってヨガスタジオに行…
お化け屋敷的エンタメ映画。自殺に見せかけた、車いすの老婦人が殺害され、その殺人犯が直後に殺害され…。グラマー美女のヌードやセミヌード、70年代の日本のドラマのような音楽。だんだん、誰が何のために殺人をしてるのかよくわからなくなってきて、最後は…
大昔にテレビで見たような記憶もあるけど、見直してみました。アイデアがいいし、タイトルもセンスいいですよね。 人の命をなんとも思わない極悪人1人と、ちょっとした詐欺師2人だったのが、だんだん”キュウソネコカミ”状況に追い込まれて迫力と危険度が増大…
これもずっと見たかった。でも映画館でこの監督の作品を見る自分が、間が保てる自信はない。何で見たいんだろう、好きかと言われるとよくわからないのに。 で感想を言いますと、画面は独特のグレーで覆われていて、前にも書いたけどハンマースホイという画家…
史上最低じゃないかな、この作品のKINENOTEでの平均評点。「太陽の子」が映画版になると聞いて、この監督が過去に何を作ったか見てたらこの作品もありました。「火の魚」はとても良かったのにな。NHKはドラマの続編を映画にするのをやめて、映画版を作る前提…
お気に入りのケヴィン・クラインが出てるくだらないブラック・コメディだと思って適当に見てたら、リヴァー・フェニックスが出てる!ケヴィン・クライン演じる、ゴジラ並みに頑丈な浮気夫の殺害計画にどっぷり関わる役なんだけど、彼が殺しあぐねて雇った弱…
以前の勤め先に外語大のポーランド語学科を出た同僚がいて、なぜポーランド語を専攻したんだろう、まだ17-8の子どもの時点で、と思ったことがある。すでに「惑星ソラリス」やキェシロフスキ監督の映画に出会って、人生変えられたのかな。…と思うくらい(つま…
しょっぱなが怖い。愛猫と暮らす私にはキツイ映像が続いて、キェシロフスキ監督ってこんなの作る人だったっけ?と思いながら、しばらく殺伐とした映像を見ていると、3人の登場人物たちが、最も望ましくない形で出会う。”殺人者”が本音を語り始めて、人間らし…
これもずーーっと見たかった。久々にTSUTAYA店舗に行ったので希少DVDをレンタル。 アンゲロプロス監督作品は、大人が出てくるイメージがあったので、あれ?ヴィクトル・エリセ?(それは「ミツバチのささやき」) いろんな人がいる。伯父さんは悪い人じゃな…
ホドロフスキーは原作だけなのに、タイトルに彼の名前を入れれば日本でもそれなりに売れるんだろうか。ネームバリュー‥‥ 2019年に彼本人が監督した「ホドロフスキーのサイコマジック」っていう作品もあるんだけど、どう違うのか?TSUTAYAでこれをレンタルし…
毎月あれほどDVDをレンタルしていたのに、U-NEXTに加入してからもう何か月も一枚もレンタルしてない…そしたらTSUTAYAから「新作でも何でも5枚レンタル無料!」クーポンが来ました。そういうことならVODに入ってない作品を借りに行っちゃうぞ、ということで渋…