映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大根仁 監督「バクマン。」1338本目

大根監督、うまいなぁ。 マンガのマンガっぽさ・・・キャッチーでポップで記号的で二次元的で、かわいくて怖くて、架空っぽくて。そういうものをたっぷりまぶして、ちょっとワクワクできる感じの映像になってます。主人公が可愛い佐藤健と神木隆之介 、むか…

サイモン・カーティス 監督「黄金のアデーレ 名画の帰還」1337本目

こういう映画って、重厚にゆっくりとした感じで作りそうだけど、この映画はすごく展開が早い。全体でわずか108分の中で裁判が始まり、裁判が進み・・・。ちょっと目を逸らしてると、どんどん話が進んでしまいます。なぜなら多分、これが実話だから。絵が戻…

是枝裕和 監督「海よりもまだ深く」1336本目

タイトルの「海よりもまだ深く」って、テレサテンの「別れの予感」の歌詞に出てくるのね。 書けない小説家の阿部寛が、別れた妻、真木よう子に未練たらたらなのを見て、母の樹木希林が、過去じゃなくて今を生きるのよ、と諭す場面で。 別れの「予感」どころ…

黒沢清 監督「岸辺の旅」1335本目

いきなり、3年前に失踪した夫が、生きてるっぽいかんじで、死んで戻ってくる。 という設定が、唐突に始まるんだけど、深津絵里の「いつどこで何をしていても深津絵里」な演技で、あまりにも普通に映画にすんなり入っていけます。戻ってきた夫のミッションの…

塚本晋也 監督「野火」1334本目

市川崑監督の「野火」を見て私は、 http://d.hatena.ne.jp/enokidakeiko/20151204/1449236226 『戦争映画のなかでは、「印象派」というのかな。ストーリーを追わせる映画でも、教訓を与えようとする映画でもなく、ただ戦争の”汚れ”のようなものをひたすら画…

是枝裕和 監督「海街diary」1333本目

マンガの原作を借りて全部読んでたのですが、かなりイメージ通りでした。 マンガほど4人の恋愛をそれぞれたどる時間はないけど、相手を見るだけでなんとなくわかる! 原作がそもそも、複雑な家庭環境のなかで暮らす4人の娘たちの、それぞれの心情を繊細に…

マシュー・ヴォーン 監督「キングスマン」1332本目

もと英国王(笑)コリン・ファースが主演のスパイ映画なんて、イギリス映画に決まってる…と思ったらやっぱり。 「シャーロック」(カンバーバッチの)みたいな、ケレン味たっぷりのスリリングなCG使い、とどまるところを知らない極端な虐殺シーンなど、ブラ…

スティーブン・スピルバーグ監督「ターミナル」1331本目

先日、海外ツアーに行った際に、団体から離れてしまってあわや出国できない!?という"ヒヤリハット体験"があって、帰ったらこの映画を見よう!と決意しました。自国からNYへ飛行機で出発し、無事着陸したのに、入国手続きを行うまでのわずかの間に自国でテ…

アラン・シャバ 監督「ミッション・クレオパトラ」1330本目

2002年にフランスで作られた、エジプトが舞台のコメディ映画。なんじゃそりゃ。 主役の漫画キャラクターを演じるのは、名優ジェラール・ドパルデュー(ええ!?)、クレオパトラを演じるのはセクシー美魔女モニカ・ベルッチ(といっても14年も前なので若い)…

トニー・ギルロイ 監督「フィクサー」1329本目

2007年のアメリカ映画。 監督はトニー・ギルロイとあるけど、スティーブン・ソダーバーグがプロデューサーでシドニー・ポラックが製作。そうそうたるメンツですが、ストーリーはずいぶんシンプル。なんとなく味わいはあるんだけど、芯にそれほど強いものがな…

ヴォルフガング・ペーターゼン 監督「アウトブレイク」1327本目

1995年作品。 昔見て特に感動しなかったけど、いろんな感染症が世界を席巻してる今なので、見てみました。 なかなか説得力のあるパニック映画だなと思います。 なんとなく、それほど面白くはないけど。おまけ的に出演者について: ダスティン・ホフマンは良…

デイヴィッド・クローネンバーグ 監督「ヴィデオドローム」1328本目

いつか見ようと思ってた怪作ヴィデオドローム。 ”呪いのビデオ”、「リング」シリーズや「ブレアウィッチプロジェクト」と同様の仕掛けだけど、有機的でぐにゃぐにゃした物体が出てくるところが個性。 怖いとか気持ち悪いというより、よく作ったけどここまで…

ガイ・リッチー 監督「シャーロック・ホームズ」1326本目

ホームズといえばカンバーバッチ、という時代ですが、ロバート・ダウニー・Jrの野獣的なホームズも面白い。 美形すぎるジュード・ロウのワトソン君も、まったく新しい物語だと思えてかえって楽しい。 それにしても濃い、ロバートダウニーJr。ラテン系?(違…

ジェームズ・L・ブルックス監督「愛と追憶の日々」1325本目

強烈に自我を発散する母親と、彼女ひとりの手で育てられた娘。娘もまた、母に引けを取らない自己主張で、自分の思う道を生きていきます。母と娘にそれぞれ訪れる出会いやトラブル。母の娘、娘の息子たちと娘、母の男、娘の夫とその愛人。なんのオチも教訓も…