2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧
17年前の映画、高校生の主役を演じてるのがジェイク・ギレンホールってことはそこそこ昔の映画か。冒頭から懐かしい曲が。エコー&バニーメンの1981年のアルバムに入ってた曲。他にもティアーズ・フォー・フィアーズとか、そのころのヒット曲があちこちで流…
しょっぱなから最高。 セクシーでタフでちょっと安っぽくて超チャーミングな女たちが、チャラいガールズ・トークを繰り広げてる。 メキシコ料理の店で飲んでるのは全員マルガリータ。ああ、私も混ざりたい。 前半はそれでもギャルたちは不幸な最期を遂げさせ…
ケヴィン・クライン、やっぱりいいわ。ちょっといい男なんだけど、根本的にだらしなくてダメ。日本でいえば、少し若い頃の近藤正臣かな。しょうもない男だけど、こんな夫がいたら楽しかっただろうな・・・こういうテーマの映画、アメリカならアンチハリウッ…
タイトルが最高に素敵。 この映画、アンダーソン監督作品の中でも特に好きかも。最初からこの、おもちゃの国に人形を並べたような感じ。ウェス・アンダーソン節って、なんというか、三谷幸喜+ミシェル・ゴンドレーみたいだな。ひょうひょうとして無表情(ま…
硬派だなぁ、これも。「ハート・ロッカー」はあまり気分のよくない作品だったし、この映画も嫌な場面が多いですね。それは、現実に近い描写だからなのでしょうか。監督は、ごつい感じの、軍隊出身とかドキュメンタリー専門の監督のような人かと思ったら、典…
アメリカのスクール・カーストを描いた群像劇かな?という風に始まる。 役者っぽくない少年少女たち、それぞれいろんなものを抱えてる。そういえば学校ってこんな感じだったよな。ドラマチックじゃないのが普通だった。華やかじゃない彼らに共感しながら、だ…
2013年、もう5年も前の作品。 榮倉奈々と岡田准一。それ以外にもNHK連ドラ出演者がたくさん出てる。 橋本じゅんが目立って元気な役で楽しい。本を焼くというテーマは「華氏451」から来てるのかもしれないけど、この映画の原作もベストセラーらしい。 しかし…
2013年の作品。エッチで可笑しくてバイオレントな映画。 お医者さんごっこ的な楽しさがあります。愛もある。 ボカシがかかってるとはいえ、こんな下半身まるだしの映画とかないよね(爆笑)タイトルからは、「空気人形」みたいな印象だけど、あの映画も好き…
1979年の作品。 新藤兼人作品、見るの久しぶり。 この映画は、エリート高校に入った息子を父が絞殺するに到るまで、そしてその後のことを描いた作品です。 テーマはとても重いのに、近所のやけに朗らかな人たちの様子や、誰も引きこもらず外の空気を吸ってい…
この映画って評判がいいの? なんか、出てくる人の8割くらいが反抗期のままみたいで、”日本のマスコミのダメさ”とか”警察の腐敗”みたいな、聞いたようなことをごく単純に叩きあって感情をぶつけあっている幼い映画という印象で、見ていて気持ちよくなかった…
ニック・カサヴェテスって、ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズの息子か。 パパの監督作品じゃないのね。 そしてこの映画見たことがあった(最近こんなのばっかし)。 まだジーナ・ローランズもライアン・ゴスリングもレイチェル・マクアダムスも知ら…
1975年の作品ってもう43年も前!馬鹿な女ってなんて美しいの。 そして、アデルや下宿のおばさんの装束の可愛らしいことと言ったら! どうしようもない話だし、イザベル・アジャーニの取り憑かれたような徹底した演技のおかげで、女ってこえぇぇ!と女でも思…
1979年、原作が書かれてから6年後の公開です。 最近中上健次の「千年の愉楽」を読んで強烈な印象を受けたので、早速レンタルしてみました。 荒っぽい映画ですねー。今から40年近く前とはいえ、なんとなく”戦後”っぽく感じます。 中上健次の故郷の「路地」で…
1993年の作品。 法廷で「顔のアザ」の話をしてた時に、ああこの映画昔見たわと思い出した。25年の間にテレビか何かでこの映画を見る機会もあったんだろう。若い頃から、見た映画のメモを書いておけばよかったなぁ。エイズあるいはそれ以外の重い感染症、また…
2003年の韓国作品だけど、原作は日本のマンガなんですね。 この監督の作品は、JSAで初めて韓国的な情緒に触れてかなり感動したけど、「スノーピアサー」と「渇き」ではちょっと見疲れしました。見疲れって言葉があるのかどうかわからないけど。 「オールド・…
2006年のドイツ映画。 この映画を見たきっかけは、島田雅彦と沼野充義の「世界の辺境文学」っていうレクチャーを聞きに行ったら、紹介された12冊の中にフランスのミシェル・ウェルベックって作家の「服従」って本がありました。これが”フランス極右の暴力…
1946年に作られたアメリカ映画。なんとなくクラシックな感じのする映画だけど、ヒッチコックの監督生活の中ではハリウッドで脂がのってきた時期に作られた作品です。 バーグマン美しい・・・。アメリカで人気の北欧美人のハシリ?かな。この映画では、最初男…
なんと1937年の作品。全然古くない!女性の眉が三日月型で、みんな変なガウン着てるけど、脚本の面白さや人物たちの存在感が際立ってて、全く違和感なく楽しめました。 ただ、邦題が古い!(笑)「社長シリーズ」みたいだよね。そういう映画と同時期、1960年…
2003年の映画。 今から15年前か。私が前に見たのはいつだろう?スカーレット・ヨハンソン初々しい。最初はそんなにキレイだとも特別だとも感じなかったし、今みたいに堂々とアクション映画にまででるようになるなんて思えないくらい、繊細で普通で頼りないと…
原題は「5 flights up」。5階って意味らしい。エレベーターがなく階段を5階まで上がる、っていう意味もあるのかな。 ニューヨークのブルックリンって東京だとどこだろう。代官山?昔は都心から遠く離れたところだったけど、今はすっかりオシャレな街に変貌…
悲しいお話だったわ・・・。 妻子ある男に恋をしてはいけないっていう教訓なんでしょうか・・・(←いつも教訓とか言うな、私) パパに冷たい妻子ではあるけど、何十年も連れ添った夫婦でラブラブだったらその方が珍しくて、このくらいが普通だと思う。きちん…
<ネタバレあります> 予想どおり、何もハッピーじゃない映画だった。そしていつものように、一度見ただけでは咀嚼しきれない。「愛、アムール」の続編的な要素もあるけど、この映画はあのようにエンドロールで泣けない…泣きようがない…。ジョルジュ翁の自損…
ベルイマン監督の常連、リヴ・ウルマンが監督した、ベルイマン監督の(本人の?)自伝的作品なんだとか。見た人も少ないし、点数も低いですね。 私も、あんまり盛り上がらなかったけど、ふーんこういうアプローチもあるんだな、と思いました。卵泡だてたりし…
視点が面白かった。 ツカミは派手に血まみれで始まるんだけど、侵略者たちはとぼけた空気よまない奴ら。 かと思うとアッサリと殺りくするし、情緒ってものがまるで通用しない。 だけど「愛」が・・・「愛が地球を救う」・・・・。面白いんだよ、面白いけど、…
1963年のフランス映画。この映画むかーし見た。と、ラストシーンに近くに連れて思い出しました。 このラストシーンは、「太陽がいっぱい」だとなぜか思ってた。プールで不自然に横になるアラン・ドロン。 どっちにしても・・・ドラマチックで見事なラストシ…
あんまり心を打たれなかったな・・・。 他の人の評価はかなり高いのに。 家族を持たないとぴんと来ないのかな。一緒にレンタルしたのが(名画座の二本立てみたいな感じ)「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で、あっちでは主人公のかつての幼子たちが・・・…
この映画、みんなはどう感じるんだろう、と気になります。 死にたくなることが起きても、雪の降る街はきれいで、生きていれば朝起きてご飯を食べるし、仕事をしに出かける。壊れたままでいても、乗り越えられなくても、そうやって毎日やってく。 ケイシー・…
最近すっかり、劇場に新作を見にいく人になっている。 よかったなぁ、この映画。 普通にラブストーリー?なんだけどね。サリー・ホーキンスって女性エディ・レッドメインって感じがする(それを言うならギレルモ・デル・トロ監督はちょっと丸くなったケント…
1961年のカンヌ、パルムドール。 ルイス・ブニュエルの映画に出てくる人たちは濃いんだよなぁ。眉とか目力とか。この映画の場合、修道女から普通の女へと身をおとしていくビリディアナを演じるシルヴィア・ピナルの、思い込みの激しささえ感じさせる純粋な目…
面白かった。 普通の(下世話なくらい)女の子がなんとなく巫女になり、教祖になる。 どんどん巻き込まれていって、周囲にあつれきが生まれて振り飛ばされるものが出てくる。 本人はまさかの、教祖としての自覚を深めていく。ミンジョンさんが可愛らしくてキ…