2023-01-01から1年間の記事一覧
タイトルを見ただけで緊張します。まず、誰がお金を出して誰が監督した映画なのか? 監督は日本人の名前。製作国は日本・アメリカとなってる。監督は長年アメリカで日本に関連した映画の仕事をしてた人なんだな。442部隊に加わった日系人たちの痛みを身近に…
タイトルを見ると、アポリネールとローランサンみたいにこの二人はそもそも恋人同士だったのかと思うけど、そういう話ではないです。見る順番としては、ドキュメンタリーの「アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー」を先に見て良かった。ル・コルビュジェのフ…
この人のことは知らなかったけど、コンラン・ショップとかで見た記憶のあるお高い椅子やキャビネットのいくつかがこのドキュメンタリーで取り上げられていて、彼女のデザインだったことを知りました。ル・コルビジェは建築好きな私の憧れの崇高な建築家様な…
朝井リョウ原作作品はいつも、人間の心の裏側の部分を大事にしてるように感じる。誰にでもある、温かく優しい気持ちのほうじゃなくて、同様に誰にでもある、どろどろとして暗い想いのほう。なんでそっちを甘やかすんだろう、楽しくないのに。それとも、どろ…
<結末にすこし触れています> 「バックトゥザフューチャー」「フォレストガンプ」のゼメキス監督。子ども用の楽しい絵本を見ているような作品でした。 評価は低めだけど、まあ小さい子と一緒に見ると思えば、このくらいのわかりやすさも良いのでは。 なんか…
ハリポタシリーズ全作を見直すうちに、正しさを強硬に押し通そうとするアンブリッジ先生が主役を演じたこの作品も見たくなりました。 このおばちゃん・・・。ただ善良で優しいだけのあか抜けない中年女性。自分より困っている誰かのために尽くすんだけど、そ…
なんと天地真理主演作品。U-NEXTの「新規入荷作品」で見つけて、つい見てしまった。1972年作品。歌を聞くとつい鼻声でものまねをしながら歌ってしまう世代、「まりちゃん自転車」が欲しかったけど買ってもらえなかった世代です。 彼女の存在感は今なら誰だろ…
成瀬巳喜男監督作品は、最初に一気に数本見て、それからはポツポツと見ているだけ。いいなと思った作品はまとめて同じ監督の作品を見尽くすまで見ることが多いけど、15年前はDVDが出そろっていなかったんだろう。今はU-NEXTだけで18本もある。昔の映画が大好…
最終章なのでもう画面ほぼ真っ黒です。光がない、光が。だから色味もない。 ハリーが貫録をつけて、闇に一人で立ち向かう迫力を見せます。 結末を知っていてもなお、スネイプ先生の腹の底が見えない演技に戸惑います。悪に堕ちた他の魔法使いのような腹黒さ…
全部一気に見たので、ここまでのストーリーは今までになく把握できています。ちょっと前まで、キュートな魔法道具が出てこない~などとグダグダ言っていた幼稚な私でしたが、さすがに今はこの悪のはびこる世界に夢中になっています。ここに来て、まだうら若…
バカ正直に全作見直すシリーズ。どうも一つ前あたりから、私が勝手に感じていた”ハリポタ・マジック”、キラキラとして胸躍る世界から遠ざかってきたような気がします。多分私は魔法グッズ大好きな幼児の精神年齢から成長してないのかもしれません。 今回注目…
この作品から監督がマイク・ニューウェル。アルフォンソ・キュアロンよかったと思うけどなぁ。。。なんとなくこの作品ってあまり響かなかったんだよな。 ハリーたちが普通のティーンエイジャーみたいなスウェットとか着るようになったからかな。魔法の恐ろし…
この作品だけ、監督はアルフォンソ・キュアロン。なかなかの抜擢だと思いつつ、「ROMA」以降彼は何をしてるんだろう? ワーナースタジオを思い出しながら、ハリーの家や3階建てバスを楽しんでいます。バスの車掌さんもブリティッシュ・アクセントがいいなぁ…
見損ねてた作品がU-NEXTに戻ってきたので、さっそく見てみます。 私はブラックミュージックに詳しいほうじゃないけど、若い頃の音楽好き仲間はアメリカのルーツミュージック好きが多くて、アレサは彼らの女神でした。 若くてパワフルな歌声が、まっすぐ心の…
ハリポタスタジオに行った後に昔の作品を見直すシリーズ、第二弾。3人が少し大きくなりました。 ダンブルドア校長を1,2で演じたリチャード・ハリスは、若い頃はちょっとジュード・ロウ系の輪郭で、このままずっと演じられたら「ファンビ」への移行が自然…
ハリポタ熱烈ファンの教え子にくっついて、としまえん跡「スタジオツアー」に行ってきました。本物のセットの中で遊ばせてもらって、その巨大さと精巧さに感激・・・という体験。映画を見てからかなり時間がたっているので、メモリーリフレッシュするため、…
<ネタバレあります> 評点低いっすね~。公開時はスルーしてしまったけど、女性が作った女性のための映画だと何かで見たので、KINENOTEでは少数派と思われる女性参加者として見てみて、感想を書いてみたいと思います。 冒頭すぐ、不倫相手らしき妻夫木聡と…
なるほど、こういう映画なんだ。割と面白かった。タイトルと絵ヅラから、若いやくざの抗争映画かしらと思ってた(それも合ってる)けど、”最近はやりのメタバース”や初々しい恋愛もちりばめて、若手の勢いのある俳優がたくさん熱演してることもあって、楽し…
1986年の作品。 当時ミュージックビデオで人気だった監督が撮ったこのコマーシャルでエンタメな音楽映画を今なぜ見るかというと、デヴィッド・ボウイが出てるから、というだけじゃなくて、楽曲がすごく懐かしいから。当時映画は見てないけど、サントラを聴き…
「おみおくりの作法」をリメイクしたくなる気持ちもわかるし、日本なら誰だろう?と考えてみたら、阿部サダヲでもいいかもしれない。元ネタの「おみおくりの作法」はさらっと見て最後にグッときてしまったので、これもまず最後まで見てみます。 いつもはあん…
暑いし忙しいし映画の日だし、何かスカッ!とするものを見ようと思って行ってきました。結果・・・めちゃくちゃスカッとしました。娯楽映画ってこういうのですよね。 身体張って命がけのアクションに挑むトム・クルーズを見るたびに、「要心無用」という昔の…
ドキュメンタリーに原作があるってどういうことだろう?ストーリーの部分は本によるんだろうな、でも家族で撮ったビデオみたいな映像面の重要な部分は、あとで付け足したというのはもったいないくらい。 映画を毎日のように見るようになった10年くらい前に、…
この映画が2019年にロシアで作られたなんて、ほんとに謎な国だ。女性における戦禍をこんなにさらけ出して厳しく批判しておきながら、今は隣の国をためらいなく攻撃している。少ししか知らないけど、あの国にあっては、いろいろな考えや気持ちが一人の人の中…
<ネタバレあります> 韓国語のタイトルをそのまま訳した邦題だけど、意味がよくわからなかった。このフレーズ、せりふにありましたか?見逃したかな。 ホン・サンス監督作品は、敬愛するユペールせんぱいつながりで「3人のアンヌ」を見ただけでこれが2本目…
2022年のキネマ旬報ベストテン入賞作品のうちまだ見てなかったものが、U-NEXTにいくつも入っていると気づいて片っ端から見てる。 イーストウッド監督作品を5本も10本も見た人なら、サムネイル写真と短い解説を読んだだけでこの作品がわかるような気がしてし…
静かな映画だなぁ。同じ田中裕子が出てた「いつか読書する日」を思い出した。 この映画の印象は、静かだけどズン、ズン、と同じ調子で畳みかけてきて、第一印象よりは熱い作品だな。田中裕子の(「怪物」でも見せた)隠れた狂気みたいなものが夜の闇に漏れ出…
美しくてとても切ない作品だった。 チョウ・ドンユイ。すごい若さ!撮影時26歳だけど高校生といっても幼いくらいに見える。一方のイー・ヤンチェンシーは当時17歳の現役高校生だ。彼の方がたくましく大人に見える。 いじめって、主導者になる者はとてつもな…
R.I.P.コーマック・マッカーシー。「ノーカントリー」も同じ原作者ということは、この作品も救いのないバイオレントな作品か、と思う。でも冒頭でこの主役レスリー・バラッドは「神の子」と呼ばれる。そうか、この人には障がいがあるのか。ということは、ノ…
すごい感動的だなぁ。 私は恥を忍んでいうと、モリコーネの映画音楽で印象に残っているのは「ニュー・シネマ・パラダイス」や「続夕陽のガンマン」のメインテーマくらいで、膨大な数の名作を見ていながら音楽にあまり注意をひかれていませんでした。この場で…
なんて暑苦しくてエネルギッシュな映画でしょう。画面からあふれ出て押し寄せるカロリーがすごくて、見てるだけでインド人になってしまいそう。 今までに見た数少ないインド映画には、家族の愛情や、身分違いの恋や、宗教対立を果敢に描いてきたものなどがあ…