2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「エド・ウッド」見たらついこっちも借りてしまいました。 順番としては、ぜひエドウッドの後に見るべき。パロディだと思わなければ見てられないです。 スバラシイ駄作で、最初は爆笑しながら見られますが、わずか70数分が冗長で長く感じます。ところで、…
「絶望的」のちょっと手前だけど、なかなか希望の薄い映画です。 一見パリッとした七三分けの男が、酒の悪魔に取り憑かれて、家族や恋人の努力によってもなかなか這い上がれない。とうとう幻覚が見えてくる場面など、ホラー映画だろって感じなのですが、全体…
「1945年のクリスマス」っていう、ベアテさんの自伝的な本を読んだばかりだったので、そういう映画かと思っていたら、むしろ日本の男女平等の歴史に関するドキュメンタリーでした。ベアテさんなき今、彼女自身が動いてしゃべっている姿を見られたのが嬉しか…
1994年作品。映画の中にインチキくさいお化け屋敷が出てくるけど、これ自体がインチキなお化け屋敷のような映画でした。 実話なのに。エドウッドってほんとに変態だなぁ。本人が何を望もうと、この人には普通の映画は作れない…。でも多分、この人の作る映画…
1951年作品、日本初の総天然色映画。テレビで放送されたデジタルリマスター版を見ました。 鮮やかだけど色がなんか不自然。空の青が濃すぎて群青っぽいし、人物が黄色っぽい感じ。これでも、劣化した元の映像よりだいぶキレイなんだろうな。そんな色合いだけ…
1974年のアメリカ映画。リアル、ARGOの時代。面白かったです。 すごくよく作られた映画でした。 今はもうあまり誰もこの映画について語らなくなっているのが残念なくらい。 見終わった後に、深い人間愛のなんたらが心に残るというような映画ではないんだけど…
1942年作品。 名作と名高い、あの!カサブランカ、やっと見ました。 美しくかわいらしいイングリッド・バーグマン。やけにダンディなボギー。美しいセッティング、ロマンチックな映画なんだけど、なぜか名作っていう印象はあまりありませんでした。 こんなに…
不思議と縁のあるハワイアンズ。 社員旅行でも、仲間うちの旅行でも、福島の友達の家に遊びにいったときも、なんやかんやとこの施設に寄ることが多くて、私は震災前に4回くらいは行ってました。意外と食事がおいしかったり、施設が隅々までキレイだったり、…
なぜか、マイケルムーア監督の作品だと思い込んでました。 マイケルムーアだったら、もっとイジワルな誘導尋問とか、アポなし取材とかてんこ盛りだったかも。 目の付け所が面白いし、体を張ってとても誠実に事実を記録したことがすばらしいと思います。ただ…
面白かったけど、なんかみんな死んじゃうし、伝えたいことがあるようなないような、つかみどころのない映画でした。 このあとフィッシュストーリーとかゴールデンスランバーとかに結実していく何かを見た気はします。伊坂幸太郎の世界は、世の中にあるどうし…
1975年作品。アラブ世界とアメリカの関係を、対等に近いものとして描こうとした映画なのかな、と思います。 映画を見ているうちに立派な首長ライズリに誰もが共感し、彼の無事を祈るようになるのではないでしょうか。 とはいっても、そのアラブの首長を演じ…
1924年のサイレント映画。すごい、今からもう89年も前の映画です。日本は大正13年ですよ。 原題はGirl Shyっていいます。女性が苦手、っていう意味かしら。コメディといってもロマンチックな印象が強いのは、ロイドがカッコよくて相手の女性も美しいからでし…
1936年作品。トーキーです。ハロルド・ロイドという喜劇俳優は、キートン、チャップリンと並んで3代喜劇役者と呼ばれたそうです。まんまるい「ロイド眼鏡」の語源ともなった人で、ほんとう〜に一世を風靡していたらしい。これは彼が43歳のときの作品。原題は…
2008年作品。かなり話題になった記憶があるし東野圭吾は一時期たくさん読んだけど、幸い原作も読んでないし映画も初めて、完全初見です。容疑者Xが「献身」するというタイトルが惹きつけます。 ミステリアスでどきどきして、どんでん返しに驚き、堪能しまし…
うそでしょ、園子温?錦織良成監督の間違いだよね?(いい意味で)・・・彼も人の子だったんだなぁ。 でもつまんないよ。いいけどつまんないよ。 もうすこし、思いを昇華して精錬したものが見たい。 いいけど“小品”感が強いです。 これは、思いきり30分とか4…
1969年作品。 監督は森崎東ですが、「原案:山田洋次」。若い男女の元気な姿が爽快な映画です。 工場で働く姿も、寮でおしゃべりするときも、いきいきとして元気いっぱい。当時の流行歌が南極も出てくるのですが、その中で「クソくらえ節」の歌詞がすごいで…
1933年作品。敬愛するマルクス・ブラザーズ作品の中でも、名作?と名高い作品。 この映画の中には、なんとグルーチョが歌う場面がちょっとだけあるのですが、(いつもほオバチャン、マーガレット・デュモンも歌います)全体的には音楽は少ないほう。その分ギ…
2010年作品。タイトルを見ればだいたいの筋は見当がつきますが、ひとつひとつのエピソード、場面、その他いろいろなことを、とても丁寧に描いた作品です。嫁入りするオカンが大竹しのぶで、娘が宮崎あおい、オカンの婿が桐谷健太と、演技が濃い人たちを中心…
2007年のフランス映画。記憶も失わず、考える能力も劣ることはないのに、左目以外の全身が自分で動かせない。脳溢血になる前、彼はパリで人気ファッション雑誌の編集長だった。左目のまばたきだけで文字を選んで、彼は自伝を書くことになる。この映画は、最…
2012年作品。DVDになったばっかり。難しい題材だと思います。地震・津波に関しては、目に見える結果は出揃っているけど(精神的、社会的な長期にわたる影響など、まだこれから見ていかなければですが)、放射能の本当の影響はまだ出ていません。判別できるほ…
2001年作品。しびれた。ダニー・ボイルもロンドンもほんとに好き。しかしこれは私の長年のロンドン好きによるものなので、誰にでもお勧めするわけではありません。この作品も、BBCで放映するために作られたもの。シャロウ・グレイブにしろこれにしろ、ダニー…
2004年作品。冒頭から、ミステリアスで重厚で丁寧な、名作の予感。 被告の寺尾聡、彼を取り調べる警視の柴田恭平、新聞記者の鶴田真由。なんか1990年代っぽい妙に安心する配役。でも、121分のうち45分くらいでだいたいもう落ちがわかってしまって、あとは丁…
1940年作品なんですね。 古さを感じさせません。もうこの頃すでに映画って完成してたんだな・・・。怖くてイヤなかんじで、映画を見ながらそわそわしてしまう、といういつもの世界。でも、若いころの作品ほど、スピード感というか疾走感があって、ものすごい…
2005年のアメリカ映画。2時間半にわたるミュージカル映画。1996年から2008年までブロードウェイで人気を博したミュージカルを、オリジナルキャストの大半を使って映画化したものだそうです。ミュージカル、あまり苦手だとも思ったことないけど、これは入り…
1960年のイタリア映画。いかん、この映画も前に見たことがある。 超グラマーなブロンド美女が、遺跡のようなところでダンスをする場面。つけひげをつけて道化師のようになった男の笑顔。どうも記憶がある。 親友の落ち着いた生活と、その悲劇的な終わり。夫…
2012年作品。 新しい映画見るのって、時流に乗ってるかんじでいいなぁこの映画は・・・コメディだよね? プロレタリア映画だったらどうしようと思って見始めたけど、森山末来のひねくれてもどっかカラっとしたところがおかしくて、こういう奴いるよな〜って…
1993年の香港映画。中国/香港の映画は久しぶりで、1回目に見たときは全然入って行けなかったけど、2回目はまるでそんなのウソのようにはまり込みました。よーく練られていて、細部に行き届き、かつ全体では歴史的な壮大な絵を描くことに成功しています。登…
2002年制作、2006年公開作品。困った!園子温の物心ついた後の作品なのに、良さがわからない。 この監督とは相性がいいように想ってたんだけど。前提として、ジェイ・ウェストとかジョージ・ウィリアムズとか、にぎやかに喋るアメリカンな人が苦手なのです。…
1935年作品。 大好きなマルクス・ブラザーズの傑作と呼び名の高い作品です。 あー楽しかった。子どもに戻ってキャッキャ喜んでしまいます。楽しい音楽、ばかばかしい笑い、これって「ドリフ」が後に目指した世界ですね、、、って前にも書いたっけ。タイトル…
1948年のフランス映画。「初のファム・ファタール映画」と言われてるらしいです。今ファム・ファタールと言われてイメージするのはナイスバディでアクションもこなす峰不二子的な女性じゃないかと思います。でもこの映画でセシル・オーブリーの演じるマノン…