2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
試写会で見てきました。 大阪万博跡地に残る「太陽の塔」の内部がリニューアル公開されたことはよく知られてるので、その構造や個々のアイテムについて解説するドキュメンタリーかなと思ってたのですが、各界のさまざまな人たち28人が、僕の、私の、太陽の塔…
その(どの?)デイヴィッド・リンチ監督(※この映画タイトルではデヴィッド)の、「イレイサーヘッド」までの半生をインタビューしたドキュメンタリー映画。「ツインピークス リターン」を見るまで、リンチ監督は、気になるけど底が見えない怖い人って思っ…
また見てみた。 これが私とデイヴィッド・リンチ監督との実質的な出会い。 だって私はこれよりずっと後になってから「ツイン・ピークス」を見たので。 そのツイン・ピークス、通しで1&2シリーズを見たのは去年で、第3シリーズを先月通しで見てみたら、改…
何となく懐かしい感じがする近未来SF映画。 VRとかARとかバリバリにCGで回してるんだけど、ちょっと前に現在を予知した映像みたいだからかな。レクサスとかギネス、ベン&ジェリーズなど、映画内広告がすごいね! それから、民家に乱入してしまった場面やヨ…
あれ、イタリア映画かと思ったらイタリア語の口パクだ。 主役がバート・ランカスターなので、英語で話してたのかな。しかし何という耽美の世界。強烈な色彩とか完璧な造形とか、美しさの質がイタリアらしいです。血の匂いがするような。黒が効いています。黒…
1994年の作品。 Windows 3.1日本語版が出たばかりの頃なので、ハッキングをするPCの画面はテキストベースです。 この操作感でありながらガリガリと人のアカウントに侵入するなんて、カッコイイ・・・。 PCがこれなら、対人武器もこの頃より今は進化してるん…
「デトロイトでアフリカ系の住民たちが起こした暴動の話」「あのキャサリン・ビグローが撮った」とだけ意識しながら見はじめたら、ソウルミュージックのコンサートが始まった。そうだ、デトロイトはフォードの工場で栄えたモータ・シティ、つまりソウル・ミ…
邦題がいいですよね。英語のタイトル(Based on a True Story、これも皮肉だけど)よりいいと思います。 見ながらずっと、同監督の「ゴーストライター」と「毛皮のヴィーナス」をつい思い出してしまって、デルフィーヌ(主人公の私小説作家)と一緒に追い詰…
イギリスの映画かと思った。モンティ・パイソンに影響を受けた、キッツイギャグの好きなイギリス人がハードロックと時代とアメリカを笑う映画かと。それっぽいメロディに乗っているのは、ありえない歌詞。このルックスのこの時代のバンドが、デビュー当時は…
去年この前作がTV放送されたのを見て改めて大泣きして、にわかキューバ・マイブームに火がついてしまって年末にハバナまで行ってきた私なので、この映画も上映2日目に劇場に見に行きましたよ!今回もハンカチを用意して大いに泣きました。でもいわゆる感動…
1963年の作品。 2010年版を見て「こりゃ苦手だ」と思った経緯があったのですが、古いものなら好みかも?と思って借りてみました。登場人物のみなさんが大変魅力的ですね。 土井老中は若き日の丹波哲郎。極悪で愚かな殿様を演じた菅貫太郎って誰だろう?と思…
役所広司が画面にいると、安心するような嬉しいような気持ちになる。 きっと面白い映画だから、きっと悪い映画じゃないから。(ただ、無意識のうちに、悪いようで善意の人なんじゃないかと期待している) そして、福山雅治が彼の弁護人。相変わらず爽やかだ…
1979年の作品。 思い出してみると、この頃ってはちきれそうに豊満な女性の裸が表紙の漫画雑誌とか、ふつうに置いてあったし、その中では多分女性は押し倒されれば誰にでも抱かれていたんだろう。そういう時代の、バイオレントでセクシーで強欲なくせにセンチ…
1945年の作品。 先日見た西部劇「大砂塵」は1954年なので、それより9年前です。ジョーン・クロフォードこの時39才?(諸説あるそうです)。主婦から起業して大成功しているバリバリの実業家ですが、娘に甘くてスポイルしている。真面目で誠実な前夫と真逆の…
面白いっちゃ面白いけど、なんで平均点がこんなに高いのか、ちょっとびっくりしてる。 いい部分は、若い役者さんたちが生き生きしてて皆いい演技。永野芽郁はマドンナ的存在って感じはしないけど、天然な感じは悪くないなぁと思います。でもキャラクターをデ…
1953年の作品。 西部劇といっても、少年と通りすがりのイケてるガンマンとの”友情”がテーマだし、カラーで絵がきれいなので、「大草原の小さな家」を思い出します。(20年後のテレビシリーズですが) やたらと、シェーンとお父さん、シェーンと少年が、顔を…
1989年のアメリカ映画。およそ30年前だ。。。 当時この映画を見て好きだった記憶があって、ずっとまた見ようと思ってました。 当時はまだまだ小娘で、ラウンジでジャズを演奏する大人な世界にポーッとなっただけだったのかもしれません。 ミシェル・ファイフ…
スペイン語圏がいかに広いか、いかに優れた映画監督がいるか、最近実感しています。私の目につくところにもっともっと現れてきてくれたらいいな。冒頭からハビエル・バルデムが怖い。でも怖いのは顔だけで(w)、この映画は監督もあちこちで語っているように…
エル・ファニング(ちょっと猫背、可愛い)が心は男の子という役をやる映画だとは知ってたけど、その母がナオミ・ワッツ、祖母がスーザン・サランドンかぁ。歴史・・・。<以下ネタバレあり> 祖母がレズビアンカップル、シングルマザーの母は父と思われる男…
これは何だったんだろう? 中年女性(私)が一人でガラガラな夜の映画館に見に行くような映画だったのか? 私といろんな趣味の合う人(その人もいい年齢の女性w)から勧められて、あえて前知識なしで挑戦してきたのですが。 ・・・答えはYesだな。こういう過…
小さな会社で、うつで会社をしばらく休んでいた女性が、復職するかどうかを他の社員の投票で決める。もう一つの選択肢は、自分たちへの特別ボーナス。・・・この設定自体はおかしいし気持ち悪い。前より安い賃金で復職するか特別退職金をもらうか、彼女自身…
ナッシュビルはカントリー音楽の聖地。 出てくる歌手たちにはみんなモデルがいるような気がする。「ビルとメリーとトム」はピーター・ポール&マリーだとして、「ヘヴン・ハミルトン」はニール・ダイヤモンドに見える。グラマーなシンガーのコニー・ホワイト…
北野監督の作品とは元々なんとなく相性が良くない上に任侠ものはかなり苦手な方なのに、「アウトレイジ」と「ビヨンド」は意外に面白く見たのだ。とはいえこの作品は、前二作と違ってタイトルに魅力をぜんぜん感じなかったんだけど(だって「アウトレイジ」…