その他の国の映画(80年代まで)
自動車事故だろうが何だろうが、性的なことに命をかけるほど没頭できるのって不思議だし、大人~って思う。戦場に慰安所が必要だったり、カラヤンやプリンスがステージ後に何人も女性を部屋に手配させたって話があったり。そういう指向が人間にあるなら、富…
私の好きなブニュエル監督、まだ見てない映画が何本もあります。これもやっと回ってきました。なんか、監督らしくないな。言語がフランス語だし(監督はメキシコ人なのでスペイン語が母語)。南米でフランス領といえばフランス領ギアナだろうか。(いまも独…
私は素人だけど「日経アーキテクチュア」を購読してたこともあるくらい建築が好きなので、冒頭からこの何でも完璧に揃った機能的アパートにぽーっとなってしまいます。ベルリンの「ヴァイセ・シュタット」みたいで。でも監督が監督なのでこのあとの展開は覚…
ペドロ・アルモドバルが製作、ギレルモ・デル・トロが監督のダーク・ホラー・ファンタジーです。 「オール・アバウト・マイ・マザー」のポスターでおなじみマリサ・パレデス。彼女はシリアスな感じがあって、コメディ色の強い初期のアルモドバル作品には出て…
ルイス・ブニュエル好きなので、レンタルしました。ヒネリや驚きなど一つも仕込まれていない、純粋な人間ドラマです。 年の離れた夫と若くて美しい妻、愛しい息子、そこに現れるナイス・ガイ。 オチがないけど、波乱万丈より人の内面を描きたい監督だと思う…
1969年にブラジルでこんな映画が作られてたとは! 欧米が知らなかった民族が初めて発見されたかのような衝撃です。老婆から生まれた、大人の男の姿をした神話的子ども「マクナイーマ」、強いていえば昔「ひょうきん族」に出てた「アダモちゃん」のようです。…
美しい。無駄に美しい。 岩山になぜ全員白のドレスで出かける。その後の場面では色のついた服をみんな着てるのに。これはつまり、この映画が様式であるという印だ。最初からリアリティを求めるなと釘を刺されてるんだ。 無駄に切なくてロマンチック。わかっ…
(メキシコ映画は「その他の国」の分類になってしまうんだよな。) 「アンダルシアの犬」でルイス・ブニュエルのイメージを持ってしまうと、この映画などは社会派の作品に見えてギャップを感じてしまいそう。かなりきっちりとストーリーを追って作られたドラ…
オーストラリア映画。 退治される暴走族のおバカっぷりがすごい。若すぎて”メル・ギブソンの息子”ふうのメル・ギブソンも、底のない熱血っぷりが清々しい。ヒネリも何もない暴力的な映画だけど、ストレートな魅力はありますよね。しかしこの第一作ですでに、…
あのホドロフスキーの出世作。 ジョン・レノン&オノ・ヨーコが大絶賛したとか、いろんな評判を聞くけど、自分が神になって監督も主演もなんでもかんでもやって、息子も出演させるなんて映画は、狂人の世界だから面白いというなんだろうと思う。私はダリは好…