2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧
面白いなぁ。 「惑星ソラリス」が「100分de名著」で取り上げられて、改めてあんな昔にすごい本が書かれたものだと驚嘆したんだけど、ここ数年の新しいSF映画、「インターステラー」とかこの「メッセージ」とかも、今の人間の知識を超えた、もっと大きな世界…
素敵・・・。(目がハート) 人生における目的を初めて見つけたわ。 長生きしてモードになる! この先誰かに「自由って何?」と聞かれたら、モードを指差せばいい。ハロルドとモードの年齢差は、ピコ太郎夫妻をやすやすと超えています。 この時モード80歳、…
1964年の作品。当時の人気ドラマってかんじかな。 マッチョだけで純情なロック・ハドソンが、釣りができない釣り道具セールスマンの役。彼と出会って恋に落ちるのは、ポーラ・プレンティスという女優さん。美人だけど、美人という印象より、勢いがあって元気…
結構古くて1983年の作品。 これは一見、怖い映画っぽい?いや、本当に怖い映画なのか。 ちゃんとドストエフスキーの「罪と罰」が原作のようです。 ラスコーリニコフ改めラヒカイネン、嫌味な知能犯ではあるんだろうけど、冷めて乾いてちょっと荒れているので…
1990年の映画。 てことは、今から27年前。いつもの女優さんカティ・オウティネンがまだ「少女」で通る昔。仏頂面は今と同じですが(特に仕事中。目の周りのクマがすごい)、男と踊ってるときや、彼のベッドで幸せに目覚めたときなどの娘らしいうっとりとした…
冒頭から意味があると思えない殺戮が起こり、その後も先住民の女を強奪してはべらせる、あっちがこっちを殺してこっちがあっちを殺すという場面が続いて、見るのがわりと苦痛な世界です。 日本の監督でいうと岡本喜八はちょっとダメ、長唄はいいけど浄瑠璃は…
1986年のトレンディ映画。 気軽に見られるラブコメだけど、出会って付き合って一緒に暮らすようになって、なぜかうまくいかなくなって・・・という普遍的なものが感じられて、少し切なくなります。「(500)日のサマー」みたいな。 自然にうまくいく夫婦なん…
なぜか老イケメン4人組の映画が続きます(笑) ロバート・デニーロでしょ〜、マイケル・ダグラスでしょ〜、モーガン・フリーマンでしょ・・・そしてケヴィン・クライン。ケヴィン・クラインって誰だっけ?と思ったら、この間「ワンダとダイヤと優しい奴ら」…
2000年って、けっこう昔の作品だねぇ。 大昔の宇宙飛行士たちが、古いロシアの通信衛星を修理するために宇宙に飛び立つ、というファンタジーSF?です。これは楽しい。さすがのイーストウッド監督です。ありえない状況を、なんとなくなるほどと思わせてしまい…
これは面白かった。 たまたま誘われて前知識ゼロで見た、という期待のないシチュエーションも良かった。 単に「どんでん返しに次ぐどんでん返し」というのでなく、人物たちを執念深いくらいじっくりと作り上げてるので、本当に見応えがありました。 ジェシカ…
オーストリアで1995年に作られた映画。 ハネケ監督って、最初の頃から徹底的にイジワルだなぁ。わかりやすくしない、期待があると思えば必ず裏切る、伝えたいことがあれば隠す。監督のインタビューがDVDに収録されてるのですが、真っ白いヒゲでいっぱいの顔…
1985年の作品。 松田優作が若い。けど小林薫は変わらないなぁ。 藤谷美和子は、まさにはまり役。華やいだところのある穏やかな美人だけど、どこか、感受性が強くて予想がつかないところがある。この女性を好きになった男性は、他の女性に興味が持てなくなる…
2015年の作品。 この監督の作品って、飛行機の機内で見たものが多いなぁ・・・。宣伝がかなり派手で、見て後悔することはないんだけど、こういう風に公開から2年たってみると、忘れかけている。映像は綺麗だけどくっきりしすぎてCG臭が強い。(3D公開された…
これも面白かった。 寓話的世界を描くのがうまい監督ですね。 「出張」は、「出張」じゃなかった。 マリク君はぷくぷくして幸せそうな坊やだけど、色んなことで結構傷ついてる。夜になると、大好きな女の子の夢をみる・・・実は体の方も歩いて彼女のところに…
「アンダーグラウンド」を撮ったユーゴスラビアの監督、エミール・クストリッツァの作品。 ユーゴスラビアの愛すべき「チンピラ」たちの、やさぐれっぷりが最高。すごーく土着感があっていいなぁ。このヨゴレ感。この人たち俳優かしら。本物のちんぴらさんじ…
この監督の映画の、静かに祝祭的で民話のような感じが好きなんだけど、この映画はちょっと難しかったなぁ。静かすぎるのかな。 アレクサンダーって「大王」じゃなくて「偉大なる脱走者」なんじゃないの?その辺の違和感もなんだかずっと気になってしまったの…
1972年、45年も前の映画! タイトルからしてワクワクしますね。フランス映画でこのタイトルなら、相当皮肉の効いた作品に決まってます。 お高くとまった夫婦たちと、慇懃さを演じ続ける召使いたち。考えてみればこういう生活自体がお芝居みたいで可笑しい。…
複雑に入り組んだストーリーを、すっきりと無駄なく撮ってるなぁ。 デジタルリマスター版を見たので、1986年(今から31年前!)と言われてもピンとこないくらい、そのシンプルさを新しく感じます。思い込みが強く純粋な主人公の医師が陥っていく暗闇。 ナン…
激賞するつもりはないけど、夏帆の演技が自然に普通で、岡田将生も都会から来たといってもまだシャイな初々しい少年らしくて、懐かしい気持ちになる映画でした。 みんなが、中学の卒業式の日の教室で感じた、同じ切なさを思い出して共感できる。 17年前の映…
1992年のアメリカ映画、だけど、ハリウッド映画と言うとアルトマン監督が暴れるのかな。 ジャンルは「コメディ」になってる。サスペンスではなく。それは「ファーゴ」がコメディであるのと同じ意味で。ハリウッドの人たちは、たまにハリウッド批判をしたがる…
人生における”たそがれ”を描いた映画はいろいろあるけど、この映画は切なくもユーモラスに、醜い部分が体にも心にもあるかもしれないけど、できるだけ綺麗に終わりを迎えたい映画です。終わりを思うとき、始まりを思い出すのかな。中年といえる年齢に達して…
1983年といえば今から34年も前か。 コッポラ監督はこの映画で何を表現したかったんだろう。 若さは愚かだ、ということ?それにしては音楽が不似合いに 80年代すぎる。キラキラしてる。 白黒映画だけど、ジム・ジャームッシュ作品みたいな生活感がなくて、み…
1971年のアメリカ映画。 そんなこと言わなくてもわかるくらい、70年代のアメリカ感がいっぱい。(以下、いろいろネタバレ)ジョン・カサヴェテスって面白い。 妻が主役の映画の脚本を書き、監督しつつ、自分は彼女の情婦として登場する。家族がありながら彼…
1954年のアメリカ映画。 とてもよくできた、家族でもカップルでも楽しめる良い映画です。今はこういう映画ってあまり人気がないかもしれないけど、見てよかったです。ジェームズ・スチュワートが出てるとつい、事件に巻き込まれるのかなと思ってしまいますが…
いやー変な映画だった。 新しいBoy meets girl映画、と言われれば確かにそうだ。 少年少女時代に恋をする異性って、まるで異星人のように新鮮。全然予想も理解もできないけど、目をそらせることができないくらい、輝いてて美しい。という意味で、この映画自…