2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
最近エネルギッシュな映画ばっかり見てたので、おじいちゃんの家に里帰りしたような何もない風景に一瞬引いてしまいました。ドキュメンタリーみたいだし、これは切なくなる心の準備が必要なのかな、と。 でも、なんかこの静かな絵が、心地よいのです。静かに…
1996年ですよ。もう21年前ですよ。 しかし冒頭の「Lust for Life」でレントンが走ってくるところから、いきなり気分が上がりますね! ”スコットランドで一番汚いトイレ”で気持ち悪くなったイメージが強くて、21年ぶりに見ると(意外ときれいな映画じゃないか…
2009年の韓国映画。現代バンバイアもの。というより、バンパイアになることや襲われることを通じて道徳やエロスに挑む作品、といった印象。 韓国映画の特徴として、血管が切れそうなくらい高まる感情表現が挙げられると思うのですが、(それに対して日本は薄…
1999年、2年前に公開された「ブエノスアイレス」のメイキング的なドキュメンタリー映画が作られました。 「ブエノスアイレス」好きなんですよ。テーマ曲の「Happy Together」がなんともいえず楽しくて切なくて、まだ失恋も何も知らない、この先かならず傷つ…
樹海映画として、ガス・ヴァン・サント監督「追憶の森」、ジェイソン・ザダ 監督「JUKAI 樹海」に続いて3本目。なぜか自分の中で樹海ブーム、近々樹海ウォーキングツアーにまで行こうという勢いです。バカ?「追憶の森」はちょっとファンタジック、「J…
この監督の「サウダーヂ」って映画をずっと見たいと思ってるんだけど、DVDレンタルしてないし、上映館を探し続けるのもしんどくて、これで初めてこの監督の作品を見ました。@テアトル新宿。最近こういう、プロの役者じゃない人たちを起用した映画が面白い。…
面白かった。綾野剛の捨て身の演技が、中村獅童、ピエール瀧、木下隆行といった安定の悪役をさらに盛り上げています。しかし綾野剛の愛嬌で、ふしぎと憎めない。 それにしてもYOUNG DAIS いいですね!お人好し丸出し、屈託のかけらもない満面の笑みから、絶…
オランダ映画かぁ。見るの初めてかな。 アキ・カウリスマキ的な、むっつりコミカルなおじさん達。 いつもしかめっ面の「テオ」が、フレッドの歌に入れる”合いの手”では爆笑してしまった。 すっかり変わり果てた姿で歌う息子と、やけに照明の明るい店内で向き…
原作は1978年の出版。大昔に読んだと思ったけど、本当に映画の36年も前の作品だ。 思いのほか力作でした。しかしこんなお話だっけ・・・。 ”私の中には海がある”みたいな書き出しじゃなかったっけ。 「DJあおい」にぶった斬らせたら、ひとたまりもないよう…
「17歳」の流れで見てみた。 2004年といえばもう13年も前です。 いきなり冒頭で刺青を掘っている中村達也の髪がまだ長い。でも彼も男3人も、あんまり変わらないなぁ。 ハナコの演技が硬すぎてどうしようって感じだし、ちょっとスタイリッシュに仕上げよ…
なんかこういう映画ってあるよなぁ。この間見た「ドリーマーズ」とか・・・「ニンフォマニアックス」はその最たるものだけど。「ラマン」とか。自分の若さを持て余してドブに捨てるようなことをせずにいられなくなる、若い女の子の話。 この映画の面白いとこ…
1959年の日本映画。つまり昭和でいうと34年か。終戦が20年だから、さすがに焼け野原などはもうないけど、高度成長期というにはまだどこかのんびりした生活ぶりです。 でも、ぱっと見いまとそう変わらないのに、博士のお宅に、書生とその弟たちが靴磨きなどし…
1974年のアメリカ映画。 といってもドイツロケが多く編集はイギリスでやったとのこと、イギリス映画っぽい印象。見応えありましたよ。原作を読んでないけど、かなり事実ベースなんですよね。この頃はまだ、戦犯たちが現役で活動してたんだ。今やジョン・ヴォ…
楽しい・・・。 ベン・スティラーって、普通のアメリカの男を演じて見事に好感度高く、日本でいえば大泉洋みたいな存在感でしょうか。ヒゲが似合うのはダンブルドアだけだとか、Can you hear me Major Tom(デヴィッド・ボウイのスペース・オディティ)とか、…
ライフ・オブ・パイと一緒にレンタルしてしまった。ずいぶん虚々実々な作品の取り合わせだ。まるでギンレイホールの二本立て!それにしても面白かった。主役の僧正玄奘を演じたウェン・ジャンは、親しみやすいユーモアたっぷりのイケメン(谷原章介っぽい?…
せっかくなのでパイデイ(π=3.14)に見ようと思ったのに、2日遅れてしまった。この映画は、公開の半年後くらいにオンデマンドや機内で何回も見るチャンスがあったんだけど、なんとなく惹かれずに見ないまま4年も経ってしまいました。先日見た同じ監督の「…
2016年に作られたドキュメンタリー。 ああ、もう二人になっちゃってるよ。ビートルズは、解散後にジョン・レノンが好きで聴き始めたという時代の人間なので、初期のことは「小学校の徒競走で『抱きしめたい』がかかてたっけ」みたいな感じで、なんとなくSgt.…
これは新しい、2015年のアメリカ映画。 ガス・ヴァン・サントの「追憶の森」を見て樹海って綺麗だなぁと思ったので、関連作品(←違う)も見てみました。こっちの方が、日本における青木ヶ原の意味をちゃんと説明してあるので、セカイイサンのマウントフジを…
ジョセフ・ゴードン・レヴィット。 もうすぐ公開される「スノーデン」の主役、ということは、「(500)日のサマー」の、あのちょっと頼りない青年だ。この映画では、なんとなくちょっとマニアックだけど明るい青年に成長してる。 なんだろう、この人の陰…
悲しいな。辛いな。 才能ってなんなんだろう。簡単に「天才」って呼んでるものってなんなんだろう。 一見、どこにでもいるようなちょっと悪い女の子みたいなのに、彼女の中に何が入ってるんだろう。 人気ってイジメにも似てるな。 巨大に頭を盛り上げた、痩…