映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ヴァルディミール・ヨハンソン監督「LAMB」3766本目

羊ちゃん可愛かったけど、「ひつじこども」だった。日本のアニメなら違和感ないけど、ヨーロッパの実写映画なので、家畜に服を着せて子どもとして暮らしてることはかなり違和感があって、ムズムズします。でもこれって、設定を変えれば、たとえば先住民の子どもをさらってきて勝手に自分ちの子として育ててるようでもあります。女が先住民の女、あるいはメスの羊を銃殺することと、羊男が男を銃殺することに、命の重さの違いはありません。

自分の子どもがいなくて他の子どもを育てる、という点では「八月の蝉」に似た部分もあるような。

映画のことを考えていたら、昨夜も飼い猫が布団に入ってきて、男とひつじこどものように仲良く寝ながら、本来はこいつも同種の生き物で集まって暮らした方が自然なんだろうな、でも捨て猫ひきとるとき「家の外に出しません」って誓約書書かされるし…など考えていました。なにが正しくてなにが問題なのか…複雑な気持ちになるのでした。

LAMB/ラム(字幕版)

LAMB/ラム(字幕版)

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