映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

森崎東監督「喜劇・女は度胸」294本目

1969年作品。
監督は森崎東ですが、「原案:山田洋次」。

若い男女の元気な姿が爽快な映画です。
工場で働く姿も、寮でおしゃべりするときも、いきいきとして元気いっぱい。

当時の流行歌が南極も出てくるのですが、その中で「クソくらえ節」の歌詞がすごいです。”くそくらえったら死んじまえ、くそくらえったら死んじまえ、この世で一番偉いのは電子計算機”・・・今これ一緒に歌いたい人いっぱいいそうですね。

渥美清が寅さんのまんまの役柄で出てますが、「男はつらいよ」が始まるのは翌年ですね。彼が通うコールガールの「ひとみ」を演じてるのは沖山秀子という女優さん。セクシーで野性的で素敵です。恋する男女は倍賞美津子と河原崎健三。
渥美清と河原崎健三が兄弟で、その親は清川虹子花沢徳衛
まぁ他愛ない物語だけど、人物が光っていました。