映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

シドニー・ポラック監督「トッツィー」424本目

笑った笑った。
女装した男みたいなおばさんっているよね。そんなおばさん風でした。
カツラのパーマの当たり具合とか、のどぼとけを隠す高い襟やスカーフ、なぜか付け歯、とか、絶妙な女装道具がおかしい。一番受けたのは、彼女の家に泊まるときに用意してあった「寝るとき用のカーラーを巻いたカツラ」。
むちゃくちゃなストーリーなのに、なんとなくいそうな感じがして違和感なく楽しめました。
ダスティンホフマン、スリムだし小柄だから、ほんとに女性に見えましたよ。
ビルマーレー(私この人大好き)のひょうひょうとした感じも、絶妙。ドロシーが親父に迫られてる場面でちょうど帰宅したときの、彼の表情とか、最高でしたね。
公開当時に、ポップコーン片手に、会場中でワイワイ笑いながら見たら楽しかっただろうな…。