もしも自分が余命宣告を受けたら、こんな風に過ごしたい…という夢とあこがれを描いた、美しくクリーンな映画でした。女性にしか作れない作品だと思います。
これほど生きることに対する欲をさらっと捨てられる人って、どれくらいいるんだろう。死にたくないよ〜って騒いで大泣きして、夫の再婚相手を勝手に想像して嫉妬したりしないのかな。
彼女は、優しい夫と可愛い子どもたちがいて、なんとか暮らせる仕事があって…学校にも行けなかったし父は刑務所だけど、足りることを知れば幸せだったといえるのかもしれない。
それでも、残された人たちは泣くだろうね。
主人公の母がデボラハリーに似てるなーと思って見てたら、本人だった。