映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

サム・テイラー=ジョンソン 監督「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」1569本目

純情可憐な少女とプリンス・チャーミングと、黒塗りの車と素敵なホテルと自家用ヘリコプター。
これは、ロマンス小説だったのか。女性向けの。
大学の卒業式のスピーチをする、養母に育てられた若き成功者、ってジョブズっぽいイメージなのかな。こういう妄想ドラマに出てくるエグゼクティブって暇そうだけど、本当はもう少し職場にいないとなぁ・・・。

ソフトでロマンチックなSMの世界だし、ズブズブに沈み込んでいく訳でもない。あくまでも常識的な範囲でみられる映画でした。含みを残して「つづく」という感じで終わるし、音楽なんかも、アメリカの連続ドラマっぽい。
え、これ三部作なんだ。第二作目が上映中。うーむ、映画館にまでは行かないかな〜。