映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジム・ジャームッシュ 監督「コーヒー&シガレッツ」1619本目

これは、少しずつ撮り溜めたものなので、制作年はバラバラだと思うけど、まとめて世に出たのが2003年。
私やっとジャームッシュ監督の作品を楽しめるようになったみたい。パターソンのおかげだ。
スタイリッシュだとか思わず、いろんな人たちの日常のちょっとおかしなエピソードとして見れば、どれもちょっと面白い。
なんて長い間勘違いしてたんだろう。ごめんねジャームッシュ

タバコは吸わないけど、美味しく、あるいはなんとなく、あるいはただダラダラと、一人でまたは複数で、コーヒーばかり飲んでる私にとって、なんかありそうなスケッチでした。コーヒーが何かに貢献してるとも思わないけど、コーヒーがなければ緊張感ばかりでどうにもならなかった風景が、コーヒーのおかげで微妙に動き出す。

楽しめました。はい。