映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョン・カーラン 監督「夫以外の選択肢」1740本目

ナオミ・ワッツが好きで見ました。
なかなか難しいね、男女のあいだって。
情熱的に夫を愛するテリー(ローラ・ダーン)が最後は落ち着いていて、ずっと遊びみたいだったイーディス(ナオミ・ワッツ)が希望を失い、ジャック(マーク・ラファロ)は絶望し、気楽そうだったハンク(ピーター・クラウス)がショックを受けている。
途中までは、不幸になるのは片方ずつだけだと思ってたけど、誰も救われないなぁ。
「だから浮気はよくない」みたいな安直な教訓もない。
でも、ひねりがあるわけでも、見ため以上の深さがあるわけでもないかな。。
道に迷ったような気持ちです。