映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2012-03-18から1日間の記事一覧

降旗康男監督「駅〜Station」74

1981年作品。日本の港町の風情って、荒っぽくて強くてからっとしてて、いいです。うっとりするような、しかし湿っぽくならない情緒のあふれる映画でした。この映画ってオムニバスストーリーだったんだな。 高倉健演じる、射撃の名手の警察官と、そのもと妻や…

松田優作監督「ア・ホーマンス」73

1986年作品。 新宿大ガードの下を中野方面からくぐって行くときの、オッペン化粧品のあじさいみたいなネオンとか、サクラカラーとかサンペイグッドカメラとか、上京したころに見ていた景色が冒頭から出てきて、フラッシュバックのような感覚をおぼえました。…