映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2014-07-15から1日間の記事一覧

ヴェラ・ヒティロヴァ 監督「ひなぎく」751本目

へんな映画だった。可愛い女の子二人が、これでもかこれでもかと、少女なりの破壊のかぎりを尽くす映画だった。そこまでやるか?と違和感を感じたんだけど、そういう違和感には意味があることが多い。 この映画がつくられた1966年のチェコスロバキアは、ちょ…

セルゲイ・パヴィッチ監督「ホドロフスキーのDUNE」750本目

わたしはスティングが出てるDUNEも、それなりに楽しく見た記憶があるんだけど、当時もあの映画は激しくバカにされてた気がします。映画のなかで何度も出てくる「DUNEバイブル」は、そのまま豪華革張り本として発売して、それだけを学ぶ1年くらいのコースを…