映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2024-04-01から1日間の記事一覧

アキ・カウリスマキ監督「ラ・ヴィ・ド・ボエーム」3750本目

わかりやすい映画だった、カウリスマキ監督にしては。 「ラ・ボエーム」は権八と同系列のカフェ、じゃなくて、プッチーニの有名なオペラで、ボヘミアンな男女のうち薄幸のミミが病死するのは既知なので、「ロミオとジュリエット」のようにこの筋をベースに見…

アキ・カウリスマキ監督「愛しのタチアナ」3749本目

わずか62分の作品だけど、たっぷりとカウリスマキ監督の世界を味わえます。 いつものマッティ・ペロンパー(アル中)とカティ・オウティネン(エストニアからの旅行者)に加えて、レニングラード・カウボーイズのマト・ヴァルトネン(コーヒー中毒の仕立て屋…