映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

トム・フーパー監督「英国王のスピーチ」158本目

2010年作品。

言うことないです。ドラマチックな史実、イギリス的ユーモア、忍耐をともなう強い友情、本物の王の風格。お腹を抱えて爆笑し、深く感動できる名作。

王を演じるコリン・ファース、王妃のヘレナ・ボナム・カーター言語療法士ジェフリー・ラッシュ、3人とも完璧です。

もともと英国的なものが大好きだし、ヨーロッパ映画の地味さは俳優のうまさを際立たせると思ってるし、私が映画に求めるものがしっかり入った映画でした。

アクションとかホラーとか3Dとかアニメとかが好きな人にも、わかってほしいなぁ、味あわせてあげたいなぁ、こういう感動。以上。