映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

エドワード・サザーランド監督「ローレル&ハーディの天国二人道中」270本目

1939年作品。

コンピレーション的DVDセットを買ったら入ってたので見ました。
これまで彼らのことは知りませんでした・・・。

おデブでワガママなハーディと、チビで小心者のローレルのドジな二人組が、どこへ行っても騒動を引き起こす・・・というドタバタ喜劇です。この映画では、ハーディがパリで失恋して、それを忘れるために外国人部隊に入り、そこで失敗や脱走を繰り返すという物語。

このときコンビ結成20年近いんだけど、なんとなくぎこちない感じで、チャップリンキートンマルクス兄弟のしなやかさはありません。途中ローレルが弾くハープはとても達者で、ちょっと唐突だけど楽しい。

といっても、やっぱりちょっと物足りない作品ではありました。