映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マイケル・カーティス監督「カサブランカ」302本目

1942年作品。
名作と名高い、あの!カサブランカ、やっと見ました。
美しくかわいらしいイングリッド・バーグマン。やけにダンディなボギー。美しいセッティング、ロマンチックな映画なんだけど、なぜか名作っていう印象はあまりありませんでした。
こんなに戦時色の強い映画だと思わなかったです。それと、ニヒルで有名なボギーが若かりし頃のイングリッドとのロマンスの回想シーンでにやついてたのにもびっくりしました。

ボギーはきっと、日本での高倉健なんだな。だから愛する女のために身を引く。困っている人のために黙って便宜をはかる、あこがれの男。

イングリッドさんの若い頃はちょっと真木よう子に似てるな〜。
いやーそれにしても、ハリウッドには彼女にしろグレタガルボにしろ、北欧美人やヨーロッパから来た監督がたくさんいるのね。