映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

シュエ・シャオルー 監督「海洋天堂」1440本目

2010年の中国作品。
「天堂」って天国のことなんだ。
北野武的、泣ける抒情の世界、と感じました。
自閉症の大福くんの表情や演技は、なぜか?「道」のジェルソミーナみたい。
彼を残して逝かなければならない、真面目で愛情深い父親と、周囲の優しい人たちの物語でした。
おとぎ話みたいに優しい。現実にはもっと厳しいこともたくさんあると思うけど、こんな世界があるといいなと思います。

ピエロのお姉さんは、「薄氷の殺人」のグイ・ルンメイだ!やっぱり透明でキレイだなぁ。ちょっと波瑠に似てる・・・。

海洋天堂 [DVD]

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