映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロバート・ゼメキス 監督「ザ・ウォーク」1511本目

ジョセフ・ゴードン・レヴィット。
もうすぐ公開される「スノーデン」の主役、ということは、「(500)日のサマー」の、あのちょっと頼りない青年だ。この映画では、なんとなくちょっとマニアックだけど明るい青年に成長してる。
なんだろう、この人の陰影。なんかちょっと暗い部分があるのに満面の笑み、その隙間がつい気になってしまう、という引き込みかた。

いきなり自分語りで始まる冒頭。えっ、と思いながらすぐに馴染んでしまう、バック・トゥ・ザ・フューチャーの手法の親しみやすさ、ロバート・ゼメキス監督。
面白く、くすぐってくれる作品だけど、息苦しいほどの緊張感とかはあまりなかったです。