映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ポール・ジャストマン 監督「永遠のモータウン」2839本目

原題は「Standing in the shadows of Motown」。ヒット曲「Standing in the shadows of Love」にひっかけてあるので、ラストあたりで流れるかと思ったら一度も使われてませんでした。タイトル通り、モータウンの裏方をやっていたファンク・ブラザーズの映画です。(タイトルではまったくそのことがわからないこの感じ、題材に対してちょい失礼な邦題コレクションに入れたい気もする)(作ってないけどそんなコレクション)

ファンク・ブラザーズ、そういう世界一のスタジオ・ミュージシャンたちがいることは聞いたことありました。若い頃にR&B好きなバンドマンとつきあってたからな。でも彼はミシシッピ・デルタのブルースのほうが好きで、モータウンが好きだったのは私の方。

そんな話はどうでもいいのですが、彼らがやっと今脚光を浴びてるのって、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・バンド」みたいだな。でもファンク・ブラザーズは今もまだ日本語のWikipediaの項目がない。こんなに偉大なのに。

ザ・バンドも連想しちゃうんですよ。長くずっと一緒に音楽をやってきた人たちにしかない、とろけるようなハーモニーがあるのが共通点です。アンサンブルの妙。

ブーツィー・コリンズが現在の映像で歌ってるけど本当なら息子が出て彼のことを語るような年齢のはず?つっても18年も前の映画だから当時は51歳か。30代くらいに見えるけどな…

ブルースいいなやっぱり。仕事する気がなくなるから忙しい頃は聞かなかったけど、今はどうせ怠けてるのでもうちょっと音楽のある生活をしようかな‥‥。

永遠のモータウン(字幕版)

永遠のモータウン(字幕版)

  • 発売日: 2017/10/20
  • メディア: Prime Video