映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-01-13から1日間の記事一覧

境宗久監督「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」198本目

2009年作品。ワンピースの映画のうち、なんと10本目!ドラえもん映画かなにかのように、ずーっと映画も作られてたのですね。いまは東映まんが、じゃなくてアニメ祭りで子どもたちはこんなに想像力豊かなものを見てるんだ。ワンピースって、なんの制約もない…

トラン・アン・ユン監督「青いパパイヤの香り」197本目

1993年公開作品。 フランスで作られたベトナム映画、らしい。そうだったのか。タイトルは当時からずっと知ってたけど、こんな映画だったんだ。思ってたのと全然違います。素朴でかわいそうな感じの映画かなと勝手に思ってたみたいです。筋がわかりにくいけど…

西川美和監督「ゆれる」196本目

2006年公開作品。これは、面白かった。見応えがありました。 オダギリジョーから染み出す、(どうでもいいよ)感、香川照之の(真面目にしかできない)感じとかがよく出ています。役者さんそれぞれの、よく知られた特徴と、あまり知られていない弱点をうまく…

宮崎吾朗監督「コクリコ坂から」195本目

2011年公開。時代は1960年代。港町の下宿屋の娘、海は高校生。船長だった父を海で失い、遠くの町で大学の助教授をやっている母がいなくても、学校に行きながら下宿屋を支えている。海は、高校で「カルチェラタン」と呼ばれる部活動棟の建て替え反対運動をし…